エホバの証人組織が、宗教虐待Q&Aを信者へ周知しない理由

エホバの証人組織が宗教虐待Q&Aを信者に周知しない理由

昨日の記事の続き。なぜ、エホバの証人組織は厚労省から出ている宗教虐待Q&Aを信者に周知しないか?

いろいろ複合的な事情があるのだろうが、理由を三点、挙げておく。

一つには、世界との隔絶を一種の誇りのように思っているおバカさん集団だから。「政府様からの通達ですー」と、教団自ら率先して回すわけにはいかない。

エホバの証人であろうと、電気や水道などのライフラインや公共サービスがあるから生きていけるのに、いったい何様のつもりなんだか。

そして、二つ目には単純に日本支部だけの独断で動けないという理由。

かつてエホバの証人に、政府文書をそのまま信者に通知するということがあったのか不明だが、前例がなければ、当然世界本部の指示を仰ぐ事項になる。米国本部がOKを出さないと日本支部は動けない。

日本のエホバの証人はそこら辺も考えた方が良い。米国本部の言いなりになっているのが日本支部、そしてそのまた配下の日本のエホバの証人。統治体の直参ではなく、陪臣、だいぶ格下。そんな扱いが我慢できるなんて、感覚麻痺も良いところ。

人が造りし神、キリストを押しのけるエホバの証人の統治体

エホバの証人の「ハルマゲドン」教理とは

そして三つ目、教団が信者に宗教虐待Q&Aを公開できない最大の理由。

宗教虐待Q&Aを客観的に見ると、エホバの証人が児童虐待組織であると確定する部分があるから。あからさま過ぎて、教団はそんな危険文書を自ら信者に回覧することなど出来ない。

信者が、自らが子どもを虐待していた事実に気づき、教団が児童虐待の推進組織であったと思い知る箇所が、宗教虐待Q&Aには含まれているから。

しかも、その内容は「ハルマゲドン」に関すること。エホバの証人の教理の根幹である部分。教団の存続にも関わる。

宗教虐待Q&Aではこのように書いている。

「~をしなければ/すれば地獄に落ちる」、「滅ぼされる」などの言葉や恐怖をあおる映像・資料を用いて児童を脅すこと、恐怖の刷り込みを行うこと、児童を無視する・嫌がらせをする等拒否的な態度を継続的に示すことで、宗教活動等への参加を強制すること

は心理的虐待やネグレクトに該当するとされている。

これは、まさにエホバの証人のやっていること。私も、刷り込まれた恐怖心で人生を棒に振りそうになった。

エホバの証人は教団に宗教活動を強要されている

教団の言い訳は、信者に対して、宗教活動への参加は強制していない、というのが常套句なのだが、これは厳しい。

エホバの証人は、エホバの証人たらないとハルマゲドンで滅びる、と教えられる。輸血をしたり、不道徳な行いをした者はハルマゲドンで滅びる、と教えらえる。つまり、

「エホバの証人的な行いをしないと、神がお前を殺すぞ」ということ。ここまで露骨に言わないが、「この世の人の大半は滅びる」と教えられるわけで、この世の人の大半にならない方法は、エホバの証人活動をすることのみ。

やはり、「エホバの証人活動をしないと滅ぼされる」。これがエホバの証人の教え。

この教理を掲げておいて、「エホバの証人活動を強制していない。子どもが自ら望んでやっていることだ」というのは詭弁がすぎる。

懐のピストルをチラつかせて「金を出さないと殺すぞ」とは言ったが、金を出すことを強制はしていない、というのと同じ。

ハルマゲドンを匂わせて「エホバの証人活動をしないと殺されるぞ」と言ってはいるが、活動は強制していない、というのはは通用しない。誰だって殺されたくないから、エホバの証人活動をせざるを得ない。

エホバの証人は、滅びという言葉やハルマゲドンの恐怖で脅して宗教活動を強要している。

この事実が、いかに教団の生命線か?明日に続きます。


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