エホバの証人2世、カルト信者を身内に抱える苦悩とは

カルト信者を身内に抱える苦悩

元エホバの証人2世にとっての真理

昨日の記事で、エホバの証人の人生は無意味であるだけでなく有害なので、エホバの証人をやめるべきだと書いた。無価値ならまだしも、世界に害悪を振りまいて一度限りの人生を終える哀れ。

どんなに高齢で後戻りができなくとも、たとえ死の床にあろうとも、エホバの証人をやめて、少なくとも悪でない側に戻らないといけない。

ただ、これは一般論にすぎない。実際に、自分の親が深いマインドコントロール下にあるエホバの証人だとしたら?老齢で、ほぼ全人生をエホバの証人にフルベットしてしまった後だったとしたら?

今さら、エホバの証人をやめて幻滅、ショックを受けて打ちひしがれて、そのせいで体を病んだり。そんな自業自得親を面倒くさく、疎ましく思うのも理解できる。

しかし、自分の親族が社会に害をもたらしている状態。それで良いのか?果たしてそれを放置していいのか?

その有害物質から逃げ出すだけで精一杯だった、という気持ちも良く分かる。私も親がエホバの証人である限りは、親を捨てる覚悟で脱会した。

これは、やはりちょっと幼稚な白黒二択のエホバの証人的思考かも知れない。しかし、子どもの頃からそうやってエホバの証人に育てられたので仕方ない。真理か、真理じゃないか。私にとっての真理は、

エホバの証人組織とエホバの証人活動は完全悪。なので、この悪に関係する者が身近にいる場合は、愛を持ちつつも毅然とした態度を示すべきだと思う。

親を捨てる覚悟を決めるエホバの証人2世

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性的抑圧により性欲を腐らせるエホバの証人(JW)

性欲をこじらせるエホバの証人

性行為まで規定されるエホバの証人

昨日の記事に続き『1984年』。

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「1984年」の世界で面白いのが、党員に強制されている性生活がエホバの証人そっくりなこと。エホバの証人のギャグのような性に関する規定が、「1984年」の世界ではそのまま党員の性生活の規定になっている。

市民は「良セックス」が何を意味するか-即ち、それが夫婦間の正常な性行為であり、しかも、子どもを作ることだけを目的とし、女性側の肉体的な快感を伴わないものを意味すること-を承知していた

エホバの証人もほぼ同じ、「良セックス」を規定されている。夫婦間以外の性行為はNG。過度に快感を求めない。行える体位の規定までされている。

おバカですか?こんなことしてたら子孫絶滅するよ。生殖活動なんて疲れて面倒くさいので誰もやりたがらない。だから快感とセットになっている。それを否定すると子孫が先細るか、エホバの証人のように抑圧に対する反動で不健康な方に走るか。エホバの証人内部が児童性虐待の温床になっていることがそれを物語っている。

『一九八四年』~塔から与えられればどんなに愚かしいことでもそのまま信じられるエホバの証人

性的にも救いとならないエホバの証人という宗教

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ものみの塔という鳥かごの中の人生、未来に対して無意味な人生

エホバの証人よ。無意味な人生から放たれろ

投獄されるエホバの証人

『良心の危機』から。なかなか読み終わらない本書。分厚い本だとしおりの位置でどこまで読み進んだか分かるのだが、今回は電子書籍で読んでいるので外観からは不明。アプリ内で本を開く前に何%と出るので、確認してみるとまだ三分の一程度。

まだ折り返してもいないのに、ものみの塔の冗談じみた不義の数々が出てくる。ものみの塔と統治体のやっていることは茶番なのに、信者一人一人の人生においては悲劇に転換される。災厄を撒き散らすものみの塔。

私みたいな日本のエホバの証人2世だと、体罰を受けた、子ども時代に自由を制限された、進路を狭められたというような親との関係が問題のメイン。その結果、現在の経済的困窮だったり、精神的な問題を抱えていたり、家族の問題があったり。

それに対して、本書の5章後半から6章で取り上げられている話題は、エホバの証人と政府の問題。エホバの証人信者として不合理なものみの塔の指針に従い投獄される話。

日本のエホバの証人は収監までされないので、マシだと言うつもりは一つもない。人は置かれた場所で、各自の問題と戦っている。それでも、しょうもないものみの塔の方針のせいで何年間も牢で過ごすというのは、やりきれない。想像しがたいものがある。

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『良心の危機』、エホバの証人(JW)の茶番の数々その1

『良心の危機』、エホバの証人(JW)の茶番の数々その2

ものみの塔という牢で過ごす無意味な人生

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『てい少年と目ざめの霹靂』、エホバの証人のやめ方とは?

