『解毒』~エホバの証人のDV事件から得られる教訓3つ

エホバの証人が結婚するためには・・・

エホバの証人脱会本の『解毒』

エホバの証人を脱会した女性が書いた『解毒』。現役信者の人は、とりあえず読んでみよう。いつまでも、ものみの塔の言いなりになっていると、何もできないまま寿命が来て死んじゃう。

現役エホバの証人の人には電子書籍がおすすめ。実物で読むより気楽。すぐに削除も出来るし、再ダウンロードも可能。
AmazonのKindleUnlimitedに登録すれば無料で読める。(2023年11月現在)

外部の情報を取り入れて、自分の今まで信じていたことと比較してよく考える。そうしないと、本当に人生の無駄遣い。

今回は作者が体験したDV(ドメスティック・バイオレンス)事件から得られる教訓を3つにまとめた。

  1. すべての女性は、エホバの証人の男性と結婚すべきではない。
  2. エホバの証人の男性は、エホバの証人をやめないと結婚できない。
  3. すべてのエホバの証人は、エホバの証人をやめるべき。

DV夫を引き寄せるエホバの証人

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『解毒』~エホバの証人夫婦の離婚率が高い原因とは

エホバの証人夫婦の離婚率が高い理由

元エホバの証人2世女性の離婚経験者が書いた『解毒』

この本には筆者自身の離婚・再婚の経験も書かれている。

エホバの証人は教理上の正当な理由がないと離婚ができない。作者の離婚理由はエホバの証人の教理的に正当でなかったために、教団側に再婚の自由なしと規定された。そのため、筆者はエホバの証人組織から排斥され、苦しむ。

排斥については『解毒』~日本初の排斥エホバの証人の本

エホバの証人はDV夫とも離婚できない

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元エホバの証人2世が、つなぎ止めることのできない家族の絆

エホバの証人家族の崩壊

簡単には抜けないものみの塔的思考方法

私は物心ついた頃からエホバの証人2世として育てられた。両親は狂信的なエホバの証人で、私はものみの塔の教理を押し付けられて成長。そして、14才になる年に自分の意志でエホバの証人をやめ、20才で就職し家を出た。

この頃の私は、自身の我が世の春を謳歌するのに必死だった。幼い頃から、ものみの塔の堅苦しい教理によって多くのことを禁止され、自由を制限されたことへの反動。

いかにエホバらしくないか、いかに反ものみの塔的であるか、そういう生き方、行動、選択をしなければならないという強迫観念に縛られていた。エホバの証人をやめたのなら、非エホバの証人的行動をとらなければならない、という思い込み。

これこそ、白黒決めつけ型のエホバの証人的思考。エホバの証人は、良いことが起これば「エホバのおかげ」、不運なことを起きれば「悪魔サタンの仕業」と決めつける。

20代の私は、エホバの証人をやめたものの、エホバの証人的思考から全く自由になってはいなかった。

元エホバの証人のハルマゲドンに対する恐怖

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エホバの証人(JW)夫婦の性行為、口や○○はNG

夫婦の性に口を挟むエホバの証人組織

エホバの証人の性行為に関する戒律

エホバの証人は過度の欲望を追い求めることを禁止されている。性欲についても同様。夫婦の間で行って良いセックスについて規定されているほど。エホバの証人の特殊教理は夫婦関係にも大きな被害を及ぼす。

エホバの証人の教理では、性行為に口や肛門を使うのはNG。不自然で性欲に溺れている状態だからという理由。これは、例え夫婦の合意があっても許されない。

これは私がエホバの証人の子供だった20年も前の話。今では口を使うくらいは解禁されているのかも知れない。どちらでも良いけど。エホバの証人の教理の細則・聖書の解釈は結構ころころと変わる。

エホバの証人の宗教本はニューヨークのブルックリン(※現在、世界本部は移転)で原本が製作され、それが各国で翻訳されて出版される。この頃の日本語訳ではアナルセックスのことを”肛門セックス”と訳されていた。

エホバの証人の子供は、こんな露骨なヘンテコワードを物心がつかない頃から聞かされる。文章が読めるようになれば、声を出してこの変態文書を朗読させられる。たまったもんじゃない。

エホバの証人の集会では、多くの信者たちの前でその「肛門セックス」というワードが声に出して朗読されたり、手を挙げて”注解”(※現在はコメントと呼ばれている)として発言されたりする。

中にはうら若い女性信者も混じっており、どんな表情をしていたのか、今となっては思い出すこともできない。完全に狂気の世界、常軌を逸している。

セックスしたら捨てられるエホバの証人2世

自慰行為の罪悪感と背中合わせの快感に溺れていくエホバの証人2世

エホバの証人夫婦の性行為

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エホバの証人夫婦に明日はない、エホバの証人組織が当てた唯一の予言

