エホバの証人、たった100時間の布教で自分の時間のすべてを捧げていると言えるの?

エホバの証人の布教時間、100時間って多いのか?

100時間の布教で自分のすべての時間を捧げていると言えるの?

エホバの証人の週日の集会テキスト、2023/12/11-17分から。

「組織の活動の進展」12月の動画。活動が進展している前提のプログラム名なのだけど、活動が進展していない現状に対して甚だ矛盾。

内容は、奉仕委員会の報告「忠実に働く特別開拓者に感謝する」。

教団内の階級をハッキリさせ、特別開拓者の自尊心をくすぐり、人生を搾取し続けるための動画。そして、末端階級を卑屈にさせ奴隷化させるための動画。

特別開拓者として奉仕している人は自分のすべての時間を宣教にあてている

すべての時間をエホバの証人の布教活動にあてるなんて、ひとつも褒められたことではないんだけど、この後が驚き。

特別開拓者は、

毎月、100時間ほど奉仕しています。仕事をする時間はほとんどないので、生活費を賄うために少額の給付金を受け取っています。

いろいろ謎が多いのだけど、まず日本の場合、特別開拓者が受け取る給付金が年間103万円だったかを超えたら、納税義務が発生すると思うのだが・・・。超えているのか、いないのかは不明だが、当然、特別開拓者は非課税民だよね。

あと、

毎月100時間布教すると、仕事をする時間ってほとんどなくなるのか?そもそも、毎月100時間程度の供出で、自分の時間のすべてを宣教にあてているって言えなくない?

エホバの証人の社会保障制度問題:盲信の影で一般国民が背負う負担

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エホバの証人の伝道、クラスメイトに目撃される悲劇

布教活動を強要されるエホバの証人の子ども

大部分のエホバの証人の子どもが、伝道を強要される

エホバの証人問題支援弁護団がまとめた、エホバの証人の児童虐待等に関する実態調査報告書。

宗教の布教活動の強制について。エホバの証人の布教活動は「伝道」と呼ばれている。

私の子どもの頃は「ボランティア活動」とも自称していた。エホバの証人の布教活動は、他人の役になど立たず有害なので、ボランティア活動と自称するのは偽証だと思うのだが。

この調査報告書では、18才未満のときに、「伝道への参加を繰り返し求められた」と、97%(542人中523人)が回答している。

この設問については、他の設問と異なり、母数が560人から542人に減っている。「18才未満で伝道に行き始めた」と回答した、542人を母数としている。

しかし、母数を減らすと、伝道を強要されたと感じたり(92%)、伝道参加を繰り返し求められた(97%)という人の割合が高くなる。母集団から、伝道経験なしの人が省かれ、伝道経験ありの人に絞られているので。

母数は、18才未満でエホバの証人に関わらされた560人のままの方が良い気がする。こうすると、被虐待者のパーセンテージは減ってしまうのだが、大勢に影響はない。

いずれにせよ、エホバの証人の子どもはやりたくもない布教活動を強要されるという児童虐待を受けている。

母数を542人⇒560人に増やして計算し直すと、93%(560人中523人)が、繰り返しの伝道参加を求められ、89%(560人中499人)が、自分の意思に反して伝道を強要された。十分に多いパーセンテージだと言える。

元エホバの証人2世、幼少期の水筒と有害ボランティア活動の記憶

エホバの証人の偽ボランティア活動で、傷つく子ども

エホバの証人の伝道、クラスメイトに目撃される悲劇

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エホバの証人の末端伝道者、布教時間報告免除の理由は?

エホバの証人の布教時間報告撤廃の理由とは?

エホバの証人、布教時間の報告義務免除はなぜ?

昨日の記事の続き。エホバの証人の末端伝道者が、103年ぶりに布教時間の報告義務を免除されることになった件。

今回の変更の理由を推測。

2023/9月に宣教キャンペーンをやったのだが、結果が大したことなかった。その不首尾が明らかになることを避けるため、そして、キャンペーンをしたところで、これから将来にも伸びが期待できないため、時間の集計をするのをやめた。

時間報告をあいまいにすることによって、布教時間が減少しているのをごまかすのか、「全員から集計しているわけではないので、実際はもっと多いです」みたいな物言いにするのか、やり方がこすい。まあ偽予言者なのでね。当然だね。

果たして、そこまで考えているのか、単なる思い付きでやってそうなんだけど。

米国の宗教統治者たちのうちの一人が思い付いた。こいつら統治体の多数決で、全世界のエホバの証人の方針が決まるので、声のデカイ奴の意見に流れて、末端伝道者の布教時間を集計するのをやめたとか。

ものみの塔の1975年の予言ハズシ、統治体の資質不足

布教時間報告撤廃は悪手なのか

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エホバの証人、103年ぶりの珍改革!上から目線の偉そうな指示