エホバの証人の脱会お作法

エホバの証人をやめる前には準備を入念に

てい少年シリーズ三部作。いつの間にか完結編の第三作目が出ていたので読む。AmazonのKindle Unlimitedだと無料で読めた。

てい少年と目ざめの霹靂

第一部
『私はこれでカルトをやめました。~人生搾取されたけどまぁいっか~』

第二部
『てい少年と悪魔サタン』~姑息なものみの塔協会のやり口

前作を改めて読み返したわけではないので、あくまで記憶なのだが、本作で伏線が回収され大団円となっている気がする。まるで晴天の霹靂を浴びたかのように、てい少年はカルト脱会を決意する。

少年の脳裏にこれまで体験してきた長老兄弟の偽善、保身、神に導かれていない証拠となる無数の出来事が走馬灯のように巡った。
その衝撃は、荒れ模様ではなかった空から、とてつもない雷が落ちたかのような衝撃であった・・・

「やめよう・・・」

という

目ざめの霹靂を身に受けた

こうしてカルト脱会。めでたしめでたしなのだが、普通のエホバの証人は覚醒の霹靂を受けて脱会したとしても、めでたしめでたしとはならないだろう。

少年はここに至るまでに紆余曲折流れに流されつつも、社会での生存手段と居場所、ついでに伴侶まで見つけている。

私の立場的には、全てのエホバの証人には今すぐ脱会して欲しい。とはいえ用意は周到にした方がいい。この少年のように。

エホバの証人脱会後の居場所を準備する

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ものみの塔聖書冊子協会に電話した話の続き、体罰推奨協会

カルト宗教エホバの証人

ものみの聖書冊子協会へ電話で問い合わせた2つの質問

ものみの塔に電話で問い合わせしてみた話。昨日の記事の続き。きっかけは、ものみの塔聖書冊子協会の日本支部が、週刊誌の取材に模範解答ながら対応していたこと。無視を決め込むのが常道かと思っていたのだが。

私の電話での一つ目の質問、ものみの塔が週刊誌の取材に対して「信者各家庭の事情には関与しない」と回答していた。これは「信者がお宅の宗教のせいで不幸になっても関係ないということか?」「公式サイトにある『あなたの家族生活を幸福なものにする』はウソ?」

これは質問にひねりが無くて、当然「Yes!」と答えるわけがない。「該当の週刊誌が手元にないし分からない。とりあえず全ては公式サイトに書いてあるの一点張り」

そりゃそうさな。オレでもそう答えるよ。宗教のせいで不幸になったという因果関係、簡単に証明できることではない。人生全体の問題だから。だからこそ、根が深い。簡単には諦めないけど、今回は質問が悪かったということで二つ目の質問に移行。思い付きで電話せずに、もうちょっと質問ひねっとけオレ。

ものみの塔聖書冊子協会に電話してみた話、公式サイト崇拝

体罰を推奨しているのか、という質問に対するものみの塔の回答

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家庭生活を幸福にすると言いながら、不幸になったら関与しないものみの塔

あなたの家族生活を幸福なモノにしないものみの塔

元エホバの証人2世のインタビュー記事が載った雑誌

週刊SPA!2022年8/2号に宗教2世問題が取り上げているというので読む。昨今の元首相銃撃事件騒動の影響。AmazonのKindle Unlimitedを契約している人はタダで読める(2024/1現在)。統一教会、エホバの証人、創価学会の2世信者のインタビュー記事が載っている。

元エホバの証人2世のインタビュー内容はよくある話で、元信者なら驚きもしない話。子どもの頃には自由を制限され、エホバの証人のおかげで一家離散というありがちな話。ごくごく一般的なエホバの証人のなれの果て。我が家もそうだった。

こうした記事で、エホバの証人に対する世間の危険認知度があがるのは良いことではないかと。しかし、短い記事なので内容が微妙なのは否めない。記者の理解度の問題もあるかと。

カルト宗教の家庭が、狂気のモンスターを生む理由とは

エホバの証人の本質が世間に知れ渡るように・・・

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『良心の危機「エホバの証人」組織中枢での葛藤』、回り道回避の一冊

回り道回避の『良心の危機』

『良心の危機』、もっと早く読んでいたら

今さらながら『良心の危機』を読み始める。私はエホバの証人の組織や教理の矛盾を感じて脱会したわけではないので、こういった教団の真実を暴露した本を読む必要が無かった。

ものみの塔やその教理が正しかろうが、自分の好きなように生きることこそ人間のすべきことだ、と考えてエホバの証人をやめた。人を殺めたり、モノを盗んだりしない限り、人間は自分の望む生き方をするのがベストで、これは普遍的真理だと今でも考えている。

なんでもかんでも押しつけてきやがる、エホバという神とものみの塔は鬱陶しくてたまらなかった。自然だらけの「楽園で永遠に生きるのが幸福です」って、しょうもないおバカな価値観を勝手に押し付けるなと。

