エホバの証人組織の責任逃れ
昨日の記事の続き。エホバの証人日本支部に、児童虐待防止などを求める26,000筆の署名が提出された件。TBS NEWS DIGより。
輸血拒否は“事実上の強制” 「エホバの証人」幹部信者が告発 元宗教2世は「命失いかねない経験を…」
「自分たちの教え方でその人の人生が大きく変わるという認識を」
持ちえない教団の輸血拒否を指示する内部文書S-55。
そこには「子どもの輸血を拒否しろ」「輸血を認めていないと書面に明記しろ」と書いてある。
その文書に対して、エホバの証人日本支部は
「地元の世話役が親をサポートするために作成されたもので、医療に関する決定を下すのは親です」
と。安定の責任逃れ。
輸血拒否で子を殺すのは親であるということにしたいらしい。
S-55と会衆のお知らせとの間の矛盾
ところが、この回答、直近に信者に周知された「会衆へのお知らせ」と大きく異なる。
「会衆へのお知らせ」では、輸血拒否について
誰かから強制されたり圧力をかけられたりして決めることではありません
どんな治療を受け入れるかを決めるのは[長老たちではなく]一人一人の責任です
と書いている。
しかし、S-55によると地元の世話役、つまり長老や医療委員会だかのメンバーが親へのサポートと称して、輸血を拒否させようとする。これが世話役のサポート行為。
エホバの証人にしてみれば、「無輸血治療してくれる医療機関を探すことですー」と言うのだろうが、それつまり輸血拒否させること。輸血拒否が前提になっている。「今、無輸血治療してくれる病院を探しているから、輸血しないでくれ」ということ。
信者に命の危険があると病院に押しかけ、無言の圧力、時にはガチの圧力をかける。「輸血することは神の目から見てふさわしいことでしょうか?」と。「神の目から見て」というのは、マインドコントロール下のエホバの証人にとって、滅びがチラつく強力な圧力。もはや、「ハルマゲドンで滅びるよ」という脅迫。
逆に、直近の「会衆へのお知らせ」では、「圧力も強制もない」と書いている。ところが、子どもに輸血拒否させるためのS-55の使用目的は、世話人によるサポートという名の圧力。
話が食い違っている。嘘に嘘を重ねるとこうなる。つじつまの合わない事態に。エホバの証人の予言や教理と同じことになる。
テレビ朝日「サタデーステーション」で「エホバの証人」実名報道