エホバの証人の奉仕報告撤廃

エホバの証人のニュース速報

今週の日曜日(2023/10/8)、エホバの証人公式サイトに出たニュース速報。

  • 2023/11からエホバの証人の伝道者は奉仕時間の報告をなしに
  • 伝道の有無と、聖書研究数のみの報告に変更
  • ただし、補助開拓者以上は時間の報告は継続

103年ぶりの変更ということで、Twitterトレンドで「エホバの証人」が上がるほどの衝撃だったみたい。

とはいえ、私は奉仕報告は数年しか出していないし、しかも時間盛り盛りにして、あえて虚偽報告していた(当時の反骨精神どこへ行った?)。そんな私からすれば、どうでも良い変更。

103年の歴史と言っても、しょせんはカルトの歴史なわけで。下らない。

「たいしたニュースじゃねぇよ」というのが私の実感。

しかし、哀れなことに現役信者にはそれなりのインパクトがあるようなので、ちょっと考察してみる。組織に翻弄されまくる現役信者、哀れだな。

エホバの証人の統治体、「指導」と「統治」は違うぜよ!

偉そうな米国の宗教統治者たち

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ハルマゲドンと共に沈め、エホバの証人(JW)組織

ハルマゲドン教理を捨てると崩壊するエホバの証人

悲劇的なエホバの証人の子供を救えるのは・・・

2023/03/05放送の『真相報道バンキシャ!』より。昨日の記事の続き。

番組内で完成度の高い再現VTRが流れる。画面内の子供に感情移入してしまう。我慢しなかったら涙が流れるくらいのリアリティ。思い出させてくれる。子供の頃の悲惨で屈辱的な日々を。

子供が宗教勧誘させられるシーン。完全な罰ゲーム。イジメて下さいと自ら言っているようなもの。現在は子供が布教活動をしていたらアウト。「189」へ電話を。

子供に聞いてみよう。

「お名前は?学校は?住所は?」

「毎月何時間くらい伝道しているの?夏休みとかは?」

「一体何を宣べ伝えているの?」

「この世界が良くなる良い便り」とか答えるので、それは何?と問えば、

いずれ子供の口から「ハルマゲドン」と出て来る。はい。恐怖で布教を強制するのは児童虐待です。伝道時間が数十時間などと答えるようなら、児童相談所も事態を重く受け止めてくれるかも知れない。

洗脳され騙されているエホバの証人の子供を救えるのは、良識ある一般人が一歩踏み込んだとき。

ハルマゲドンと共に沈め、エホバの証人

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世界中での信者数の増加が神の是認というエホバの証人、何だそれ?

「神の介入」を待っている間に死んじゃうエホバの証人

『近現代日本とエホバの証人』。結章「日本のエホバの証人における<本部志向>とは」。

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結章、序盤でエホバの証人とは何なのか?を簡潔明瞭にまとめてある。分かりにくいエホバの証人本人の話を聞くよりここを読んだ方が分かりやすい。まずは宗教お約束の救済について。

エホバの証人における救済の時期は、来世や没後の話ではなく、基本的には信者の存命中における救済を前提としている(=救済の切迫性)。ここにおいて個人がなすべきことは、どうすれば幸福になれるかを考えたり、社会を改良したりすることではなく、神の介入の時を辛抱強く待つこと

そんなエホバの証人は「神の介入」を待っている間に死んじゃうし、年齢を喰っちゃう。そうしてやがて1世紀。

どうすれば幸福になれるか思考放棄、人生の舵取りを他人任せにして、ひたすら耐えて待つだけ。その挙句、当然幸福になれないまま一生を終える。それで一巻の終わり。

エホバの証人(JW)の存在しない美しい未来は、日本から

エホバの証人の無根拠な主張

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平和な日常の維持、それはすべてのエホバの証人が伝道をやめることで実現する

エホバの証人が差し出す、ほぼ唯一の資産「時間」

『近現代日本とエホバの証人』の第四章「従順の時代」より。

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私の家族も含めて、1980年代のエホバの証人は熱心に不毛なエホバの証人の布教活動を行った。どれくらい熱心かというと毎月100時間とかを布教活動(=伝道活動)に費やす。

本書によると、「特別開拓者」に求められる要求時間は毎月140時間。7時間労働の20日勤務と同じ。これには集会参加やその準備の時間は含まれていない。しかも無給。貧乏なエホバの証人が持つほぼ唯一の資産である時間をカルト活動に溶かしている。

それだけの時間を費やせば、何らかの成果は必ず出る。しかもその狂気の時間浪費族の人数は、日本全国で20万人にもなる。

成果として捕獲されたのは、情弱なエホバの証人の新規信者。野に潜むカルト予備軍は漏れなく喰い散らかされ、新規信者がまた布教活動に時間を費やす。この連鎖。そうして1980~1990年代の日本のエホバの証人は雪だるま式に信者数を増やした。

終わりをもたらすエホバの証人の伝道

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エホバの証人(JW)のカート布教活動、街宣再開~いつ?どこで?

