21世紀、エホバの証人(JW)は決して減っていない

ものみの塔というキズの半治癒に30年

昨日の記事で、怒りからくる復讐心で、ものみの塔撲滅という活動を行っていると書いた。エホバの証人脱会後、この心境に至るまで30年弱。14才からアラフォーまで。

失った子供時代の清算、過剰な自意識の削減、洗脳状態からの解放、社会的立場の回復、精神の安寧。これらを揃えるのに30年かかり、それでも怒りは収まらなかった。

自身の心身の保全のため、エホバの証人に関するもの一切を避け続けた30年間。駅前に立っているエホバの証人を見かけたり、車の中からエホバの証人の王国会館を見かけても目を逸らし続けた。

こうでもしないと今の穏やかな日々は無かった。この間、ものみの塔に関するものを見ると激しく心が反応していた。穏やかな日常に「ものみの塔」という影が差すと心が動揺する。暴力的になったり何事にも乱雑な対応したり、日常を的確に過ごせなかった。

とはいえ、30年という時の経過はあらゆるモノを薄めた。わき上がるものみの塔への怒り以外は。

完治せずとも、ものみの塔という人生のキズは半治癒状態。ようやく戦闘準備完了。という所で気付けばエホバの証人は減少中、放っておいてもいずれ組織崩壊するという意見を聞く。

何だか、これからという所でハシゴをはずされた感じで拍子抜けなのだが、エホバの証人とものみの塔が消滅するなら、それはそれで良い。

本当にものみの塔は消えるのか?その点を今日は考察。

エホバの証人の平均伝道者数の推移

エホバの証人がゼロになれば、ものみの塔も消滅する。というわけで、日本のエホバの証人の人数について調べてみた。エホバの証人の数=平均伝道者の数とした。

公式サイトとももきち2014さんのブログを参考にしている。ももきちさんのグラフが分かりやすく、未来の数値予測までされていて感心。私も真似してグラフを書いてみた。

JW推移2011-2021

2011年以降右肩下がりでエホバの証人は減っている。たしかに減っている。2021年は一転増加しているがこれはコロナの特殊要因で海外で宣教していた人の帰国の影響らしい。

しかし、この減少人数。実は2011年から2020年までの約10年、6000人弱しか減っていない。年間たったの600人。

1993年以降をグラフにするとこうなる。

JW推移1993-2021

90年代半ばのおぞましい増加に比べると、ここ最近の減少なんて微減、横ばい。

前年からの増減人数をグラフにするとこう。

JW平均伝道者数前年との差1993-2021

21世紀に入ってからの日本のエホバの証人の人数は全く変化なし、と言っても過言ではない。これは楽観視できる状態ではないので、「エホバの証人は決して減っていない」と声を大にして言いたい。

現在のエホバの証人20万人。年間5000人ペースで減ってもあと40年かかる。激しく順調に減少して年間1万人、夢のような数字だが、それでも20年かかる。20年もあると風向き、トレンドが変わってしまう可能性もある。

現在のエホバの証人減少トレンドが再び上昇に転じるという悪夢。何らかの働きかけをして、エホバの証人をぐんぐんと減らさなければ、再度エホバの証人が増えだすという最悪の事態に至る可能性も拭えない。


4 Replies to “21世紀、エホバの証人(JW)は決して減っていない”

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