絶対当たらないのが預言、ときどき当たるのが予測~預言するものみの塔は偽者

絶対当たらないのが預言、結構当たるのが予測

元エホバの証人2世の論考集『エビのしっぽ』。Kindle Unlimitedなら無料。

我々は確かに預言などを信じやすいんですけど、修正能力も持っている

この我々というのは人類全般。程度の差こそあれ、人間は太古から預言などを信じやすいようにプログラミングされている。なぜなら、先を予測しないと危険を回避できないから。

天気予報がなければ、傘が無くてずぶ濡れになる。草やぶのような暗がりには危険な生物が潜んでいるのを想像して、原始時代から人間は闇を恐れてきた。年長者の伝承や助言に従うのも、先人の知恵に学び、行く末を案じて生き延びるため。

そんな未来予測全般を無視して、行き当たりばったり好き放題に生きていれば、人類は早晩全滅していただろう。

しかし、たった一度の成功体験から原因と結果の因果関係を決めつけて、当たりもしない験を担いだり、それを他人に押しつけたりというのも人間の性。

そして、この予測という人間の習性に付け込んで悪さをするのが数多の偽預言者。予測の謙虚さ、不確実性を排除し、絶対当たりますと言い切るのが預言。

ズバリ、言ってしまうと、当たらないのが預言、当たるか当たらないかは分からない前提を認めた上で、当たる可能性が高いのが予測。

ハズれた結果を鑑みて修正、さらに当たりやすくなっていくのが予測。初めっから絶対当たるの一点張りで、結果を一切顧みない、ハズれたときにはすべてを失い、時すでに遅しというのが預言。

つまり、絶対当たらないのが預言、結構当たるのが予測。

「預言ハズシても信者減らねぇっす」という麻薬中毒のものみの塔

エホバの証人の全幅の妄信

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元エホバの証人2世のいる場所~エホバカルトの毒を癒す場所

誰にも頼れないエホバの証人2世

私は生まれながらのエホバの証人2世で、14才のときにエホバの証人を脱会。それ以来、エホバの証人に関する事項の思考・判断・行動はずっと一人。

エホバの証人脱会時も、親との決別を覚悟の上、脱会宣言。その際、誰にも何の相談もしなかった。自分一人で考え、自分一人で決めた。

これは今でも頼もしく、当時中学二年生の自分を誇らしく思うのだが、相談できる親戚の一人や二人はいたような気もする。ただ、誰も信頼できない精神状態だった。誰も信頼できないというのは悲しい。自ら世界を拒絶、閉ざしている。

学校の友人に相談したって何の役にも立たない。生活費出して養ってくれる訳じゃないだろと。しかし、そうじゃない。「お前も辛いんだな」「そんなややこしい家庭環境にいたって、お前とは友達だせ」そう言って貰えるだけで十分助けになった。

しかし、当時の自分はエホバの証人という自身の弱みに注目するあまり、一切の弱みを外に出せない、完璧で強くなければ生きていけないと思い込んでいた。だから、非信者の親戚にも学校の先生にも友達にも、誰に対しても頼るどころかひと言の相談すらできなかった。

親戚や学校の教師から、脱会意志が親に漏れないともいえない。それは避けたかった。でないと親に先回りされて、エホバの証人を完全にやめるかやめないかという白黒選択を曖昧にされた恐れがあった。迅速に完全にエホバの証人をやめるという計画を、曖昧かつ緩やかなものにされるのは避けたかった。

完全にエホバの証人を生活から退けられたのは、一人で極秘裏に単独潜航、いざ宣言したら「急速にエホバの証人全般を切り捨てる」という計画が功を奏したから。

脱会時に下手に周囲に相談しなかったのは、それはそれで良かった可能性もある。

『同志少女よ、敵を撃て』~共感と帰属意識による癒し

エホバというカルトの毒を癒す場

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『同志少女よ、敵を撃て』~共感と帰属意識による癒し

エホバの証人被害という同じ経験をした集団に対する共感

まだ聴いている途中なのだけど、『同志少女よ、敵を撃て』より。

¥2,048 (2024/01/13 16:59時点 | Amazon調べ)

