エホバの証人の洗礼・バプテスマとは
エホバの証人は、お互いを兄弟姉妹と呼び合う。女性の信者だったら○○姉妹、男性なら○○兄弟と呼ばれる。しかし兄弟姉妹と認められるには、バプテスマと呼ばれる洗礼の儀式を受けないといけない。
エホバの証人のバプテスマを受けると、ものみの塔協会に献身したということになる。ものみの塔協会に何もかもを捧げる覚悟を決めたということ。
この献身の覚悟ができた者だけしか兄弟姉妹と認められない。排他的なエホバの証人の組織構造。
バプテスマの儀式は、大会という大きな集まりの際に行われる。バプテスマ用に、小汚い小さなプールが大会会場に設置される。
儀式は、バプテスマを受ける側と、施す側のバプテスト双方が水着になって行われる。バプテスマを受ける信者が、一人一人バプテストによって水中に一瞬沈められる。
心からものみの塔に献身していない人は髪の毛が水面に浮いてしまう、などというエホバの証人都市伝説があるが、これはデタラメ。
エホバの証人のバプテスマは、組織崇拝・偶像崇拝の始まり
献身の儀式であるバプテスマを終えた後は、「おめでとうございます」とそこら中の信者から祝福される。
自分の時間や財産、そして自尊心まで、何もかもを存在すらしない神に捧げることになる。悲劇の幕開け。まったくめでたい話ではない。
本人たちは神エホバに献身しているつもりなのだが、エホバの証人が献身しているのは、ものみの塔という組織。エホバの証人組織に何もかもを捧げる、ものみの塔崇拝の始まり。
バプテスマを受ける信者たちは、洗礼の儀式の前に以下の質問に答える。声を合わせて「はいっ!」と。
以下、『ドアの向こうのカルト』を参考に記載。
一、「あなたは、イエス・キリストの犠牲に基づいて自分の罪を悔い改め、エホバのご意志を行うため、エホバに献身しましたか?」
いいえ。自分の罪って何よ?原罪って何?生まれてきただけで何が罪だって言うのさ?
二、「あなたは、献身してバプテスマを受けることにより、自分が、神の霊に導かれている組織と交わるエホバの証人の一人になることを理解していますか?」※下線はこちらでひいた
いいえ。やめてくれー。
組織崇拝します!排他的な組織の一員になります!となぜ声高らかに宣言しないといけないのか?
この2つ目の質問は、1985年に変更された。以前は「・・・これからは神の意志を行うべく、神に無条件で献身しましたか?」という感じだったのに、組織への忠誠を誓わせる文言に変更されている。
文言を変えた所でマインドコントロールが深まるとも思えないのだが、バプテスマ後の信者たちは、涙を流して喜ぶ極限状態にある。ここで誓った質問が感情にダイレクトに響くことを考えると、もしかすると効果的なマインドコントロール手法なのかも知れない。
やはり、ものみの塔はマインドコントロールのプロフェッショナル集団、きめ細かなマインドコントロール手法を多用している。
5 Replies to “教団組織に献身するカルト儀式、エホバの証人のバプテスマとは?”