「宗教2世」問題というのは、重大かつ深刻な「カルト宗教2世」問題のこと

来年こそは・・・

「カルト宗教2世」問題は、通称「宗教2世」問題

今日で12月。今年も終わる。2022年の大事件と言えば安倍元総理銃撃事件。この事件をきっかけに政治と宗教の癒着が暴かれ、「宗教2世」問題が明るみに出た。「宗教2世」は今年の流行語にまでなった。

「宗教2世」とは「カルト宗教2世」のことで、実家が寺で跡を継がされたというパターンはニュアンス的に含まない。家を継いだ場合は二代目だし、そもそも代々の寺とかなら何代目とかになる。2世どころではない。

宗教2世というのは、バカ親の宗教1世がいることが前提。カルト宗教1世は自らカルトに堕ち、子どもにもカルトを強要し、人権を侵害して精神と肉体にダメージを負わせる虐待者。先祖代々の宗教家系とは全く違う。

代々の宗教家系が子どもに宗教を強制したら?とか、スポーツ家系で子どもに同じスポーツをさせて過度の期待をかけたり、歌舞伎とかの芸能家系は?という話を持ちだしてくる人がいる。

それと「カルト宗教2世」は違うから。

親が子どもに何かを強制するのは、当然問題。スポーツだったり平和な宗教だったり、それはそれで問題。そこはそこで別途解決すべき。

だからと言って、現在問題になっている政治やマスコミとべったりのカルト宗教や、輸血拒否や児童虐待を行うカルトの問題が薄まるものではない。異なる問題であり、被害の深刻さが違う。

スポーツや実家の伝統的宗教を強要されたって、それは悪事にはならない。ところが、カルト宗教は輸血拒否で命を投げ捨てる信者を量産したり、高額献金で家庭を崩壊させたり。悪に直結している。

子どもを悪の手先にするという点で「カルト宗教2世」問題、通称「宗教2世」問題は重大かつ深刻。

来年のことを言えば、神が震える

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カルト信者の親が子どもに迫る二択、いずれの行き先も悲劇

親失格のカルト親

子どもを間違いなく不幸にするカルト親

『カルトの花嫁』第3~4章。

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親孝行とは、親の期待に応えて生きるのではなく、自分自身が幸せになることであって、その結果それが親孝行に繋がる

カルト宗教を信仰する親は、こうは考えない。期待を目一杯かけてくる。その期待はカルトの価値観や基準に沿ったモノ。

昨日の記事でも書いた通り、カルト的生き方をすれば不幸になる。それは水が低きに流れるがごとくの方程式。ゆえにカルト信者の親は子どもを不幸にする。

私はそんな親を持ったからこそ、わが子には自分の望む生き方をして幸せになって欲しいと思う。私の考え方や思想を押し付けないように、子どもには自分の頭で取捨選択できる人間になって欲しいと願う。

カルト2世信者が迫られる二択

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私が偽神エホバの存在を信じた理由、地球が丸いのと同じ

地球が丸いのを誰も疑わないように

なぜエホバの存在を信じてしまったのか?

昨日の記事でエホバの証人の神エホバは存在しないと書いた。しかし、エホバの証人の一人一人がエホバの存在を信じているか否かは別問題。

アナタハ神を信じますか?

正直な話、私はエホバの存在を信じていた。バカバカしい話なのだが、私はガチでこの偽神の存在を信じ切っていた。

だから、いつか裁きの日ハルマゲドンが来る。エホバの証人的悪事を働けば、エホバにキッチリ監視されていて、ハルマゲドン生還の減点ポイントになると信じていた。

危険な目に遭えば、思わずエホバに祈っていたし、やはり悪事を働くときにはエホバに対して罪悪感があった。

ものみの塔のエホバ設定はずさんで、この神が存在しないのは明らか。であるのに、私はなぜエホバの存在を信じ込むに至ったのか?

エホバの証人(JW)の神、エホバが存在しない理由

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2世問題のつづき、マインドコントロールは存在するのか?

マインドコントロールはある

カルト宗教2世は自分の意思ではやめられない

昨日の記事の続き。旧オウム真理教の上祐氏(多分ホンモノ)とTwitter上で絡んだ件。芸能スポーツ2世問題も宗教2世問題と同じではという氏の主張。以下のとおり。

①宗教も芸能スポーツも、物理的強制はなく、自分の意思があれば辞められる
②気づいたら悪事に加担はない。自身で意図して加担。マインドコントロールは科学的証拠に乏しく、裁判でも一切認められていない
③自立心を培わせないと、脱会しても形を変えて同じことをする

だから、どっちも2世問題だろという主張かと。

①について、私自身のエホバの証人2世体験から反論すると、自分の意思があったがエホバの証人をやめることはなかなか叶わなかった。小学校5年生くらいからやめたいと思い始めて、脱会できたのが中学校2年生。

