ノアの箱舟の疑問
真理真氏作成のエホバの証人解約のための資料。インターネットでダウンロード可能。JW解約-エホバの証人の真理を検証する
第6弾「原理主義者の限界」の「聖書の不思議」の項目より。ノアの方舟の矛盾が指摘されている。
ノアの方舟とは、ノア一家以外の悪人を掃討するために、地球全体を神が水没させた逸話。ノアの方舟には、ノア一家の他に地上のありとあらゆるすべての動物が載せられた設定。種の保存のため。
動物は雌雄の2匹ずつだったり、種によっては雌雄7匹ずつ。そして、全地球が水没。その後、方舟から解放された動物が世界に散らばるという設定。この時点で無理がある。
例えば、肉食獣とか一日にどれだけ肉を食べるのか?方舟内はすぐに共食いが始まる。草食動物にしても同じ。すぐに食糧が無くなる。狭い船の中に動物をギチギチに詰め込んだ状態だと、伝染病の問題もある。すぐに全滅する。
よって、
ノアの方舟の話は事実ではなく、ファンタジーとして捉えるべき。神話。ここから何らかの教訓を得るか、物語として聞くか。童話のたぐい。
しかし、エホバの証人はこのトンデモ「神話」を事実として、ありのままに信じている。残念ながら、小学生より頭が悪い。だからカルトにハマる。疑ったり、多面的に物事を観察して検証したりできない。嘘か真かの二択で判別する。
嘘か真かの二択なら、ノアの方舟は嘘確定なのだが、エホバの証人はものみの塔の主張だけが正という立場をとるので、ものみの塔に倣い、ノアの方舟の逸話もすべて真実と捉えてしまう。
コアラが証明する聖書の神話性
この不思議ちゃんのノアの方舟にツッコミを入れているのが、本資料。オーストラリアのコアラはどこから来た?という指摘。
方舟にコアラやカンガルーの種が保存されたのなら、方舟が流れ着いたトルコのアララト山からそれらの種が広がるはず。すべての種がトルコを中心に広がるべき。
現実はそんなはずはなく、コアラやカンガルーはオーストラリアの固有種。日本にだって固有種が存在する。
本資料では、ノアの方舟大洪水の逸話が聖書の他の部分と整合していないことを指摘している。他の書と整合していないので、聖書は別々の神・宗教の書物が合算されただけ。唯一の神の霊感を一貫して受けたものでは決してない、という指摘。
具体的には、洪水で全滅したはずのネフィリムという人種が後世に再登場している件。
あとは、洪水以前から存在した川が現在でも残っているという点。大洪水で世界がリセットされたはずなのに、地形がそのまま残っている点を疑義としている。
“聖書は神話であると、オーストラリアの「コアラ」が証明する” への3件の返信