『解毒』~エホバの証人の離婚率が高い原因とは

元エホバの証人2世の離婚経験者の女性が書いた『解毒』

この本には作者の離婚・再婚の経験も書かれている。エホバの証人は教義上の正当な理由がないと離婚ができない。作者の離婚理由はエホバの証人の教理的に正当でなかったために、ものみの塔協会側に再婚の自由なしと規定された。そのため、作者はエホバの証人組織から排斥され、苦しむことになる。

排斥については『解毒』~日本初の排斥エホバの証人の本

エホバの証人はDV夫とも離婚できない

作者の排斥理由は「再婚」が原因。再婚するためには、まずは離婚しなければならない。エホバの証人は離婚が原則禁止である。離婚が許されるのは配偶者の不貞、つまり浮気・不倫だけ。

作者はDV(ドメスティックバイオレンス)、つまり配偶者の暴力が原因で離婚しており、この場合の再婚は認められず排斥となった。これは『再婚の自由がない離婚』とされている。

性格の不一致、DV、故意の遺棄、配偶者の深刻な精神障害等の理由で離婚することは許されない

エホバの証人の世界は男尊女卑社会。特権と呼ばれる上の立場に立つのは男性信者だけ。作者の場合もDV夫に対する宗教裁判は開かれず、相手がエホバの証人的に糾弾されることはなかった。

エホバの証人の離婚率が高い理由

エホバの証人は婚姻外の性交渉を不道徳として忌み嫌う。その不道徳である配偶者の不貞があった場合だけ離婚が認められている。この教義は飛躍し、配偶者の不貞=離婚と捉えられている。

私の両親はエホバの証人夫婦だったのだが、離婚に至る。原因は父親の不倫ということになっている。真相は二人のみ知るというところなのだが、本質は信条の相違だった。

エホバの証人を辞めるタイミング、洗脳解除に至る道筋ですれ違い、父親が不倫相手に逃げることになった。母親はいまだ洗脳下にあったため、配偶者の不貞=即離婚というエホバの証人的な決めつけ型の思考が発動したのだった。

不貞に対する許しが存在しないのが、エホバの証人夫婦なのである。男性である私の立場で書くと、男には生殖本能が備わっている。遺伝子をそこら中にばら撒くことが種の保存のためには必要。本能的に男は、道徳的には不貞を働いてしまう種別なのだ。

また、私の父親のように精神的に弱い面がある男であれば、不倫相手に逃げるという行為に至る。一時の気の迷いというやつ。もしくは、抑えきれない性の欲求にかられるという本能的・生殖的な不貞。これらに対して許しが存在しないのがエホバの証人の教義。

そもそも一夫一妻制になったのはつい100年くらい前のこと。不貞=離婚という決めつけ型のエホバの証人的論理的飛躍がエホバの証人夫婦の離婚率を高めている。

エホバの証人夫婦に明日はない


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