NNNドキュメント’24「人生を取り戻す~”JW”の家に生まれた私~」

家族を破壊する宗教、エホバの証人

NNNドキュメント’24「人生を取り戻す~”JW”の家に生まれた私~」を録画視聴。

人生を取り戻した3人のエホバの証人脱会者の話、30分枠なのでエッセンス凝縮版。

エホバの証人というのは人生そのものが破壊されてしまう
家族関係すらもまともに保てなくなる非常におそろしい宗教

3人が3人とも、エホバの証人によって家族を破壊されている。この3人は現役信者の家族側から忌避されている。

エホバの証人は家族より教団組織を優先する。優先というより教団組織に心身を支配されている。家族のことは教団のことの次。教団が家族の忌避を命じれば、それに盲従する。

そのため、エホバの証人は当然のように家族崩壊の結末を迎える。エホバの証人は「家族を不幸にする宗教」。

私の家族も同じで一家離散状態。私の場合は、男性出演者の方たちとは若干ケースが異なっていて、彼らがバブテスマ(洗礼)を受けた年齢の頃に私は脱会。親を捨てる決意をした。

エホバの証人を強要してくる親を捨てる覚悟をしたときに、私の家族から、もしくは私の中から、家族の絆の根幹のようなモノが決定的に失われてしまった。わが家の場合は、両親も無事にエホバの証人を脱会しているのだが、それでも元通りの家族には戻れない。

親を思う子供の気持ちがどんな宗教信条にも必ず勝つと信じている

と番組終盤で締められていたが、

たとえ親を取り戻したとしても、断ち切られたモノが完全に元通りに復元することはない。家族を破壊するエホバの証人という宗教組織の罪は重い。

エホバの証人のターゲットにされる人

番組中で、1才の誕生日ケーキを食べている、出演者の昔の”悲しい”写真が出てくる。エホバの証人は誕生日禁止なので、1才の誕生日の後が、親がエホバの証人になる分水嶺だったことが分かる。本人にとって記憶のない時代の話。

私も同じ体験をしている。私はほぼ生まれながらのエホバの証人だと思っていたのだが、古いアルバムで1才の誕生日ケーキや初詣の写真を見て、この世に生まれたとき、親がエホバの証人ではない猶予期間があったのだと知った。

この類似性から、幼稚園や保育園に入る前の乳幼児を持つ母親が、エホバの証人のターゲットになると推察される。

言葉も話せない宇宙人みたいな乳児と二人きり、周囲に頼れる人もいなければ、話し相手もいない。

そこに小ぎれいなエホバの証人女性が訪ねてきて、「子育てに役立つ話を無料で聴けて、子どもも連れて来られます」と勧誘。「輸血拒否、忌避制度」といった重要事項の説明もなく勧誘されたら、藁をもつかんでしまう人がいてもおかしくない。

元エホバの証人2世の生まれて最初の記憶、最初で最後のバースデーケーキ

現役エホバの証人よ、人生を取り戻せ

エホバの証人になった理由は、「家族の幸せや健康を願ったから」という人が大多数だろう。「神の王国の実現や主権の証明」なんて、ひとりの人間にとってはどうでもいいこと。

それをいつの間にか、ねじ曲がった方向へ思想を歪められたエホバの証人。その現役エホバの証人が人生を取り戻すためには、エホバの証人をやめるしかない。

教団組織より、家族、自分の願いを優先させる。すると、人生を奪われていた自分に対して、癒しになるできごとに遭遇できるかも知れない。この番組がそれを示唆していた。それは、社会から認められること、家族に無条件で愛されること、信者でない無条件の友人に囲まれること。エホバの証人である間には不可能なこと。


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