千葉真一の墓問題は、エホバの証人の兄弟姉妹のせい?

親族の死に目にも問題を起こすカルト宗教

死んだ親族の名誉をも傷つけるエホバの証人

ネットニュースで下記の記事を発見。

千葉真一のお墓問題 「エホバの証人」「創価学会」…親族が宗教を巡って“対立” | デイリー新潮”

記事の内容は以下。

俳優の千葉真一氏が、2021年8月にコロナウイルスによる肺炎で亡くなった。ところが、同氏の墓が決まらず紆余曲折している。

本人の希望で、とある寺に墓を建立する予定だったのだが、それに待ったをかけたのが、娘と千葉真一氏本人の姉。この二人が創価学会員で、対立する宗派の寺に埋葬されるのに断固反対!している。

それで、どこからエホバの証人が出てくるのかと言うと、この続き。千葉真一氏の母親、弟、妹がエホバの証人に入信していて、宗教モザイク一家だとこの記事は書いている。

墓が決まらないのは、学会員の家族のせいなので、この件にエホバの証人は関係ない。とばっちりもとばっちりなのだが、それがカルトに足を踏み入れた者の定め。

死んだ親族の名誉にも傷をつけるのが、エホバの証人

親族の死に目にも駆け付けない、薄情なエホバの証人

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エホバの証人2世の子どもが感じる、初めての違和感は暗黒の始まり

エホバの証人2世の暗黒の子ども時代

エホバの証人2世の子どもが体感する初めての違和感

私は1980年代中頃に1度目の引越しをする。ちょうど小学校に入る年。エホバの証人の会衆は変わらず、小学校が隣の校区へ変わるだけ。

エホバの証人2世の子どもは、幼稚園や保育園といった幼児教育を受けないケースがほとんど。そのため、仲の良い友達と別れるというようなことは無かった。そもそも、エホバの証人2世の幼児にとっては教団の世界がほぼすべて。

引越しした先で、小学校に入学した私は、初めてエホバの証人以外の社会に触れることになった。

この引越しの前に、同じアパートに住んでいた男の子が、地元のお祭りに行こうと誘いに来てくれたことがあった。その男の子は、真新しい”はっぴ”を着ていて、それがとてもまぶしかった。

40年近く前のことなのに、私はこの出来事をよく覚えている。

お祭りは、突き詰めると八百万の神々に対する感謝の行事。よって異教のものであるという理由で、エホバの証人にとっては禁止事項。私は、エホバの証人の母親に遮られてお祭りに行くことはできなかった。

この時に体感した、エホバの証人ゆえの小さな違和感を、私は小学校生活では常に味わうことになる。

この違和感を覚えたときには、すでに遅すぎた。両親は後戻りできるような健全な思考状態にない。完全にものみの塔協会のマインドコントロール下にあった。

子どもの私が何を言っても始まらない。逆らおうものなら、待っているのは懲らしめと呼ばれる体罰。

エホバの証人2世の子どもが送る辛い小学校生活

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エホバの証人世界本部の児童性虐待被害者に対する対応

エホバの証人による性虐待被害者

Amazonプライムビデオ『カルト集団と過激な信仰』

Amazonプライムビデオ、エホバの証人のドキュメンタリーの件。『カルト集団と過激な信仰』のエピソード2。登場する元エホバの証人2世信者は、教団内で児童性虐待の被害に遭っていた。

この被害者は、幼い頃から教団内で性的暴行を受ける。繰り返し繰り返し、何度も。信頼していたエホバの証人の長老という役職者に相談するも、教団側は体面を重視し、組織ぐるみで隠蔽。

悲惨。惨めな体験。心と体に大きな傷が残る。

私も生まれながらのエホバの証人2世信者だったので、自分がこんな目に遭っていたらと考えると恐ろしい。精神的なダメージははかり知れない。立ち直れない恐怖心に囚われるか、恐怖心を暴力に昇華させる、という低次元での復讐を行っていたはず。

無力な者に対する性的暴行。こんな非人道的行為を、体面を保つために組織的に隠蔽しようとしたエホバの証人組織の存続を許してはいけない。エホバの証人は物理的に解散させるべき。

エホバの証人世界本部の性的虐待被害者に対する対応

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エホバの証人の洗脳からの覚醒体験、そして絶望せよ

エホバの証人からの覚醒の瞬間

『ドアの向こうのカルト 九歳から三五歳まで過ごしたエホバの証人の記録』

元エホバの証人2世信者の脱会本。絶版なので、読むなら中古で。

著者の洗脳解除の瞬間、覚醒と表現されている。頭の中にこの文字が現れたという。

「オマエハ シュウキョウノ センノウカラ トカレタ」

この作者の場合は極端だが、洗脳が解ける瞬間というのは、私にとっても分かりやすい体験だった。

洗脳からの覚醒体験の現れ方は、本人の趣味嗜好によるところが大きいと思われる。著者はSF系の映画や漫画が好きで、それらに影響されている所があるのだろう。

エホバの証人の洗脳解除覚醒の瞬間

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どんと来いハルマゲドン、性悪な神エホバに打ち勝つ方法

一瞬を永遠に変えることができる人間だけの特権

どんと来い、ハルマゲドン

『ドアの向こうのカルト、』元エホバの証人2世が書いた脱会本。絶版なので読むなら中古で。

作中に、若いエホバの証人2世信者が、脱会してホストになったというストーリーがある。

宗教から離れた二世というのは、常にどこかでエホバを裏切ったという罪悪感を感じている。だからこそ極端に反対の方向に暴走してしまう

私も、生まれながらにエホバの証人であることを強要された2世信者だった。しかし、14才の時に自分の意志で脱会。親との決別も覚悟していた。

私は、14才の脱会時もそれ以降も、神を裏切ったという罪悪感は全く覚えていなかった。逆に、親の期待を裏切ったことに対する罪悪感の方が大きかった。

神に対しては、もはや確信犯。「ハルマゲドンどんと来い」という感じ。甘んじて滅びを受けるつもりだった。ただ、その終末までは好きにさせて貰う、と決めていた。人間として生を受けたのなら、その生を自分の意志で生きる権利があると信じていた。

