エホバの証人が捏造した聖書と、ものみの塔の正体とは?

エホバの証人の聖書の正体とは

冗長翻訳な聖書を使用しているエホバの証人

ものみの塔協会の発行している新世界訳聖書は、原文をそのままの順番で翻訳した字義訳を謳っている。そのため、同じ言葉や同義の言葉が何度も繰り返される箇所がある。

”あなた方を追い散らし、あなた方が、あなた方もあなた方に・・・”と言った解りにくい感じの文章が多い。ものみの塔の新世界訳聖書は、文法も何も関係なく単語を一つずつ順番に翻訳して日本語の文章にしている。

まるで子どもの翻訳。本来の意味とは違った文脈になってしまっている文章まで存在する。

ただ、この冗長で緩慢な聖句がエホバの証人好みの表現になっている。聖典として日々手元に置き、何々の書何章何節と言われれば、競うようにパラパラと聖書をめくる。エホバの証人は、ものみの塔の新世界訳聖書の悪翻訳に当然のように影響されている。

ものみの塔の発行する出版物も同様。英語の翻訳をそのまま字義通り日本語に翻訳しているので、非常に読みにくい文章になる。神の霊感に導かれた文章が、そんな読みにくい緩慢な翻訳になり得るのか?

※2023年11月追記
現在の新世界訳聖書はもっと劣化して、分かりやすさ優先の現代語版になっている。子どもの昔ばなしのセットものみたいな感じか。

エホバの証人の起源は、聖書の原語を読めないただの米国人

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『仁義なきキリスト教史』、新興宗教キリスト教

キリスト任侠道

イエス・キリストの一つの解釈

電子書籍版で読んだ一冊『仁義なきキリスト教史』。時代ごとに物語として成立しているので読みやすい一冊。

¥968 (2024/01/07 19:00時点 | Amazon調べ)

神ヤハウェからローマ・カトリックに至るまでのキリスト教史を、任侠道に当てはめてなぞった本。ユダヤ教からイエス・キリストを経て、キリスト教となって世界中に広がる歴史が描かれている。

神ヤハウェは大親分、キリストも任侠の人として描かれているので、エホバの証人にとっては衝撃的な内容。宗教は一つの道であり、任侠道も同じく道なのだが、この本は劇薬、毒薬の類。ショック療法として役に立つ。

エホバの証人は、キリストや神を聖人君子扱いしすぎている。キリストは世界の歴史に名を残し、宗教史を変えた英雄であることは間違いないが、それだけの存在。所詮はただの人、ナポレオンやアレクサンダーと同じかそれ以下

イエスが自らをキリストと考えていたかどうかは、どの写本を重視するか、という問題にも繋がってくる

これは書中で繰り返し書かれていることだが、この本でのキリストの解釈の仕方は

あくまで数多ある解釈の一つに過ぎない

と作者自らが述べている。

愛の無いキリスト教と破壊神エホバ

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エホバの証人(JW)には聖書知識の再インストールが必要

エホバの証人は聖書理解を正しいモノに

『図解 聖書』は正しい聖書の勉強のやり直しに

ものみの塔協会に騙されていた人がエホバの証人をやめた後は、以下のパターンに分かれる。

  • ①一般的なキリスト教会に通う人
  • ②濃く他の宗教に走る人
  • ③薄く色んな宗教に馴染む人(一般的な日本人)
  • ④宗教嫌い、キリスト嫌いとなる人
キリストマトリックス
キリストと宗教依存のマトリックス

電子書籍で読んだ『図解 聖書』だが、エホバの証人をやめて何年も経ち、聖書のことはすっかり忘れてしまっている人におすすめ。ズバリ私にピッタリだった。AmazonのKindle Unlimited会員なら無料対象だった。

ものみの塔のマインドコントロールから脱出して、キリスト教や聖書を毛嫌いする気持ちもやっと一服という人におすすめ。上のマトリックス表で言うと④、③、もしくはその間くらいの人におススメ。聖書の構成通りに漏れなく説明されているので、正しい聖書の勉強に最適。

