エホバの証人2世、セックスしたら終わりの人間関係

ものみの塔協会の偏った性教育

エホバの証人の2世信者は幼い子供の頃から性教育を施される。一見、先手を打った教育にも思えるのだが、エホバの証人の情報は偏っている。

ものみの塔の宗教本の書き方は「エイズの原因がコンドームを用いないセックスにある」というのではなく、「同性愛や婚前交渉がエイズの原因」であるかのような表現になっている。

これは、ものみの塔の教理の正当性を主張するため。「ものみの塔協会の言うことさえ聞いていればエイズにはなりませんよ」ということ。

こんな中途半端な情報を与えられる小学生の思考回路を想像して欲しい。私の頭の中では男性どうし、女性どうしの同性間の性行為で、どんな理由でエイズが発症するのだろう、その疑問が膨らむ。

そもそも同性間でどうセックスするのか、そういった発想になる。そんな露骨な疑問を親にぶつけてみても誤魔化されるだけ。というか、年頃の子供がそんなことを聞ける訳がない。

そして、ますます性に関する妄想が広がってく。山と川と海しかない田舎町で、そんなことをひたすら考えている小学生が健康的であるとは到底言えない。

性的に問題を抱えているエホバの証人2世

エホバの証人2世のセックス願望

エホバの証人2世の性欲の強さはものみの塔の教育が原因

平均的なマスターベーションや性行為の回数などは解らないが、私の性に対する欲求はとても強いように感じた。もしかすると通常の範囲内なのかも知れないが、「性欲が一般よりも強いのかも知れない」と思っている時点で、何かしらの不自然さはあった。

これはエホバの証人の子供であったゆえに、幼児期から不自然で歪んだ性教育を受けてきたせい。

この性欲のせいで多くの時間や金を浪費してきた。私にとって異性とのまともな交際関係を継続することが難しかった。特に20代の前半のことだが、一旦、セックスが成就すると相手に対しての執着が異常に薄れてしまう。そして新しい対象に目移りしていく。

これは、男性として子種をまきまくるという目的に沿った生殖本能なのかも知れない。とはいえ、原因はそれだけでなく、エホバの証人の子供として育てられたことにも起因しているのではないかと私は思っている。

エホバの証人2世の子供は、幼い頃から禁止事項が多く、何も与えられない。それゆえに一旦何もかもが解禁されると、止めどもなく自身の要求がエスカレートしていく。

次から次へと異性を求めた私の罪深い行状は、何もかもを手に入れなければならないという強迫観念が原因となっていた

エホバの証人2世の人間関係の希薄さ

これは若いオスの一般的な傾向で、私に限ったことではないのかも知れない。しかし、体の関係を持った女性を切り捨ててきた私の残忍さは、今考えてみると何とも情けない。優しさの欠片もない。

若気の至りという側面もあるのだが、ただ通り過ぎていくだけという、私の人間関係の希薄さも大きく関係している。これもエホバの証人の子供であったことが一番の原因。

私は、エホバの証人をやめたいと思いながら成長した。ものみの塔の呪縛から解き放たれた自分を理想としているので、エホバの証人である今の自分を大事に出来ない。圧倒的な欠落感。そしてエホバの証人という不当・不要な呪縛。

自分自身だけでなく、自分の周囲の人間関係をも丁重に扱うことも出来ない。それらはただただ通り過ぎていくだけの一過性のもの。これが私の希薄な人間関係を生み出した

そして、ものみの塔による洗脳、「この世はハルマゲドンで終わる」という妄想が常にあった。すべてハルマゲドンで一瞬でリセットされ滅ぼされる。そんな思考回路では、人間関係に中長期的な視点を持つことができない。

やはり、ハルマゲドンという妄想教理から解放されない限り、その瞬間の自分の周囲の人々を大事にすることなどできなかった。虫けらやゴミのように消し去られる者が、他者に対して優しい感情を抱くことなど無かった。

本質は、どの瞬間、どの人との出会いも一期一会。しかし、やがて神によって不条理に突然、失くされるモノと、自分が大事にする限り無期限であるモノとは、感じられる価値が大きく異なる。


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