注釈で自己の正当性をこじつけるエホバの証人の聖書
昨日の記事の続き。エホバの証人の初学者マインドコントロール用教材『いつまでも幸せに暮らせます』レッスン13「多くの宗教は神のことを正しく伝えていない」に関連して。
エホバの証人が、新約聖書のローマ10章13節の「主」を「エホバ」と書き換えている問題。
神の仮称「エホバ」を使用することを根拠に、エホバの証人は自分たちを正しい宗教だとしたい。逆に、神の名を使わない他のキリスト教を間違っているとしている。
エホバの証人の新世界訳聖書の「注釈」によると、
ここで引用されているヨエ 2:32では,元のヘブライ語本文に,ヘブライ語の4つの子音字(YHWHと翻字される)で表される神の名前が出ている
新世界訳ヨエル2:32
エホバの名を呼ぶ人は皆救われる
旧約聖書のヨエルのほうも、まともなというか正しい聖書だと
共同訳ヨエル3章5節
主の名を呼び求める者は皆、救われる
「YHWH」は「エホバ」ではなく「主」。エホバの証人の間違った聖書は、勝手に「エホバ」としている。
昨日の記事でも書いたが、エホバの証人の新世界訳は神の名を呼んでおけばいいという書き方。逆に正しいほうの聖書は、呼び求めるのが救いにつながるという書き方。固有名詞として呼ぶかどうかは救いには直結しない。
ChatGPTにきいてみる。
ローマ10:13は旧約聖書からの引用ですか?
いいえ、ローマ書10:13の箇所は直接的に旧約聖書の特定の箇所を引用しているわけではありません。ただし、使徒パウロは旧約聖書のテキストや概念を引用し、それを新約聖書の文脈で解釈することがよくあります。
この特定の箇所では、パウロが「主の名を呼ぶ者は救われる」と述べており、これはキリスト教の信仰においてイエス・キリストへの信仰と救いを強調しています。これは、旧約聖書の中で救いと関連する箇所や神の名を呼ぶことに関する概念に基づいているかもしれませんが、特定の一節を直接的に引用しているわけではありません。
ローマ10:13がヨエル書からの引用だろうというのは憶測。勝手なこじつけ。自分に都合の良いように、ここから引用しているだろうという希望的「憶測」。
エホバの証人的には旧約聖書とくっつけておけば、神の名を固有名詞で連呼することが、正しい宗教の根拠だとしやすい。新約には神の名は一切出てこないが、旧約には「YHWH」が出てくるので。
旧約と新約のこじつけに乗じて、エホバの証人は自己正当化を進める。エホバの証人は、ローマ13章の注釈で神の名前を呼ぶことが重要だとする解釈を、グダグダと書き綴っている。
聖書を冒涜し、背教しているエホバの証人
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