まさに「ゼロ回答」、エホバの証人(JW)の内部文書

エホバの証人の家庭を不幸にする排斥制度

3/31の厚労省の要請に応えた形のエホバの証人の内部文書。昨日の記事の続き。

文書内の11項目め。排斥について。

これは、以前までと同じ。子供が排斥になっても扶養義務は継続する、と教団は言っている。精神的には無視されるに違いない。しかし、そう騒ぎ立てることなのか、と私は思っていたのだが、これは想像力不足だった。

排斥された家族が同居している場合

は従来どおり、と同居を謳っている。

最近では、未成年で家出せざるを得ない状況に追い込まれた元エホバの証人の話を聞く。私みたいに、脱会後は現役信者の親を顎で使っていた立場からすると、考えられない壮絶さ。

この件は、エホバの証人とは全く関係ない妻と話して合点がいった。

エホバの証人(JW)2世が、家出せずに自由になる方法

私みたいな男性であれば、腕力にモノを言わせることができる。なので、ある程度の年齢になれば、私の家のように宗教親との立場を逆転させることができる。教団の奴隷が偉そうにしてんじゃねぇと。

ところが、か弱い女性の場合だと、父親はもちろんのこと、母親からも一生支配され続けるのではないかとのこと。子供の頃から体罰を受けていればなおさら。性格にもよるだろうから、男性でもこの生涯従属型の人もいるだろう。

そのようにして、家から脱出せざるを得ない状況に追い込んでおいて、非同居なので衣食住の面倒も見ませんと。酷すぎる話。福祉っていったい何ですか?

そもそも、エホバの証人は「家族を幸福にします」って言って、勧誘にくる。それなのに、排斥された家族がいるというシチュエーションが異常。排斥って何?家族が属する教団から排斥されている子供がいて、その家族が幸せになれるわけない。エホバの証人の勧誘は、嘘、大げさ、紛らわしさ100点満点だよ。

終わりの12項。

親の皆さんには、子供の保護や福祉に関わる最新の法律を知っておくようにする責任もあります

教団が思ってもいないことが書いてある。なぜ、思ってもいないのかと言えば、完全に口だけで、行動が伴なっていないから。

3/31の厚労省からの要請には、厚労省発の宗教虐待Q&Aの周知も含まれていた。しかし、この件は当文書では全く触れていない。これは当然で、教団には触れられない事情がある。その点は明日の記事にて。

「ゼロ回答」と2世団体がこの手紙を評していたが、まさにその通り。エホバの証人組織は聴く耳持たず、我が道を行くカルト。その道行く先に信者を待ち受けているモノは人生の破滅。輸血拒否で死んだり、家族が不幸になったり。


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