4年半もの間、脱会ができず、宗教強制状態。エホバの証人をやめると言いたいのに親に言えない。まだ親の庇護も愛情も必要な時期だったから。

取り返しのつかない少年期を私はエホバの証人に奪われた。脱会の叶わない4年半はキツく、自ら死を選ぼうと考えたことすらあった。

マインドコントロールは存在するのか

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カルト宗教2世問題と芸能・スポーツ2世問題の違いとは・・・

宗教2世問題が極悪な理由とは・・・

宗教以外の2世問題とは・・・

Twitterで旧オウム真理教の上祐氏(多分ホンモノだと思う)とちょっとだけ議論になったのが2世問題について。

宗教2世・3世問題が騒がれているが、子どもタレントの親とか、小さいときから英才教育でスポーツさせている親に問題はないのかという話。

あるだろ。そりゃ。

英才教育で無理やり塾に通わせたりとか、それも子どもの意思に反していれば問題。

結果、プロスポーツ選手が道をあやまって子どもの夢を奪ったり、高学歴で社会的立場のある人がモラルの欠如した不祥事を起こしたり。

このように2世問題は宗教以外にもあるけど、そんなモノはカルト宗教を強要されることに比べれば、問題の質が全く違う。

似て非なるスポーツ芸能2世問題を持ち出して、カルト2世問題を薄めるのはよしこさんということ。(仮想上祐氏、きちんと「よしこさん」に突っ込んでくれた。律義ですな)

芸能、勉学、スポーツは家庭の問題。各家庭でやり過ぎない程度を見極めればいい。

カルト宗教の強制は家庭の問題に留まらない。人権の侵害であり、犯罪。外部が積極的に介入すべき問題。とはいえ、問題は家庭という密室で起きており介入が困難。メンドクサイので根源であるカルトを断つという根本的解決を私は訴えている。

エホバの証人の解体という有意義な社会実験

カルト宗教2世と他の2世問題の違いとは

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カルト宗教2世に生まれ育った問題の重さとサバイバル

エホバの証人2世に生まれたという問題の重み

宗教2世だけが持つ問題の重み

エホバの証人も取り上げられている宗教特集の『週刊東洋経済』。『2世への支援策は?』のページ。宗教2世の苦悩が考察されている。

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記事内の

「新宗教の家に生まれ育った」だけで持つ問題の重みがある

という記述。

まあ、親がエホバの証人ってだけで気持ち悪いよね。完全なる偏見なんだけど。私自身エホバの証人2世なので、気持ち悪がられていた自覚がある。

気持ち悪がられるのは、一方的な偏見で失礼だし迷惑なのだが、この気持ち悪いという違和感は実は正しい。その感覚がないと誰もがエホバの証人というカルトに陥って人生を損ねてしまうわけで、その至って常識的な直観は生きていく上で必要。

カルトを自分で選んだわけではないエホバの証人2世にしてみれば、気持ち悪いと思われるのは心外で、自分の意思ではないのに・・・というのが正直なところ。

しかし、嫌々強制されているのか、自ら進んでやっているのかは、外部からはよく分からない。そんなものはエホバの証人2世本人もよく分かっていない。

嫌々な心はとっくのとうに封じ込めている。自ら進んでやっていると思い込んでいる子だっている。体罰と終末予言の恐怖で他の選択肢などない。終末を生き延びれば家族一緒で永遠の命というご褒美があると信じ込まされている。

外部の一般の人から見れば、2世だろうが1世だろうが同じ。危険に感じる、気持ち悪いと感じるのは仕方のないこと。もはや生存本能の領域。

自分で選んだカルト道ではないのに、学校の先生や同級生から気持ち悪いと思われる。それがカルト宗教の家に生まれたカルト2世信者が持つ問題の重み。

エホバの証人、統一教会と横並びに雑誌掲載

カルト宗教2世のサバイバル

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エホバの証人に権利とか自由は必要ない、なぜなら・・・

可哀想なエホバの証人をサポートしてやるのが成熟した社会の役目

信教上の都合で学校行事に不参加というのはあり得ない

昨日の記事でカルト宗教親の親権は停止しろと書いた。それではどこから親権停止事由とするか。どこからカルト宗教親と認定するか。

判断は難しいのだが、子どもが学校で「信仰上の理由でこれこれができません」と言い出したらアウトで良いと思う。

「カッコ悪いから」とか「面倒くさいから」何らかの活動をやりたくない、と子どもが言えば、それは教師や親によって矯正される。それが教育。しかしそれが「信仰上の・・・」になると皆尻込みする。

しかし、「子どものわがまま」も「信仰上の理由」も同じ。やらせればいい。大人になるまでは強制してでもやらせる。逆に強制してやらせられないことを、他の子どもに学校でやらせているのがおかしい。

