分裂の危機にある自我を統一するのが宗教
『説得 エホバの証人と輸血拒否事件』の「第九章 子」から。
ものみの塔を解散させ、エホバの証人をゼロにする。この思いは私にとって既に○○。と昨日の記事で書いた。
この○○とは「宗教」。
ものみの塔を解散させ、エホバの証人をゼロにする。これはもはや私にとっての宗教。
宗教について、この本『説得』では以下のように他の文献からあらーく引用している。
ウイリアム・ジェイムスが、その膨大な著作のどこかで“宗教というものは、何らかの理由で分裂した自我を、再び統合する力である”という意のことを言っていた
現代社会において、子供がエホバの証人という宗教を親に強制されれば、いずれこの状態に至る。自我の芽生えと分裂。
自我の再統合に、そのまま宗教としてのエホバの証人を求めると、人生がほぼ終わる。そのままエホバの証人の大人になり、自分を押し殺したままの生活が続く。圧倒的な精神的不健康。精神を病んだり、文字通り自ら人生を終えたり。
私の場合は再びの自我の統一に使ったのが、反エホバという強い意思だった。
反エホバという宗教
“エホバによって引き裂かれた自我、その再統合のための反エホバ” の続きを読む