行事不参加のエホバの証人生徒に対して、先生ができること

宗教虐待を成立させる

昨年2022年末の厚生労働省の児童への宗教虐待Q&Aより。子供が行事参加を望むのに、宗教的理由で学校行事への不参加を強要すると、心理的虐待またはネグレクトに該当する。

本日の報道より、エホバの証人の子供を見かけたら児童相談所へ即通報を

エホバの証人(JW)の禁止事項まとめ~過酷なJW2世の子供の学校生活

エホバの証人生徒を抱えてしまった学校の先生に出来ることは何だろうか?

七夕などの学校行事に参加しないエホバの証人の子供がいたとして、次の質問をしてみる。

「もしも、エホバの証人でなかったら、行事参加するか?」

この質問に生徒は「Yes」と答える。そりゃそうだ。不参加な理由はない。

エホバの証人の子供でも、学校行事に参加するのが当たり前だとは認識している。その当たり前を妨害しているのが、「ハルマゲドンで滅ぼされる」というエホバの証人の歪んだ世界観。

子供が本心では参加が当然と考えている、つまりエホバの証人でなければ、当然のように参加したい、参加すると望んでいる行事を、歪んだ世界観で脅し、不参加に追いやっている。これで宗教虐待成立でしょ。児童相談所へ通報を。

「エホバの証人でなかったら、行事参加するか?」

この質問に対して、子供は事実でしか答えていないので、エホバの証人親に子供が責められる筋合いはない。その筋がエホバの証人親に通るかどうかは不明だが。

エホバの証人の親には、宗教虐待加害者になっていることを、先生、もしくは児童相談所から説明するべきだろう。子供にエホバの証人の歪んだ世界観さえ教えなければ、普通に行事参加していた。子供の当たり前を奪う宗教虐待ですと。

エホバの証人親は、歪んだ世界観という指摘に「真理ガ―」とか寝ぼけたことを言うだろうが、「その真理は世間では通用しません。ハルマゲドンで子供を脅すことは宗教虐待です」とハッキリ言ってやればいい。

教育者になりたいのなら・・・

ついでに、親にも同じ質問をすればいい。エホバの証人親は、親のような者でしかなく、思考停止しているので、中身は子供以下。

「もしもエホバが存在しない世界だったら、今の宗教活動をしているか?」

しているわけがない。やりようがないから。そして、この世界は、そのエホバが存在しない世界。そして、ハルマゲドンも来ない世界。

「あなたも、歪んだ価値観で脅され、自由意志を失っているんです。しかも、それを子供に押しつけ、宗教虐待をしている。目ざめよ」って言ってやれ。

こんなに簡単に事が運ぶとは思えないけれど、エホバという架空設定がなければ、学校でエホバの証人の生徒たちが悲しい思いをする必要はない。これは事実。

子供の本心を聞き出すのは簡単ではないけれど、教育者になりたいのなら、何かしないと。宗教虐待を受ける子供に対して、何もしない傍観者、無理解者でいることは教育にはならない。

宗教親を抱えるエホバの証人2世の子供の問題で、厄介なのは「宗教親でも子供からしてみれば親」だと言うこと。愚かな親をかばおうとする、けなげな子供も中には存在するかも知れない。

「うちの親をバカにするな」と。だから、親が騙されていると知りつつ、自身も話を合わせて学校で辛い目に遭っている。キリストか!というくらいの出来た子供。悲劇。親は愚かでも、その子は親に対して無償の愛を抱き得る。

『解毒』~エホバの証人が持たない無償の愛

先生はエホバの証人の生徒に「先生をバカにするな」と慕われるくらいに、粘り強く圧迫感を与えないように、味方であることを示してほしい。

私が子どもの頃、そんな先生には遭遇しなかったけれど。やはり、期待しすぎなのかな。

エホバの証人2世だった私が望んだ「強制」と「配慮」


“行事不参加のエホバの証人生徒に対して、先生ができること” への1件の返信

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください