ものみの塔協会のエホバの証人に対するマインドコントロール手法

都合の悪い情報をシャットアウトさせるものみの塔協会

ものみの塔協会は信者のエホバの証人に対して情報統制を敷いている。自身に対して批判的な情報や、他の宗教に関する知識を取り入れることを禁じるのがその手段。

こういった情報は「この世」のものと言われ、悪魔サタンの誘惑の手段であり、絶対に触れてはいけないとされている。

情報を制限した状態は、ものみの塔にとって信者のマインドコントロールを保つために都合が良いサタンは「この世」ではなく、ものみの塔の方。エホバの証人をマインドコントロール下に置くために、情報統制を敷いている狡猾な蛇。

私がエホバの証人の子供だった頃は、インターネットなど無くて、ものみの塔から発信される情報以外は全く入ってこなかった。1980年代~1990年代初頭のこと。当時のエホバの証人は純粋培養のマインドコントロール状態にあった。

また、ものみの塔はエホバの証人の行動や信仰を否定する者は全てサタンの手先であると教えている。そのため、信者たちはそういった反対者を恐れ毛嫌いし、耳を傾けようともしない。

このようにエホバの証人は、外部からの新鮮な情報を遮断され、助け出そうとする人たちを避ける。これがエホバの証人のマインドコントロールを維持するシステム。

ものみの塔は反対者の出現に対して先手を打っている

親身になり、カルトに騙されかけている者を救おうとすれば、エホバの証人には嫌われ避けられるという袋小路。

サタンとは神エホバに対する反逆者で、世界に戦争や飢饉、憎しみが蔓延している元凶であるとされている。これはものみの塔の設定。作り話。このサタンはエホバの証人を減らすために日夜努力し、エホバの証人信者への攻撃を強めているというのがものみの塔の主張。

「あなたがエホバの証人になると、必ず家族や周囲の同僚などが反対します」と、事前にエホバの証人側から告げられる。「しかし、それはサタンの誘惑、攻撃なのです」と。この言葉通りに、大概のエホバの証人の新規入信者は家族の反対に遭う。

そりゃそうだろ。

カルトに入った家族を止めない奴なんていないって。当の本人は、やはりエホバの証人に言われたとおりになった。と驚き、ものみの塔への信頼を厚くする。脳内お花畑状態。家族の反対も想定済なので、新規信者たちは、周囲の攻撃をものともしない。

客観的に自らを省みれないエホバの証人

エホバの証人たちは深いマインドコントロール状態にあるため、自分の思想や信条を冷静に見つめ直すことをしない。ものみの塔に言われるがまま。

自らを客観視することが出来ず、他人から否定されると意固地になる。そして信仰という名のマインドコントロールの深みにさらに堕ちていく。

宗教や精神の鍛練とは、自分を見つめ、自己批判からスタートするべきなのに、エホバの証人はそれが一切出来ていない。周囲への攻撃と批判の一本槍。

ものみの塔は終末の預言をハズし続け、その都度誤魔化して謝罪も一切なし。ものみの塔自身が自己を正すべき。そういった自浄作用が全くない組織。

エホバの証人はものみの塔というカルトの色眼鏡を通さず、自分の目で世界を見るべき。非信者の人は、心の底からあなたを思いエホバの証人を辞めるように干渉している。

逆に、エホバの証人を辞めた人や背教者、反対者に対するエホバの証人の冷酷さはどうだろうか?

視点を変えれば世界は変わる。世界は自分が見ているものだから。ものの見え方が変われば世界が変わる。それだけでだいぶ生きやすくなるのだが。

疑問すら生じさせないものみの塔協会のマインドコントロールの影響

かつての私は、エホバの証人こそが唯一無二の真理を知っていると洗脳されていた。その組織に属する人々は、立場の隔てなく正直で利他的で愛に溢れていると信じきっていた。ものみの塔の都合の良い、耳障りの良い情報に踊らされていた。

ところが、ものみの塔の本質は、偽善と欺瞞。預言をはずし、その都度誤魔化し、解釈を修正してきた。

1914年の嘘と1995年の冗談

また、エホバの証人組織の内実は、妬みや特権欲、密告といった醜悪なもの。組織から追い出される排斥者に対しては愛情を一切示さない。

弱者を見殺しにする組織崇拝者「エホバの証人」

私はエホバの証人をやめた後でも、エホバは天にいるし、ハルマゲドンも近いうちに勃発すると思っていた。これがものみの塔による強烈な洗脳の結果。

非科学的で迷信めいたものに対しても、疑うという気持ちが一切無ければ、現実と認識してしまう。これが洗脳状態。

常に新鮮で正確な情報で、自身の頭をアップデートしなければならない。そうしなければ洗脳組織の餌食になる。情報の取捨選択は絶対に必要。間違った情報か本当に正確な情報かは自分で判断しなければならない。

ものみの塔協会の言いなりになって与えられる書籍だけを読んでいるようでは、良いように洗脳され、利用されるだけ。他の視点からの情報と多角的に比較する。それが都合が悪いので、ものみの塔は信者に情報統制を敷いているのだ。

エホバの証人がマインドコントロールされる原因3つまとめ