永遠に生きなければならない、性悪神エホバ

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脱会エホバの証人の、現役信者を喜ばせない生き方とは・・・

暴走しがちなエホバの証人

『ドアの向こうのカルト 九歳から三五歳まで過ごしたエホバの証人の記録』

元エホバの証人の2世信者が書いた脱会本。絶版なので読むなら中古で。

作中で、若い信者が、エホバの証人を脱会してホストになったというエピソードがある。

宗教から離れた二世というのは、常にどこかでエホバを裏切ったという罪悪感を感じている。だからこそ極端に反対の方向に暴走してしまう

脱会者がものみの塔と反対の方向に暴走してしまうというのは同感。私も暴走してパチプロになった時期がある。

エホバの証人らしくない生き方とは

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14才でエホバの証人というカルトを捨てた、私の宿命とは・・・

14才の脱カルト

『ドアの向こうのカルト 九歳から三五歳まで過ごしたエホバの証人の記録』

元エホバの証人2世信者の脱会者が書いた『ドアの向こうのカルト』。絶版なので読むなら中古で。

作中に、2人の元エホバの証人2世信者が若くしてホストになった、という記述が。彼らには、カルトを強要する親元を抜け出すための方法がそれしかなかった、と書かれている。

あの若さで宗教を捨てるという決意は並大抵のエネルギーではできない

あの若さというのは、作中のホストになった元エホバの証人2世の年齢。18才。幼い頃からものみの塔の洗脳教育を受けて、その宗教を捨てる。それは、自分の根幹を覆すということ。さらに親を裏切るということにも感じられる。

14才でエホバの証人を脱会するエネルギー

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元エホバの証人2世、子どもの頃の旅行の思い出は宗教一色

楽しくない、エホバの証人の家族旅行

元エホバの証人2世、子どもの頃の旅行の思い出

私は、ほぼ生まれながらのエホバの証人2世信者だった。両親はものみの塔協会の完全マインドコントロール下にあった。

子どもの頃に家族で旅行に出かけることもあったが、旅行に関係する思い出もエホバの証人に関することだらけ。

エホバの証人の大会などに出かけ、ホテルや旅館に泊まる。すると、翌朝のチェックアウト前には部屋は綺麗に片付けて出なければならない。マナーとか常識、親の教育といったことが理由ではない。エホバの証人として皆に見られているから。

エホバの証人の子どもはそう教えられる。「エホバの証人として”ふさわしく”行動し、”この世”の人々の模範にならなければならない」と。

ホテルの食堂での朝食の際も、エホバの証人の大会用の正装に着替え、わざわざ目立つように祈りの姿勢を取らされる。抜群の恥ずかしさ。

さらに、エホバの証人の大会用のバッジをつけて動き周らないといけない。

そこまで、「私はエホバの証人です」アピールをしなければならないのか?「カルトにマインドコントロールされている危険家族です」と、言って回っているようなモノ。

何をするにしてもエホバ第一にされる。こんな家族旅行が楽しいはずがない。

旅行の際もエホバの証人の布教を行うカルト一家

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エホバの証人2世の子ども、親による体罰からの卒業

エホバの証人2世の初恋

エホバの証人2世の受ける体罰

私の両親は異常に熱心なエホバの証人だった。私も当然のように生まれながらのエホバの証人2世信者として育てられた。

エホバの証人はものみの塔協会の厳格な戒律に従って生活する。親がエホバの証人だった場合は、子どもに対しても厳格な戒律が適用される。このため、私は非常に制限の多い子ども時代を送ることになった。

禁止事項の多いエホバの証人2世の学校生活は苦難の連続~エホバの証人のできないことまとめ

ものみの塔の戒律を破ったときに待っているのは、懲らしめの鞭と呼ばれる体罰。親にお尻を素手もしくはベルトなどで何度も叩かれる。叩かれる回数は裁判官さながらに、親が宣言する。

エホバの証人2世の初恋

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エホバの証人の誕生日禁止の教理が間違っている理由

エホバの証人が誕生日を祝うべき理由

『ドアの向こうのカルト 九歳から三五歳まで過ごしたエホバの証人の記録』

元エホバの証人2世の作者が書いた本。この本から、エホバの証人の誕生日禁止の教理の疑問について考える。

ものみの塔の予言解釈はでまかせ。また、教理や指針も教団トップの思いつきで都合よく作られて、そのまま引き返せなくなって、突っ走っているモノばかり。よって、ちょっと考えると教理の矛盾が次から次へと発覚する。今回は誕生日の禁止について。

ものみの塔の誕生日禁止が間違っている理由

エホバの証人は誕生日を祝うことが禁止されている。パーティーを開くのも、参加するのも、プレゼントを渡すのもすべて禁止。理由は

誕生日が聖書に出てくるのは二つの悪い事例しかない

から。ファラオやヘロデと言った権力者の誕生日に、囚人やバプテストのヨハネが死刑になった。この悪事に倣って誕生日パーティを開くのはNGということ。

実は、誕生日の記述はまだ聖書に出てくる。

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