エホバの証人がどう言おうと、学校行事に宗教的意味はないと言い切ればいい。実際にない。単なる真似事。学校のクリスマス会もハロウィンも異文化教育。武道も護身術、体育教育の一環。

親がそこに口を出して制限することこそ、信教の自由の濫用、社会の風紀を乱す行為。

カルト信者に自由や権利など必要ない

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カルト宗教親の親権を停止しろ、カルトの横暴を許すな

カルト宗教親の親権を停止しろ

カルトの横暴を許した結果

『近現代日本とエホバの証人』から。第四章「従順の時代」総括部分。

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輸血拒否や格技拒否など、社会との摩擦が生じた際にも、日本支部は当時の日本社会の価値観や社会状況に一切妥協せず、結果として社会のほうが変容を迫られることとなった

日本社会は、エホバの証人の訴訟により、宗教的マイノリティへの寛容・多様性の尊重・自由という「防御壁」のもと、変化を余儀なくされた。

果たしてそれで良いのか?日本社会。それはカルトの横暴を許しただけではなかったのか?

幼い頃からエホバの証人の洗脳教育を受け、周囲の大人は全員エホバの証人というダメ人間。そんな凄惨な環境で子どもは自分の意思なんか持ちようがない。そんな子どもが悲しい辛い思いをするのを、信教の自由という呪文のもと見殺しにする社会。これがカルトの横暴を許した結果。

今の日本社会の誤った方向、エホバの証人に対する寛容さ。カルト宗教に対する寛容さ。これを正すために提言したい。

カルト宗教に共通する本質、カルト3原則その1「自由意志の剥奪と人権侵害」

宗教親の親権を停止せよ

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カルト宗教に共通する本質、カルト3原則その1「自由意志の剥奪と人権侵害」

カルト3原則、その1「自由意志の剥奪と人権侵害」

カルト宗教に共通する本質

昨日までの記事で、エホバの証人も充分に「壺・結婚相手の強制・政治干渉」の極悪三兄弟をやっていると書いた。エホバの証人も統一教会に負けず劣らずの極悪だから、世界から排除せよということ。

エホバの証人はついでに、児童性虐待の温床になっているし、いまだに体罰を容認している。輸血拒否で命の軽視、医療資源の無駄遣い。まさにカルトの中のカルト。

こういった悪行はカルトの悪意の表出にすぎない。抑えきれずにあふれ出す極悪行為は、カルト宗教によって差異はあるものの本質は同じ。そのカルト宗教に共通する3つの本質をカルト3原則としてまとめた。今日は、

カルト3原則その1。「自由意志の剥奪と人権侵害」

私が子どせの頃にエホバの証人というカルトを強制されて一番嫌だったこと、今でも許せないことは自由意志を削がれるということ。

前述の悪行の数々、

  • 結婚・交際相手の制限
  • 政治不干渉を強要することでの政治干渉
  • 児童性虐待
  • 体罰という暴力
  • 輸血拒否

これらの行きつくところは、エホバの証人信者やエホバの証人を親に持つ子どもの人権を損ね、自由意志を抑えつけること。

「エホバの証人は壺売ってないよ」という反対意見はエホバの証人が壺を買う代わりにむしり取られるモノとは?こちらを参照。「今は体罰してないから」という反対意見に対してはものみの塔聖書冊子協会に電凸した話の続き、体罰推奨協会を参照。

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ものみの塔聖書冊子協会に電話した話の続き、体罰推奨協会

カルト宗教エホバの証人

ものみの聖書冊子協会へ電話で問い合わせた2つの質問

ものみの塔に電話で問い合わせしてみた話。昨日の記事の続き。きっかけは、ものみの塔聖書冊子協会の日本支部が、週刊誌の取材に模範解答ながら対応していたこと。無視を決め込むのが常道かと思っていたのだが。

私の電話での一つ目の質問、ものみの塔が週刊誌の取材に対して「信者各家庭の事情には関与しない」と回答していた。これは「信者がお宅の宗教のせいで不幸になっても関係ないということか?」「公式サイトにある『あなたの家族生活を幸福なものにする』はウソ?」

これは質問にひねりが無くて、当然「Yes!」と答えるわけがない。「該当の週刊誌が手元にないし分からない。とりあえず全ては公式サイトに書いてあるの一点張り」

そりゃそうさな。オレでもそう答えるよ。宗教のせいで不幸になったという因果関係、簡単に証明できることではない。人生全体の問題だから。だからこそ、根が深い。簡単には諦めないけど、今回は質問が悪かったということで二つ目の質問に移行。思い付きで電話せずに、もうちょっと質問ひねっとけオレ。

ものみの塔聖書冊子協会に電話してみた話、公式サイト崇拝

体罰を推奨しているのか、という質問に対するものみの塔の回答

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