ものみの塔裁判。私的「勝利宣言」します。勝ったな。

事実と憶測の差

ものみの塔との裁判。詳しくはコチラ昨日の記事で私的「勝利宣言」するって書いたけど、その理由。ものみの塔側の主張は憶測で、私の主張は事実に基づいている。これが私的「勝利宣言」の理由。

塔側の主張は以下。

私がエホバの証人嫌いの第一人者で、誹謗中傷、ヘイトスピーチ、偽計業務妨害、建造物侵入罪などにも該当するものみの塔への「嫌がらせ」常習犯だから、誠実な気持ちで寄付をするわけがない。当初から寄付を取り返すつもりだった。だから寄付の使途の誤認などしておらず、訴権の濫用。

これ以外にもいろいろ主張しているんだけど、それらは全部崩したつもり。

いや、もう一つ崩してないのがあるか、それが次。

私がした寄付というか日本でものみの塔が集めた寄付は、エホバの証人が関連した児童性虐待訴訟の裁判費用に使われていない。

まあ、この2つ。

1つ目は明らかにものみの塔側の憶測。お前らみたいな私と真逆の連中に、私の心のうちが、分かるわけないだろ。

そもそも、私が寄付の使途を誤認していないっていうのなら、当初から私はエホバの証人の寄付金は児童性虐待裁判に流用されているとの確信のうえで寄付したことになる。そして、それが誤認でないのなら、ものみの塔こそ確信犯の寄付金流用野郎なわけで。恥ずかしすぎる悪質な開き直り。

そもそも、ここは私の心のうちのことなので、私以外の誰にも知り得ないこと。

とはいえ、裁判というか法的にはどうなるもんやら。

しかし、ここだけがNGで負けた場合、私じゃなけりゃ寄付金は取り返せるってことになる。それならそれで十分なんだが、やっぱ「勝訴」って書き初めみたいの書いて走り回りたいんだけどな。

「海外送金」は認めたものみの塔

2つ目のものみの塔の主張。

ものみの塔が日本で集めた寄付金は、エホバの証人が関連した児童性虐待訴訟の裁判費用に使われていない。

これが実は書面の提出を双方が繰り返していくうちに、無根拠だということが明らかになった。

だから、これもものみの塔側の憶測にすぎない。

ものみの塔は準備書面などで、寄付金の海外送金を認め、さらに海外の法人には無関係だと主張しているんです。

こう書くと、そんなことは言ってない。誹謗中傷だと連中は言ってくるので、ものみの塔側の準備書面のまま以下に記載します。

被告は、寄付が海外に送金されることはないなどとは主張していない。原告が指摘する目的で寄付が海外に送金されたことはないと主張しているだけであり、被告の主張に何の矛盾も齟齬もない。

被告というのはものみの塔。つまり、ものみの塔はここで寄付金の海外送金は認めている。

寄付が海外に送金されることはないなどとは主張していないが、海外送金されるとは認めていない、みたいな、昨今流行りの詭弁を弄してくるのが出てきそうなので補足しておくと、このものみの塔の反論は私の下記の主張に対してのモノ。

被告は自身の公式サイトの「寄付はどのように使われているか 資金の限られた国や地域を支える」という記事で、「エホバの証人は200以上の国や地域で人々を助ける大切な活動を行っています。でも地元の寄付で活動の費用を賄えているのは,35の国や地域しかありません」「他の国に資金を送っている支部」「困っている兄弟姉妹を助けるのに一番良い方法は何ですか。外国の支部に直接送金するのではなく,世界的な活動に寄付することです。会衆の寄付箱の「世界的活動」に寄付するか,donate.jw.orgから寄付していただけます」(甲13)などと書いており、「世界的活動」への寄付金の国外送金は明らかである

※この塔記事は匿名でコメントを頂いたかたに教えて頂いたモノです。この記事に気づかずに裁判してた私も私ですが、無事に証拠資料甲13として提出し、メチャクチャ良い感じに作用してます!ホントにありがとうございました!!

