エホバの証人をやめて健康になれた話。今は病み上がりだけど・・・

人生を切り開く生き方とは

旅先で体調を崩した話の続き。体調を崩す直前、とある大きな寺院に参拝していた。参拝というか、私は古い建物を見るのが好きなので、ほぼ観光。

その後、ホテルで発熱して天井がグルグル回っているときに、ふと思う。

「この熱の原因は、最後の賽銭箱に100円入れるのケチったからか?バチが当たった?目の前にありがたそうな像がご鎮座していたしな・・・物珍し気に眺めて帰ってきただけなのがマズかったか・・・」

体調が悪いと、血迷った発想をしがち。

「待てよ。待てよ。他の賽銭箱にはたいがい100円ずつ入れたし、都度、ここに来られたことのお礼を述べてきた。充分だろ。待て待て、最初に拝観料800円払ってんじゃんかよ」

こいつは関係ないな。ご利益あれど、神罰あってたまるもんかと。

翌日、医者に行くと、原因は数日前に食べた鳥刺しが濃厚と言われる。

やはり病気には、宗教より医学。

人生においては、霊的なものより物質的な課題を考えるのが先。目の前の物質的な課題を淡々とこなした上で、神仏にすがるのが人生の筋。「困った時の神頼み」でなく「人事を尽くして天命を待つ」のが人生を切り開く生き方。

エホバの証人をやめて健康になったと病人が言う

子どもの頃、夏休みの都度、大病を患っていた。エホバの証人をやめて、どんだけ健康体になったかと、今は病んだ身体をいたわりながら思う。(とはいえ、天井グルグルから4日でほぼ全快、ずって寝てたから腰が痛い)

丸々2日も寝込んだのは4年ぶり。現役エホバの証人2世だったときは、その程度ない3カ月おきくらいに病んでいた。さらには、夏休みには長期入院して、夏休み中は、ほぼ毎日伏せる事態にも。

エホバの証人の子どもの夏休みは、四六時中布教活動に連れ回される。エホバの証人は布教活動時間が会員ランクみたいになっている。当時、私の母は一般信者では最高の正規開拓者というランクだった。

当時の正規開拓者の伝道時間は年間1,000時間、月平均90時間が目安となる。私も夏休みになるとこの90時間に付き合わされた。炎天下の中を、水筒を持って歩き回る。見知らぬ家の呼び鈴を次から次へと鳴らし、カルトの布教を行う。

これが子どもの私にとってストレスだった。この不毛、いや有害な活動に従事するのが嫌で、体が悲鳴を上げていた。そのため、子どもの私は夏休みの都度、何らかの大病をして入院だったり、自宅での長期療養となった。

エホバの証人をやめたおかげで、今がいかに体が健康かと。精神が健全だと(健全までいかなくとも不健全ではない!?)、身体も健康になる。


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