エホバの証人のカート布教活動、いつ?どこで?何人?

カートだか看板だかを持って立っているエホバの証人の街宣布教。コロナ禍でとんと見かけなかったのだが、遂に今日、遭遇。我が家の最寄り駅の駅前にて。

コロナ前と時間をズラしていて、私の生活圏内にモロに入り込んできていた。具体的には夕方から朝にシフト。急ぎ足で出勤する人に「聖書を学ぶ・・・」は一切響かないと思うけど。政党応援の先客がいたので、場所もコロナ前とは微妙にズレていた。

カート両脇に中年女性2人。駅に向かう人々をはさむ形で離れた場所に3人。向かい合う状態で立っている。3人のうち、一人だけ男性。中高年といったところ。あとの2人は女性で一人は中年、もう一人は若けりゃ20代かなというところ。

真夏の朝から体力的に稼働可能な年齢層が出てきているだけなのか、言われているほど高齢化していない印象。このままだと先細りしつつ、来世紀までエホバの証人は継続しちゃうんじゃないかと。

その過程で、突発的に勢いを増してしまうと、止めどもなく信者が増殖する可能性もある。1990年代の二の舞い。

21世紀、エホバの証人(JW)は決して減っていない

例えば統一教会の脱会者を吸収していくとか。基本的にはカルトなんてどこも同じで、心の隙を突かれて騙されているだけ。心の隙とは信じ込みやすい体質だったり、強烈な運命論者だったり、孤独だったり。

統一教会に依存して埋めていた部分に、エホバの証人がピッタリ収まる類の人がいるだろう。それをグングン取り込んだりすると厄介で不吉な未来が訪れる。

カルトの無い未来を次世代に

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エホバの証人(JW)の割り当てとは?assignment?

エホバの証人川崎事件の少年と初めての「割り当て」

『説得 エホバの証人と輸血拒否事件』の「第十章 道」より。

エホバの証人の輸血拒否事件、川崎事件を扱った本書。被害者児童が亡くなったのは1985年6月6日。本書によると翌6月7日はこの少年の「初めての割り当て」だったとある。

エホバの証人の割り当てとは?

正式なエホバの証人になるには、段階を踏む必要がある。ここでいう正式というのは献身、バプテスマという儀式を受けること。この儀式を受けたエホバの証人は、組織内で「兄弟、姉妹」と呼ばれる。

亡くなった少年も、断固輸血拒否したその父親も献身しておらず、まだ「兄弟」ではなかった。マインドコントロールの危険度合いは献身宣言の有無には依存しないということだが、エホバの証人の目指すところは、一旦はこの献身である。

仲間内から「兄弟、姉妹」と呼ばれる、馴れ合いの疑似家族空間の仮想温もりがこのカルトの一端を支えている。私みたいにこの馴れ合い環境を気持ち悪いと思う者は、ズブズブ馴れ合い信者に比べれば、脱会へのハードルは低い。

自称「伝道」、エホバの証人のねずみ算的集客システム

エホバの証人のバプテスマとは

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エホバの証人の特権マスターベーション、トイレ掃除と同列の特権「伝道奉仕」

自分だけが気持ちいい、エホバの証人の特権マスターベーション

エホバの証人 – STOPOVER(途中下車)から。『欠陥翻訳ー新世界訳』の第6章「特権体質」。昨日の記事に引き続き、エホバの証人の特権崇拝について考察。

本資料ではエホバの証人組織での「特権」というキーワードの使われ方が2つ提示されている。

1.快感神経を刺激するような使い方

2.少々屈折した使い方

1.の快感神経を刺激する特権という言葉の使い方は

「ラッセル兄弟と食事のテーブルを共に囲むという特権に与かりました」のような使い方。本資料には気持ち悪いくらいにこの使用例が出てくる。このような言い方が半ば癖のようになっている信者もいると、指摘されている。

教団内の重責者と一緒に食事をした、布教活動を行った、一緒に講演した、そういうことが特権だと自慢する使用法。これは、

特権がいかに快感神経を刺激するとは言え、気持ちいいのは言っている本人だけ。周囲にとってはただの自慢だし、信者でない私からすると「気持ち悪っ!」と感じざるを得ない。

現役信者のかたには、自分だけが気持ちいい特権マスターベーションはぜひ控えて頂きたい。本資料では、マジメに人物崇拝、特権誇示の危険性を次のように警告している。

特定の人物と特権意識が結びつくとすれば、それは人物崇拝になりかね ない。「教祖様の御顔を拝する光栄に浴しました」というのと、「ものみの塔協会の会長ノア兄弟と交わる特権に与りました」というのは、それほど大きな違いはない

あるいは、そういう言い方をすることによって自分の立場や組織を誇示しているのであれば、真のキリスト教とはまったく無縁の世界

この俗っぽさ、人物崇拝こそがエホバの証人の本質。

本当は「やりたくない」特権

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