世界本部や統治体に干渉しない日本のものみの塔

さらに、ものみの塔は海外の法人に無関係だとも述べている。まず、ものみの塔による寄付金流用裁判の証拠資料甲7『2024年8月16日の原告と被告との電話内容の書き起こし』から。

海外の法人が何をしているかは知りません

以下はものみの塔側が出した準備書面から。

訴訟の費用は、訴訟が生じている各国の法人で賄っている。原告が指摘しているような訴訟に日本法人である被告は関与しておらず、その訴訟費用を、日本法人である被告が賄ったという事実は全く存在しない

海外の法人は、当該国の法律に従って運営されるのであり、法人格が異なる以上、日本法人である被告が海外の法人の運営に干渉すべき義務はない

知らない、無関与、無干渉と言ってます。

であれば、海外に送金された後の寄付金の用途をものみの塔は知り得ないってこと。知らないのに、なんで、日本で集めた寄付金が児童性虐待訴訟の裁判費用に使われていないなんて主張できるんですかね?

だから、ものみの塔の主張はすべて憶測なんです。

不当寄附勧誘防止法の配慮義務違反成立

対して、私の主張が事実だということを以下に示します。

日本で集めた寄付金を海外送金していて、海外の法人が何をしているのか知らないのであれば(ここまではものみの塔の主張)、寄付勧誘しているものみの塔自身が寄付の使途を知らないということ。知らないモノを寄付者に誤認させないように説明できるわけがない。

ここに憶測って混じってなくないすか?寄付の使途だけは知ってるって言い出すのかな?海外の法人の運営に干渉する義務はない、裁判に関与しないって言っててそれはないよね。

これで不当寄附勧誘防止法の配慮義務「寄附される財産の使途について誤認させるおそれがないようにすること」への違反が成立しませんか?

日本のものみの塔は統治体の児童性虐待裁判敗訴を知っている

あと、今回、ものみの塔はエホバの証人の米国法人が児童性虐待裁判に寄付金を支出していることを認めました。海外の法人が何をしているか知らないというので、丁寧に教えて差し上げたんですよ。

ここも誹謗中傷呼ばわりされるとメンドクサイので、ものみの塔側の準備書面をそのまま以下に記載しますね。

甲13は資金が限られた貧しい国や地域を支えるために寄付が使われていることを示しているだけである。他方、原告が証拠として提出した資料 (甲 9~11)は、アメリカ合衆国のものであり、同国におけるエホバの証人の信者数は約126万人 (乙 1、 3頁 5行日)である。アメリカ合衆国は、日本よりも約6倍も多い世界最多のエホバの証人の信者を有する国であり、かつ、世界有数の富裕国の一つでもあることからすれば、アメリカ合衆国において資金不足で外部支援を必要とするとは考えられない。したがって、アメリカ合衆国で提起された訴訟の費用を賄うために日本から資金が送金されているという原告の主張は、原告が提出した証拠に記載されている寄付金の用途と整合しない。原告の主張は、原告の個人的な憶測と根拠のない思い込みに基づくものであるというべきである

乙1は、「2024奉仕年度の報告」。エホバの証人の公式サイトのコピー。被告ものみの塔側の出した証拠資料。

甲9~11は、米国最高裁判所の公式ウェブサイトやニューヨーク州統一裁判所システムの公式ウェブサイトへのリンクや抜粋、自動翻訳や私の抄訳の資料。原告の私が出した証拠資料。ものみの塔側はこの内容を一切否認していない。

端的に言うと、米国のエホバの証人世界本部や統治体が、エホバの証人による児童性虐待の組織的責任を問われた訴訟で敗訴し賠償責任が確定したり、継続中の裁判でも不利な判決を出されていることを示したモノ。

つまり、

現時点で日本のものみの塔は米国統治体の悪行を認識している。その上で、貧しい国だと国をまたいで寄付金による支援を受けるけど、米国には126万人も信者がいるから訴訟費用で火の車にはならないと言っている。

