エホバの証人の迫害妄想
昨日の記事の続き。『しっかり立って,動じないようにする』というエホバの証人の週末の集会で使われるテキスト。
サタンは今でも迫害を続けています。その証拠に,ロシアなどの国で兄弟姉妹がひどい扱いを受けています。また,身近な人からの反対や迫害を経験している兄弟姉妹もたくさんいます
エホバの証人の被害妄想「迫害」。Mr.サタン氏が迫害している証拠が、ロシアなどの弾圧だという。証拠薄くない?迫害国少なすぎ。エホバの証人の存在する239の国と地域のうち、迫害が起きているのは33か所だけ。
アホみたいに信教の無制限自由が認められちゃっている国の方が、圧倒的に多い。だから、日本みたいにエホバの証人が野放しになっている。サタンの迫害というより、エホバの証人が弾圧されるかされないかは、国家体制に依存している。
サタン氏には、ぜひとも全世界でエホバの証人が迫害されるように、励んで欲しいものですな。
このテキストでは、身近な人からの反対や迫害をサタンの迫害扱いしている。しかし、その身近な人がどれだけ、お前らのことを心配し気を病んでいるのか、そんなことにも気付けないくらいに劣化してしまうのを、マインドコントロールと言うんだよ。
ほんのちょっとだけ、上空から自宅の家族を俯瞰して見てくれ。
「エホバガー、サタンがー、大患難がー、永遠の命がー、復活ガー」って言い出したご自身と、それをたしなめる家族。どっちが正常か。
「エホバガー、サタンがー、大患難がー、永遠の命がー、復活ガー」のどれひとつ、論理的かつ科学的な説明できないでしょ。
エホバの証人、書かれている事柄をロングロングジャンプ
エホバからの指示がはっきりしていないように感じることがあるでしょうか。そのような場合,「書かれている事柄を越え」そうになるかもしれません。
以下のように続く
イエスの時代の宗教指導者たちは,この点で大きな間違いを犯しました。神の律法に人間が作った規則を加えることによって,人々に重い負担を負わせていたのです
この辺、きちんと読めば、エホバの証人たちのいる間違った現在地に思い至れるのだが・・・
この部分、以下のように書き換えたい。「書かれている事柄を越え」ているかどうか。
「統治体と呼ばれた米国の宗教統治者たちは、この点で大きな間違いを犯しました。聖書に自分たちが作った規則を加えることによって、人々に重い負担を負わせていたのです」
聖書に「血を避けろ」と書いてあるが、「命を危険にさらしてまで輸血拒否しろ」とは書いていない。
聖句のあの部分とこの部分を関連付けて、終わりの時代を予測するなんてのは、まさに「書かれている事柄を越え」ている。大幅なロングロングジャンプ。
エホバは私たちに聖書や組織を通してはっきりとした指示を与えてくださっています
と続くのだが、その組織ってのが、統治体と呼ばれる「米国の宗教統治者たち」のことで、「書かれている事柄を越え」ている人たち。つまり、散々キリストが出現を警告した偽予言者。
おまけに
あと、この記事のアホっぽいところ。
揺るぎない心を持っていると、しっかり立っていることができる、と記事の終盤で土台のしっかりした高層ビルの絵を描いている。
ところが、序論では
1970年代の終わりごろ,東京に60階建ての超高層ビルが建てられました。人々は,頻繁に起こる地震に耐えられるんだろうかと思いました。でも,このビルは頑丈でありながらも揺れを吸収できるように設計されていました
揺れを吸収しているだけで、揺れないわけじゃない。むしろ、揺れるから建物の崩壊を防げる。
なんか知ったふうに建物の話から入っておいて、結局、最後に
揺るぎない心を、ある程度は揺れる高層建築に例えちゃっている。
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