エホバの証人(JW)の内部文書、内容は現状維持のすすめ

エホバの証人の子供への暴力は、現状維持

3/31に厚労省から出た要請に対する、エホバの証人の対策と思われる内部文書。各「会衆へのお知らせ」、昨日の記事の続き。

内部文書の5項目め。

エホバの証人は児童虐待を容認していません。

神は「暴力を愛する人を憎む」

「聖書中の『懲らしめ』という語は、・・・・主に、教え諭すことや正すことに関連しており、虐待や残酷さとは全く関係がありません」

という記述。文脈を正常な感覚で読めば、

『懲らしめ』は、児童虐待である暴力ではない、と取れる。

しかし、自己正当化に長けたマインドコントロール下のエホバの証人だとどうだろうか?

自分の子どもに『懲らしめ』と称して暴力を振るった者、また、現在進行形で『懲らしめ』と称して暴力を行使している者。これらのエホバの証人は、『懲らしめ』という愛の鞭、体罰は、児童虐待でも暴力でもない、と自己の虐待を正当化しかねない。

昨日の記事でも書いたが、

このエホバの証人の「会衆へのお知らせ」は、信者に現状維持を勧めるモノである。悔い改めや行動の是正を勧めるモノではない。となると、暴力虐待親が変わることはない。

現在、エホバの証人親に叩かれている子供は、引き続き、叩き続けられる。

エホバの証人の子供に対する輸血拒否はアウト

8から9項目め。一番攻めやすい輸血拒否問題について。

エホバの証人は血を神聖なものと考えているので、エホバの命令に従って血を避けます。・・・輸血を受け入れることはしません

親や法的な後見人には、子供のために医療上の決定を行う責任があります

ここは全く折れないカルトっぷり。子供のために医療上の決定を行い、輸血を受け入れることはしない、とハッキリ書いてある。

この部分の前後に、そういった判断は信者が自分で決めることで、組織側が意見を述べたり、圧力をかけたりしないと、教団の責任逃れがなされている。

とはいえ、親自身が決めたとか、各家族での決断であるか否かは、虐待に該当するかどうかに全く関係ない。

昨年の厚労省のガイドラインでは、医師が子供に対して輸血を必要と判断した場合、親が輸血を拒否することはネグレクトに該当する。よって、これはアウト。

ここはなぜ誤魔化さなかったのか、理解に苦しむ。「子供の意思を尊重する」くらいに書いておけば、親は強制していないとお茶を濁せる気がするのだが。どうせ、もともと無意味な輸血拒否教理なのだから。

JWが命がけで輸血拒否するのは目立ちたいから

殉教者が出すぎたため、教理として掲げておくことは重要で、撤回は既にできない。とはいえ、結果的に輸血を拒否できるかどうかは、既にどうでも良いことなのだろうに。

明日に続きます。


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