元『宗教2世』の生き様、何者にも縛られずに生きる

宗教的思想の全体への押し付けは、許されない

『宗教2世』より。Session2-1。『宗教右派はジェンダー政策にどう介入したか?』

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旧統一教会は、ジェンダーフリーや性教育、LGBTの権利擁護などの政策に反対する活動に熱心に取り組んで

いた。

意見が一致する、票田になる。宗教団体の問題に切り込まないでくれる。お互いにとって得な部分があるからこそ

一部の政治家と宗教右派は関係を強めた。

宗教団体にとっては、自分たちのやってほしい政策を通してくれるとか、あるいは、自分たちがやってほしくない政策なり法律なりが通りそうになったら、それを止めてくれる

その宗教団体がカルトだったというのが、この国の笑えない状況。一部の宗教団体が、自身の独特な思想を国全体に押し付けてようなんて、決して許されることではない。

『宗教2世』は、故郷もバックボーンも捨て去るしかない

「元」宗教2世の生き様

本書によると、必ずしも宗教右派は政権を牛耳ったり、乗っ取ったりしているわけではない。しかし、もたれ合う構図はある。

また、ネット空間での性的マイノリティへのバッシングは、宗教右派の影響はあるもののも、それだけが問題ではないと続く。

思想にマッチするから見過ごす、意見がマッチするから利用する、考えがマッチするからどんな団体の記事かも調べずに拡散する。そうしたことがあるので、宗教右派がいなくなればヘイトがなくなるかというと、そうではない

これは、私も同じかと。エホバの証人組織を批判できれば何でもいいと考えがちだから、自戒せねばと思う。・・・いや、実はそうでもないかと考え直す。

エホバの証人組織を批判する意見に盲目的に賛同しているかと言えば、そうでもない。発言者の生き様、立ち居振る舞い、性根が何か気に喰わないと、何だか支持したくない気になる。あと、何らかのうさん臭さを感じるとか。

私が賛同しようがしまいが、大勢に関係ないのだが、積極的姿勢で無視したくなる意見者もいるわけで。

とはいえ、発言内容に総論賛成であれば、批判するべきことではないのでスルー。お前の生き方、態度が気に喰わないんじゃ!なんてことは、ガキのケンカではないので、当然胸にしまっておく。

そういう意味では、ネット空間の思想や意見のマッチによる安易賛同者、確信犯的賛同者、煽られ賛同者に比べると、オレってより頑固だなと。こりゃ友達できないぞと。

意見や思想が完全一致する、というのはあり得ない。この部分は賛成、協同できるが、ここは反対というか保留などという考え方をしていきたい。常にバッファを持った考え方をしたい。

「宗教2世」という、それが許されない出自だったから。

たまたま、エホバの証人の同じ会衆にいた同年代2世信者という共通項だけで、友人をあてがわれた。「仲良くしなさい」と。もうそういうの、うんざりですから。

だから、思想・意見が似ているというだけで、無警戒で賛同したりというのはない。自分の直感に従って好きに生きたいわけで。それが許されない幼少期を送ったから、なおさら。


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