この真理に、良い大人になってもたどり着かず、エホバの証人上層部に上りつめた人間が何を言ってやがるという感覚で、この本を手に取ることはなかった。
※本書はエホバの証人最上層の統治体成員として9年も活動した人物の執筆

今となっては、脱会直後にきちんと本書を読んでいれば、洗脳があっさり解けていたかも知れない、とちと反省。情報を集め、精査する姿勢が欠けていた。

『星の子』の両親、早く風呂入れ~世界を広げることの効能

2回の人生の回り道

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エホバの証人2世の子ども、親に対する条件付きの愛

元エホバの証人2世の親に対する条件付きの愛情

エホバの証人の子ども、条件付きの愛

私は、エホバの証人という宗教の2世信者だった。親を捨てる覚悟でエホバの証人からの脱会を決意したのが14才の秋、大昔のできごと。

エホバの証人は、エホバの証人しか愛さない。エホバの証人の親は、子が「エホバの証人であるなら」という条件付きの愛しか持っていない。そういった内容の昨日の記事を書いて以来、考えていた。

私は、異常に熱心なエホバの証人だった両親を捨てる覚悟ができていた。そんな冷酷な私のほうが、親に対して条件付きの愛しか持っていなかったのではないかと。悲しいが仕方ない。そんな薄情者だったから、今の自分がある。

エホバの証人の親は持たなくとも、子どもは持つと言われる無償の愛、無条件の愛が、私にはなかった。私の親に対する愛は条件付き。両親が「エホバの証人でないなら」という条件付きの愛情だった。

『解毒』~エホバの証人が持たない無償の愛

人生の答え合わせはできないのなら・・・

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カルト宗教家庭が、狂気のモンスターを生む理由とは?

カルト家庭が狂気のモンスターを生む理由

子どもに宗教を強制するカルト

「エホバの証人の親は条件付きの愛しか持っていない」とよく言われる。親に限らず、エホバの証人はエホバの証人しか愛さないよう、教団のものみの塔側からコントロールされている。

エホバの証人2世=親の宗教を押し付けられた子ども。エホバの証人2世のケースで、親の是認を得られるのは、子どもがエホバの証人であればということになる。それが条件付きの愛。

親に愛されたいと思わない子どもはいない。幼い子どもであればなおさら。親の保護がないと自身の生存に関わる。生物の本能として親の愛を得ようとする。

その立場の差を利用して子どもにカルトを押し付けようとするのだから、エホバの証人の親も、子どもを洗脳する方向に指導するものみの塔も、相当にたちが悪い。

宗教を信仰するか否かは子どもの自由だというのが、エホバの証人側の意見だが、保護者という地位を濫用しての宗教押しつけは、強要以外の何ものでもない。

さらに、私の世代のエホバの証人2世の場合には「懲らしめ」という体罰が横行していた。教団が主導し、親たちに子どものお尻を引っぱたかせていた。

生きとし生けるものはすべて、痛みに対してストレートに服従せざるを得ない。動物の調教と同じ。エホバの証人2世の子どもたちは、宗教の強要という人権侵害に屈せざるを得なかった。

カルト宗教2世被害者の「逆恨み」、理不尽な現実から安直な方法で逃避しない

カルト宗教2世の賭け

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カルト宗教2世被害者の「逆恨み」、理不尽な現実から安直な方法で逃避しない

カルト宗教2世、安直な道に逃げない

カルト宗教被害者の「逆恨み」

昨日までの記事でカルト宗教2世被害者のすべきことは、まずは自己の生還、楽しく生きている姿を見せること、最低でも「やめて良かったカルト宗教」の境地に至ることと書いた。

我々のすべきことは、暴力というその場限りの安直な復讐では決してない。その暴挙に向けるエネルギーを自身の生還に使い、それでもカルトに対してわだかまりが残ったら、というのが本日の話。

今回の安倍元総理銃撃事件の容疑者同様、私にも、ものみの塔を恨む気持ちは強くある。限りなく大きく。しかし、その巨大な恨みは、あくまで私怨であり、傍から見れば「逆恨み」と言われちゃう。

カルトとは言え、正式に認可を受けた宗教法人であり、拉致とかテロとかはどちらのキョウカイも恐らくはやってないわけで。
※2025年追記。もうすぐ解散しそうなほうのキョウカイは拉致まがいはやってる?

多額の寄付や時間を搾取されたのは、「お前の親が愚かだっただけ」と言われれば、ぐうの音もでない。こうなると、終末論で恐怖を煽られて騙されていたとはいえ、カルト被害者の恨みは、しょせんは「逆恨み」。

カルト宗教”2世”被害者の場合も、「逆恨み」

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