主人公がある集団に加わったとき、その集団のメンバーから受け取ったメッセージ。

あなたはここでは何も特別ではない。

ここへ来たあなたは決してもう一人ではない。

仲間意識、皆が同じ経験をしていた。

ここには泣く自分を許してくれる人たちがいる

主人公はこの集団に迎えられ、涙する。

昨年、元エホバの証人というリアルな設定でTwitterを始めた。すると、自分と同じような境遇の人、もっと最悪な境遇の人がざっと数千人以上はいることが分かった。全員がエホバの証人被害者。

生身の人間に接して、こんなにエホバの証人被害者っていたのかと、驚いた。しかし、ちょっと考えれはそりゃそうだと。エホバの証人信者は日本に20万人もいる。潜在的被害者はその数倍にはなる。

Twitterのエホバの証人被害者の中には、深く共感も覚える人もいる一方、何言っているんだかよく分からない奴もいたり。

エホバの証人っぽい暗さやら独りよがりの考えすぎ独善思考が垣間見えたり。まるで、自分の欠点を見ているようで、何とも言い難い気分になるときがある。

本当にヤバい奴もいるらしく、SNSは社会の縮図。特に元エホバの証人なんてのは、程度・期間に差こそあれ終末思想に冒されていたのだから、そりゃヤバい精神状態の奴も紛れ込む。

他人の命・人権の軽視、差別思想、その発言と実行。それにものみの塔お得意の決めつけ型独善思想が乗っかると相当に厄介。まるで自分を見ているよう。

そんなややこしい奴はちょっと勘弁なのだけれど、大きく括って見れば、おおむね共感。

『同志少女よ、敵を撃て』~本当のことを言えば殺される

帰属意識がエホバカルトの毒を癒す

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エホバの証人2世の異常な性欲、私は如何にしてポルノを愛するようになったか

性的に抑圧を受けるエホバの証人

私は生まれながらのエホバの証人2世だった。エホバの証人というのはキリスト教を自称する新興宗教。日本ではものみの塔聖書冊子協会という宗教法人で活動している。

2世というのは宗教2世被害者のことで、親の宗教を強要された子供のこと。

※今回は大いに性的な話題を含みます。ご注意下さい。

エホバの証人は婚外での性行為やマスターベーションが禁止されている。これは若い2世信者にとっては究極の問題。

性という、至って個人的な領域を誰にも管理される筋合いはない。しかし、そんな正論が一切通じないのがカルト。

とにかくエホバの証人は婚前交渉禁止。マスターベーション禁止。

禁止事項の多いエホバの証人2世の学校生活は苦難の連続~エホバの証人のできないことまとめ

特別に強いエホバの証人2世の性欲

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元エホバの証人2世、14才の背教者が『夜明けへの道』になる

元JW2世、14才の背教者の読書感想文

私は生まれながらのエホバの証人2世信者で、14才の秋に自分の意思でエホバの証人を脱会。

その翌年書いた読書感想文が背教者感満載だったのでこの場で紹介したい。

こうして現在、しこしこと反ものみの塔活動をやっている原点は20年以上もさかのぼる。14才の背教者。

この読書感想文は、学校中に配られた文集に載るくらいの賞を貰ったのだが、内容がいかんせん本物の中二病なので、原文ママの掲載は控えたい。恥ずかしくて自分でも読めないので。

読んだ本は、インドの人種差別に対抗して活動した人の話。当人がインドの被差別層の『夜明けへの道』になったのに乗じて、オレも、暗闇でもがく人々の道になってやる!くらいのことを書いた。

JW(エホバの証人)信者の脳内がヤバい理由、悪化の一途

残りわずかな人生の時間を生きる

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エホバの証人の「輸血しない方が良い3つの理由」が成り立たないワケ

エホバの証人の輸血拒否に対する暴論

エホバの証人の主張「輸血しない方が良い3つの理由」は不成立

エホバの証人やその同調者と輸血拒否の議論になると、上げてくる3つの「輸血しない方が良い理由」

  1. 「輸血は安全ではない」

  2. 「輸血しない方が予後がいい」

  3. 「輸血しない方が医療行為が軽く、医療資源を無駄にしない」

前提として、これは論点のすり替えであり、本来、エホバの証人たちは単純に教義上の理由で輸血しない。しかも、その教義がいい加減というのは昨日の記事で触れた。

今日は、この3つの理由が成立しない理由。

輸血が安全でないとしても、まず目前の危険を避けよ

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ものみの塔が、意思を持たないただのシステムになっている

誰も得をしない寄付集金システム「ものみの塔」

カルトの集金構造

エホバの証人に限らず、すべての新興宗教にあてはまることなのだろうだが、騙している側に騙している自覚が無い。

騙している側も、自分の人生、財産、貴重な時間すべてを投げ出している。ホンモノの宗教だと盲信して、新しい信者を開拓しようとしている。誠心誠意よかれと思って、布教活動を行っている。

