血族経営のエホバの証人
北海道の広島会衆でのエホバの証人集団排斥事件の資料を読んでいる。
広島会衆がなぜ集団排斥されるに至ったのか、事件の背景として裏の理由が書かれている。端的に言うと、著者の金沢氏がエホバの証人上層部に目を付けられたから。
神の言葉を伝えるとか言っちゃっている真理の組織にはあるまじき、俗物感。
1982年3月、金沢兄弟は神奈川県海老名市にある日本支部を見学し
とある人物と聖書の翻訳について議論した。それが問題となり、後日の排斥事件につながる。とある人物とは
「織田兄弟(日本支部の代表者)の弟さんだよ」
大越兄弟によれば、織田S兄弟に睨まれるとべテルにいるのは難しくなる
この織田氏については別の記事で触れた。
エホバの証人日本支部の調整者「織田正太郎」の事故死が示すこと
日本支部の代表だった織田氏は、2004年に塔から落ちて死んだ。その弟も影の権力者だった。『良心の危機』を記したレイモンド・フランズも、叔父と揃って統治体メンバーだった。
上層部に親族が多いのは、血族経営の会社か何かだからですか?
聖書翻訳者としては役不足の織田君(弟)
金沢氏は、影の権力者の織田君(弟)と話す。織田君(弟)は、聖書の翻訳を担当しているという話から、英訳聖書の新版で使われている英単語が変わったということを指摘した。
織田(弟)「・・・(不味い)、知らなかった・・・」
織田君(弟)は、自身の勉強不足・知識不足を自らまざまざ感じた。さらに、適当に翻訳しているというか能力不足の露見を怖れ、自分よりデキる金沢氏を妬む。
これら複合する不都合な事由を備える金沢氏が出現した。そこで、織田君(弟)は、「金沢氏を組織から追い出してしまえ」という発想に至る。
金沢氏が、ものみの塔本『あなたは地上の楽園で永遠に生きられます』の矛盾をツッコむ手紙をエホバの証人世界本部に送ったのも要因の一つ。矛盾をツッコんだら、世界本部は自己矛盾をさらに拡張した手紙を送り返してきている。
書籍内で「いつ!いつ!」と強調して書いているのに、それは、「時間的な要素に注目したのではない」と回答。世界本部からの回答は、接続詞の使い方すらままならない矛盾を抱え、小学校からやり直して来いレベル。
ものみの塔が求めているのは単純労働者としてのエホバの証人
後日、どうすれば排斥にならなかったのかを裁定者に聞いたところ、
「何も言わずに、黙って、指示された通りにしていればよかったんです」
と言われている。
組織にとっては真理か真実かなどということより、従うか従わないか、従順か不従順かの方がはるかに重要な問題である
ものみの塔が求めているエホバの証人は、ものみの塔の書籍を全て鵜呑みにする姿勢。そこに矛盾があろうが、全て丸呑み。そして何も考えず、ひたすらものみの塔のために働き続ける従順な人間。つまり、忠実だが思慮深くない奴隷。
『一九八四年』~塔から与えられればどんなに愚かしいことでもそのまま信じられるJW
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