エホバの証人夫婦の未来

エホバの証人脱会の過程で離婚した両親

私は、両親ともにエホバの証人という家庭で育った。私は一人っ子で親子3人全員が信者という、エホバの証人でいうところの神権家族だった。

私は14才のときに自分の意志でエホバの証人をやめる。その後、私の両親は時をずらしてそれぞれのタイミングでエホバの証人を脱会。会衆の長老だった私の父親は、まずその役職を辞任。これは一人息子の私がエホバの証人をやめた影響。

追って、母親も脱会。その間に父が出奔。両親は離婚し、一家離散した。

エホバの証人の長老とは

エホバの証人の長老というのは、会衆というエホバの証人の地域単位のコミュニティでのリーダー的存在。当然、熱心なエホバの証人信者であることが求められる。その熱狂的姿勢は家族にも求められた。

エホバの証人組織からは、長老であるからと言って、金銭的な見返りはない。得られるのは組織の中で、特権と呼ばれる会衆内の運営を取り仕切る権威だけ。

長老のすぐ上にはさらなる特権階級の巡回監督という複数の会衆のリーダーがいる。エホバの証人の長老とは、会社でいうと末端の中間管理職のようなもの。そして、すべて無償での活動。

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エホバの証人のセックス、マスターベーションの罪と罰

性に問題を抱えるエホバの証人2世

エホバの証人2世のセックスに対する執着

エホバの証人2世の性に対する執着は尋常でなく強い。子供の頃から過激で過剰な性教育を受けているから。これはものみの塔の方針。かつて、エホバの証人2世だった私も、露骨な描写、表現で幼児の頃からエホバの証人の性教育を受けた。

正式な交際中なら手をつなぐのはOKだが、キスはNG。例え結婚していても肛門でのセックスはNGと。ものみの塔の宗教本では、性的なことが過激に表現されている。

ものみの塔は、こういった性に関する露骨な教理を、物心つくかつかないかの小さな子供たちに押し付けている。マインドコントロール下にあるエホバの証人の親は、子供に必要以上の性に関する知識を臆することなく教え込む。

思春期になると、このエホバの証人の性教育は逆効果になる。年頃になった私は教団の宗教本にある性描写に異常な興味、関心を覚えた。

若い人向けのエホバの証人の宗教本には、ベッドに横たわる悩まし気な写真が載っている。本文には、露骨で具体的な表現で性行為の禁止を謳う文章がそこら中にでてくる。これが思春期の性欲をたぎらせる。

ただ、それはすぐに叶えられる欲望ではない。自身がものみの塔に献身し、その後で既に献身している異性の信者を見つけ、適切な期間の純潔な交際状態を保ち、ようやく結婚。その後でやっとセックスに至れる。気の遠くなる遠大な道のり。※献身=正式なエホバの証人になる儀式を受けること

過剰に性に関する情報を供給され、それに伴なう欲望を発散することは永遠とも思える先まで禁止。これでは余計にセックスに対して興味が高まっていくだけ。

思春期になると、誰もがはちきれそうな性欲を誰もが抱える。

特にエホバの証人2世は子供の頃から刺激的な性教育を受けているので、この性欲を抑えることが出来ない

エホバの証人のマスターベーションの罪と罰

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ものみの塔協会に多額の犠牲を払い続けている私の両親

人生を損ねる

元エホバの証人の両親が受けたものみの塔による被害

エホバの証人2世として育てられたことで、私の幼年期・少年期・若年期は悲惨だった。しかし、私の両親はそれ以上にものみの塔に多大な犠牲を支払うことになった。それがものみの塔協会に献身した人間の末路。

この危機のただ中にいる人には、ぜひこの話を読んで自戒として頂きたい。私の両親は、

人生における最も生産的・活動的に生きられる20代から40代までの全ての時間をものみの塔に捧げてしまった。さらに、経済力や社会的地位をエホバの証人という宗教団体により搾取される。そして最後に待っていたのは一家離散という悲劇。

ものみの塔は、世俗の仕事に没頭することを推奨せずパートタイムの仕事を選ぶように指導している。その上、定期的な寄付が求められる。

ものみの塔の妄言の言いなりになった両親は、エホバの証人として20代~40代をフルに過ごした結果、経済的にも社会的にも困窮。家族は崩壊し、一人息子の私に対する罪悪感からか頭が上がらず老後孤独破産まっしぐら。

ものみの塔の洗脳が解けたあと、元エホバの証人に残る後遺症

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