米国の126万人の信者から巻き上げた寄付で米国内の児童性虐待裁判の訴訟費用を賄っているという主張。

自分に飛び火するのが嫌で、本部を炎上させた感じっすね。

ここで被告の言う富裕国云々は関係ない。「地元の寄付で活動の費用を賄えている」か否か。米国は非人道的な裁判の費用も含めて賄ってるってことなんでしょ。

まあ、これで米国の統治体が米国内で集めた寄付金を児童性虐待裁判の訴訟費用に支出しているのは確定。被告自ら認めているんだから。

正義に立ち返れ!情報提供求む。

あとは日本から米国に送金している事実があれば良いんだけど、これがない。これは情報提供求むです。ものみの塔の中で米国かスイスか知らんけど、海外送金したことある人、証言するか証拠だしてくんないかな。

それで人生変えられるよ。悪事の片棒を担ぎ、使われる人生から解き放たれる。自分で自分の生き方を決める生き方ができる。その第一歩がめっちゃくちゃ正義に偏ってるってカッコイイと思うけどなぁ。

というか、それリークしないで、日本で集めた寄付金を海外送金してるなんて、極悪非道の所業だよ。その海外送金した寄付金が、海外でエホバの証人に児童性虐待を受けた被害者たちがいたぶられる裁判に流用されている。悪だな。だせぇよ。

世界中の寄付の配分権を掌握する統治体

実は、米国への送金を証明しなくても、つながるルートがある。統治体が寄付金の配分権を握っているという事実。これはエホバの証人自身の記事に出ている。

以下、私が出した準備書面。証拠資料甲13を引用して以下のように。

「統治体は世界中のエホバの証人の活動を見守り,兄弟姉妹が何を必要としているか見定めます。予算を慎重に組み,寄付を適切に使っています。ある支部に必要な出費を上回る資金がある場合,その余剰分を資金が不足している支部が使えるようにします」とある。
被告提出資料乙1によると、エホバの証人の支部の数は84で、国や地域の数は240となっており、支部をまたぐ場合は、国をまたぐことになる。統治体が所属しているのはエホバの証人の世界本部であり(乙2)、世界中から集めた寄付金の分配権を掌握しているのはエホバの証人の統治体と世界本部である。

乙2は、「エホバの証人の会衆はどのように組織されていますか」という塔記事。被告ものみの塔側の出した証拠資料。

ここまでをまとめると、

  • 海外送金
  • 米国での児童性虐待裁判への寄付金転用

はものみの塔が認めた。

  • 米国の統治体が世界中の寄付金の使い道を決定している

これはものみの塔側も否認していない。というか、自身の公式サイトに書いてあることだからな。

統治体が児童性虐待裁判で敗訴し多額の賠償責任を負っていて、その統治体に私を含めた日本で集めた寄付の使途を決める権利が委ねられている。

ここまでが事実。

そら、オレの寄付金が児童性虐待の裁判費用に転用されてるやろ。

ここだけ憶測が混じるわけです。いや憶測というか妥当な判断でしょ。

とある親分がいて、その親分は子分に稼ぎを報告させている。また、その親分は子分の財産の一部を管理し、自由に運用している。その親分が情婦を囲っていて、多額の金を渡したり住む場所を用意していることが明らかになった。そら情婦囲うのに子分の財産を使ってるだろ。

これと一緒。そう考えるのが至極もっとも。

私的「勝利宣言」

まぁ、ものみの塔は集めた寄付金を海外送金していて、海外の法人が何をしているのかは知らないってのはものみの塔も認めた事実なんで、それで寄付の使途を誤認させないようにオイラに説明するのは不可能だろ。

これだけで勝てるんじゃね。これは事実に基づく合理的推論で、ものみの塔側の主張は、オレの心の中や無関係なはずの海外法人の寄付金運用を憶測したものなんだから。

判決前だけど、事実と論理の積み重ねからして、勝訴の可能性が極めて高いと確信しているので、私的「勝利宣言」。うん。勝ったな。


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