ものみの塔の製作した新世界訳聖書は独自翻訳の偽物で、さらに有害な宗教本が聖書の誤理解を促進している。そのため、エホバの証人の頭に叩き込まれた聖書知識は誤ったもの。その誤った理解をクリーンなものに入れ替える必要がある。

一方、この本は聖書の全文を網羅しているので、子細部分は簡易的にならざるを得ない。もっと詳細を知りたいという人は、都度欄外に関連書籍が紹介されているのでそちらを参考にされたい。

やはり聖書は、世界中で一番読まれたベストセラーであることに間違いはない。美術館や史跡を旅行で訪れても、聖書を題材にした作品や聖書の舞台であることが多い。

元エホバの証人というだけで、そういった場所に嫌気がさすというのはもったいない。そこまでものみの塔の被害を受けることもない。この本でも聖書に関連する場所や美術作品がコラム形式で紹介されている。

取り戻したい聖書とキリスト教に関するバランス感

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人生に害しかもたらさないエホバの証人活動、役立たない知識と後遺症

聖書は新世界訳以外で

いつかエホバの証人をやめるという希望

私は物心ついて以来、14才になるまでエホバの証人2世として育てられた。途方も無く長い時間を、エホバの証人の集会や大会、家庭での宗教本の勉強や布教活動に費やさせられた。

しかし、私はそれらのエホバの証人活動に全く真面目に取り組んでいなかった。仕方なくやらされていただけ。

幼い頃は、どうして他の子のように地域のお祭りに参加したり、幼稚園や保育園に行っていないのだろうと、疑問に感じていた。

毎週日曜日には、家族で遊びや買い物にはいけず、早起きしてエホバの証人の集会に行かなければならない。これはなぜだろう、そう不思議に思っていた。

小学生の高学年になると、いつかエホバの証人をやめたいという漠然とした希望が芽生え始める。中学生になると、狂信的な信者だった両親や教団から、絶対に自由になると決めた。

中学生の私は、エホバの証人脱会の決意を両親にいつ言い出すかと、四六時中このことばかりを考えていた。エホバの証人脱会は、両親を裏切ることだと私は思っていた。この裏切りの意識が、私の足かせになっていた。

人生に有益なことが一つもないエホバの証人活動

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エホバの証人の親が優先すべきなのは、神でも永遠の命でもなく・・・

JWの親のすべきこととは

子を捨てても、自分の命を優先するエホバの証人

エホバの証人の世界では、教団から破門された人に対して街で会っても挨拶することすら許されない。エホバの証人の破門は排斥と呼ばれ、エホバの証人的村八分状態。重大戒律を破ったり、背教じみたことを口にすると排斥処分になる。

たとえ排斥されたとしても、排斥対象者が未成年だったり自立能力がない場合は、保護者が最低限の生活を保障をしなければならないことにはなっている。

さすがのエホバの証人とはいえ、この程度の常識はある。最低限の義務教育を受けさせること、衣食住など生命を維持するための保護は、子どもが排斥された後であっても、エホバの証人の親が行わなければならない。

しかし、それ以上の深い関わりを持つことは禁じられている。家族間の暖かなコミュニケーションは、排斥者がいるエホバの証人の家庭には存在しない。

しかし、私の両親は一人息子であった私に対して、私が排斥されていたとしても1人の親として独立するまで見届けてくれたような気がする。

私がエホバの証人をやめた後で、両親もエホバの証人をやめた。それを考えても、家族と宗教のどちらを上位に置くべきなのか、最後の最後でその正常な判断ができる人たちだったのかも知れない。

エホバの証人の幻想である永遠の命と、子どもとの絆、それを天秤にかけてみれば良い愛する子どものいない環境での永遠の命、そんなものに意味はない。子を捨ててまでも、自分の永遠の命を求める、というエゴイストな考え方は改めるべきだ

聖人と自分を等しいと、誤解しているエホバの証人

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