エホバの証人をやめる前には準備を入念に
てい少年シリーズ三部作。いつの間にか完結編の第三作目が出ていたので読む。AmazonのKindle Unlimitedだと無料で読めた。
第一部
『私はこれでカルトをやめました。~人生搾取されたけどまぁいっか~』
第二部
『てい少年と悪魔サタン』~姑息なものみの塔協会のやり口
前作を改めて読み返したわけではないので、あくまで記憶なのだが、本作で伏線が回収され大団円となっている気がする。まるで晴天の霹靂を浴びたかのように、てい少年はカルト脱会を決意する。
少年の脳裏にこれまで体験してきた長老兄弟の偽善、保身、神に導かれていない証拠となる無数の出来事が走馬灯のように巡った。
その衝撃は、荒れ模様ではなかった空から、とてつもない雷が落ちたかのような衝撃であった・・・「やめよう・・・」
という
目ざめの霹靂を身に受けた
こうしてカルト脱会。めでたしめでたしなのだが、普通のエホバの証人は覚醒の霹靂を受けて脱会したとしても、めでたしめでたしとはならないだろう。
少年はここに至るまでに紆余曲折流れに流されつつも、社会での生存手段と居場所、ついでに伴侶まで見つけている。
私の立場的には、全てのエホバの証人には今すぐ脱会して欲しい。とはいえ用意は周到にした方がいい。この少年のように。
エホバの証人脱会後の居場所を準備する
エホバの証人をやめるとエホバの証人組織側は疎外感を押し付けてくる。この孤独に耐えられるよう十分準備をしておく。この準備ができていないと「やめる」という決断すら難しい。
本書ではこの理由を簡潔明瞭にまとめている。排斥というエホバの証人組織特有の掟があり、
その掟は血を分けた家族ですら例外ではなく、愛の名のもとに陰湿な村八分が組織的に徹底的に実施される。
このシステムが、組織をやめたい信者たちを家族との分断を恐れて教団を脱会できないように拘束していた
しかも
人間関係を教団内のみに限定させて世間との断絶を誘導するのが教団のやり方
なので、エホバの証人をやめると圧倒的孤独に襲われる。こうならないために、事前に仕事を見つけ、エホバの証人組織以外の居場所を見つけ、できれば交際相手も見つけておく。
これら全部あれば良いのだが、そうも上手くはかないので、せめて仕事+SNS+趣味のサークルとか。複数の逃避場所を設けておくことで、たとえ職を失ったとしても心の逃避場所はSNSと趣味のサークルにあるという状態に。その間に職探しと。
仕事+彼女とかでも可能。全く別の場所で最低2つ以上。交際相手と別れても、仕事に打ち込むことで、仕事のあいだは失恋ショックは忘れられると。
居場所をエホバの証人一択にさせて、脱会を困難にするのがエホバの証人のやり口。そのひとつの居場所として、私はあなたを歓迎します。お問い合わせからでも、コメントからでも、何でも吐き出して下さい。
人生を楽しむことを許さないエホバの証人組織
複数の逃げ場所を準備して、エホバの証人をやめる用意をしたら、失った過去を取り戻す。
少年は普通の人が恐らく学生時代に経験する、いわゆる青春時代というものをオーバーサーティーで迎える事になった
急速に、奪われた普通の少年時代とぽっかりと開いた心の虚無な空間を取り返し、埋めていった
脱会後に子ども時代や青春のやり直しをすると時間を無駄にする。ある程度環境が整い、エホバの証人をやめる準備ができたら、人生を楽しむことを始める。
人生を普通に楽しむことをエホバの証人組織は認めないので、処分されることになるかも知れない。しかし、この時点で既にやめる準備ができているので問題ない。
こう書くと、エホバの証人は人生を楽しんでいるとか、言い出す頭の悪いのがわいてくるんだけど、結婚前の異性の家にも泊まれないような宗教やってる奴が何言ってんの?そんな人生楽しくも何ともねぇよ。黙っとけ。
まとめると、
- エホバの証人組織外に複数の居場所を用意
- エホバの証人をやめる準備を整えたら、人生を楽しむ努力をする
- すると、おのずからエホバの証人をやめたくなる。もしくは人生を普通に楽しむことを許さないエホバの証人組織が、脱会決断の背中を押してくれる