エホバの証人のやめ方~段階的撤退と今すぐやめる場合の注意点

エホバの証人の人間関係を残したままやめたい人は・・・

私は中学2年生の時にサッカーに熱中し、サッカーを第一とするためにエホバの証人をやめた。ものみの塔にがんじがらめに縛られて永遠に生きるより、はかないゆえに貴重な一瞬を、自分で決めたことのために使いたいと思った。

自身の目的のために、エホバの証人会衆内の人々を自分の人生から切り捨てることについて何のためらいもなかった。王国会館に通い続ける真面目なだけの面白くもない連中などどうでも良かった。

さらに、友人と言えるような関係にある同年代のエホバの証人2世も私にはいなかった。

私は小学校4年生になる時に引っ越しをしている。引っ越す前の土地には幼なじみと言えるようなエホバの証人2世の友人が何人かはいた。しかし、私がエホバの証人をやめる中学2年生の段階では、その友人たちとほとんど音信不通。

その友人たちのうち、何人かは私より先にエホバの証人活動に対して”不活発”になっていたらしく。まさに戦友。とはいえ、当時中学2年生の私には、失うのが惜しいエホバの証人の人間関係は皆無。

エホバの証人組織内に、貴重とか、唯一、と感じる友人が残っていると、きっぱりさっぱりとエホバの証人を脱会しにくくなる。なので、

とりあえずは”この世”の異性の交際相手や友人関係を構築し、心の余裕と自身の最優先事項をエホバの証人外におく。その後で布教活動などはやめて、集会への参加頻度を徐々に減らしていくという段階的撤退が一般的。

それでも年に1度のものみの塔の大イベントである”主の記念式”には出席して、旧友との再開を懐かしむというパターンがエホバの証人2世にはありがち。

段階的にエホバの証人をやめず、急進的に教団を去ろうとすると、エホバの証人会衆内の友人関係は失う覚悟が必要。私のように綺麗さっぱりリセットするのも良いのだが、人間関係はそんなドライなものではない。

エホバの証人を一緒にやめようと信者の友人たちを誘うことは、背教行為とみなされ排斥処分になる。教団からの排斥処分になれば、信者として残った友人たちはあなたを徹底的に避けなければならなくなる。組織に残る友人たちとの関係を継続させたいと思うのなら、慎重な行動が必要。

エホバの証人2世がエホバから完全に自由になることの困難さ

遅すぎることなどないものみの塔というカルト宗教からの脱退

今すぐエホバの証人をやめたい人の2つの注意点

急いでエホバの証人をやめる方法は、何もかも切り捨てること。エホバの証人組織に残る友人も、神エホバも、自分の過去も何もかもを忘れ去ること。会衆の長老に背教めいた文言をつけた”断絶届け”を送りつければ、もうエホバの証人信者たちはつきまとってこない。

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これで注意しなければならないことがある。まず1つ目は、

街中で知り合いのエホバの証人に会って、あなたが隠れなければならないような後ろめたさを感じてはいけないということ。

あなたは教団のマインドコントロールから自力で逃れた優れた感性と決断力、理性を持っている。未だにぬるま湯のマインドコントロール下にあるエホバの証人に対して、何ら劣るところはない。笑顔で挨拶してやれば良い。楽しく生きている様を見せればいい。

組織から逃れられないエホバの証人たちは、深いマインドコントロール状態にある。そのため、胸を張ってあなたを哀れみ、教団に戻るように諭してくるだろう。彼らの自信満々の態度にのまれてはいけない。

残留エホバの証人の自身に満ちた態度は、彼らの正当性を表しているわけではない。単にマインドコントロール下にあって、血迷った行動が極まっているだけ。何もかも見えなくなっているから、間違った方向へ一直線。迷いがないように見えるだけで、実は人生の隘路に迷い込み、奈落の底へまっしぐら。

2つ目に注意すべきことは、

自分の過去を完全に否定してはいけないということ。自分のエホバの証人だった過去を認めず、無かったことにするのは不可能。

生涯を通じて自分の過去とは同居せざるを得ない。執拗にエホバの証人を毛嫌いし、非エホバの証人的であろうとすればするほど、エホバという偶像にさらに縛られることになる。

過去を忘れつつも否定してはいけない。人は、誰しも自分の過去の行動に責任がある。とはいえ、過去を清算しつつ前進し続ければ、人生はどこからでもやり直せる。

そもそも、エホバの証人の2世信者であれば、自ら選んでエホバの証人になった訳ではない。親ゆえの非運。何ら恥じることはない。親の束縛と子供の頃からの洗脳を振り切り、自分で教団と縁を切ると決断した。その尊い決断に胸を張って良い。

1世信者でも同じ、やむにやまれぬ事情を突かれ、騙されただけ。人生はいつでもどこからでもやり直せる。

エホバの証人を今すぐやめたい人の注意点2つは以下のとおり

  1. 残留エホバの証人に対して後ろめたさを感じない
  2. エホバの証人だった過去を否定し過ぎない

基本的に、本サイトでは断絶届を出し今すぐエホバの証人をやめることを推奨している。現役エホバの証人の家族・友人全てを失う可能性が高いのだが、それでも今すぐエホバの証人をやめるべき。その理由はこの記事にて


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