エホバの証人の子供が強制される事実の誤認
AmazonのKindleで読めるエホバの証人脱会本。作中ではエホバの証人とかJWとは書かれていないが、明らかに脱塔者のエホバの証人二世の経験本。
物心ついた頃からのエホバの証人二世で、成人後に解約した体験が綴られている。作者は、恐らく私と同じ現在40代の男性。相通じるところが多い。
作者は、幼稚園に行かずエホバの証人漬けの幼少期を送る。
まだ世間を知らない子供にとっては今見ている世界が常識
幼稚園に行かせて貰っていないのは私と同じ。小学校に入るまで、エホバの証人以外の人間にほとんど触れないので、エホバの証人の世界が常識だと思い込んでしまう。
単なる常識なら殻を破れば良いのだが、常識を通り越して事実と誤認してしまうことが子供のカルト被害者にとっての恐怖。私もエホバやキリストの存在、ハルマゲドンというこの世の終わりの到来を事実として誤認していた。
周囲の大人たち全員が全員、真剣に
「サタンが~、エホバが~、ハルマゲドンが~、楽園が~」
と言っているのだ。これを疑ってかかるというのは、他の世界を見も知りもしない幼児には不可能。
今すぐエホバの証人をやめるべき理由~永遠の命というものみの塔協会の嘘
児童虐待というエホバの証人の罪
そして、現在は無かったことにされている体罰・虐待の事実も赤裸々に描かれている。これも私の経験と同じ。エホバの証人はかつて子供を虐待しムチ打ちの刑に処していた。ものみの塔協会はその児童虐待を今は無かったことにしている。
30~40cmほどのゴムホースをズボンやパンツの上からではなく、柔らかいお尻に直に大の大人が手加減なしで力いっぱい打ち込んでいく
泣き叫ぶ子供を親が抱きかかえて口をふさぎ、子供は足をバタバタさせて抵抗するもトイレに連行されてむち打たれるという光景は日常茶飯事
ものみの塔協会が闇に葬り去ろうとしている罪。児童虐待。私も週に一度はお尻を直でベルトや定規、ふとんたたきなどで叩かれた。
一発、二発ではない。罪状によって親がムチ打ち回数を規定する。決まった回数叩かれるまでは、逃げ回っても許されない。逃げれば回数が増える。
罪と言っても、親の言うことを聞かなかったという罪ともいえない要因。親の言うこととは、ものみの塔協会の言うこと。エホバの証人の集会でお利口にしていなかった、布教活動中に道草を食った、そんなこと。罪でも何でもない。自由を求める子供の純粋な行動。
親による虐待は子どもの心に深い傷を残す。エホバの証人の親はDV大好き野郎だった訳ではなく、ものみの塔協会の指導によってこの虐待を行っていた。
この虐待の事実を現在のものみの塔協会は隠滅しようとしている。罪深いものみの塔協会を見逃してはいけない。私はものみの塔が崩壊するまで、この虐待の経験を語り続ける。
“『私はこれでカルトをやめました。~人生搾取されたけどまぁいっか~』” への2件の返信