これがマインドコントロールされている状態。善意ある行動のつもりが、知らず知らずのうちに悪事に加担している。

そして、ほんの一部の人間が上がってくる旨みを吸っている。こいつらが確信犯で、騙している自覚があるというか、騙される奴が悪いくらいに思っている。

この旨み吸い上げの集金システムは、カルト教団にとってトップシークレット。上層部にしてみれば、自分たちがウハウハな贅沢生活を送っているなんてことは末端信者に知られてはならない。

厳重に情報統制され、末端信者たちが外部情報からトップのウハウハ生活を知ることがないよう、情報制限されている。もしくは、それを知らされてもウソ、背教者、反対者の欺瞞だと、事前に釘を刺している。

ものみの塔の収奪システムは・・・

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エホバの証人の偽ボランティア活動で、傷つく子ども

エホバの証人の子どもが負う傷

エホバの証人のボランティア活動とは

エホバの証人は、家々を周って新たな信者を勧誘する行為をボランティアと称している。「宗教活動で新たな信者を集めています」と言っても、食い付きが悪いから。

最近のエホバの証人は、駅前などで立て看板と一緒に立っているのだが、かつては文字通り家から家へ、しらみつぶしに回っていた。住宅地図を塗りつぶしながら回る周到さ。

留守の家があれば、時間帯をずらして夕方などに再チャレンジ。これは留守宅訪問などと呼ばれていた。

この布教活動は、野外奉仕活動、伝道奉仕活動などとも呼ばれる。私がエホバの証人をさせられていた、たしか1980年代後半頃、ボランティアと言い出すようになった。

当時は、ボランティアなどという言葉は、日本では定着していなかった。

エホバの証人の世界本部は米国にあるので、日本ではちょっと先進的とも思える言葉を使ってみたり、奇抜とも思える問題を雑誌で取り上げたりしている。

日本のエホバの証人たちは、自分たちが「ちょっと進んでいる」と言い、これを誇りに思ったりもしている。

エイズとか家庭内暴力とか、テロだとか、当時の日本人にとって、興味の無い、対岸の火事のようなことを、わざわざ米国から輸入してくる。

そもそも、エホバの証人という宗教自体が米国から輸入された余計なモノなのだが。

エホバの証人の子どもに傷を残す、カルト勧誘

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『解毒』~カルトの洗脳が解けやすい人、解けにくい人の違いとは?

元エホバの証人2世信者が書いた『解毒』

エホバの証人を脱会した女性が書いた『解毒』。カルトの洗脳の解けやすい人、解けにくい人の記述が興味深い。AmazonのKindleUnlimitedに登録すれば無料で読める。(2023年11月現在)

カルトの洗脳が解けやすい人とは

この本では、カルトの洗脳が解けやすい人として『生まれつきのタイプ』があると書かれている。

世の中の人は、事の本質に『気づきやすい人』と『疑わずに信じてしまう人』の二つのタイプ

『気づきやすい人』は『要求水準』が高い人で、少数派。こちらが解けやすい人ということだろう。

『疑わずに信じてしまう人』は『要求水準』が低い人で、多数派。

『要求水準』が高い人は、自分で納得するまで調べて考える人で、作者もこちら側に属すると診断されている。

私は、洗脳が解ける前にエホバの証人をやめた。エホバという神は存在すると信じてしまっていたが、その神を見限った。「ハルマゲドンで憤死上等、今、オレはサッカーを優先するんだ」と14才の時に決断。両親と決別、脱会に至る。

洗脳は解けず、自分の決心と心中。ということは、私も自分の考えやものみの塔の教理を『疑わずに信じてしまう』多数派なんだろうと考えた。

一方、この本の作者は洗脳が解けるのに33年かかっている。しかも洗脳が解けるのに、親友の死という重い代償を支払っている。

作者に比べると、私は洗脳が解けるまで20数年、洗脳が解けたのはインターネットで見た「ラッセルの墓はピラミッド」という記事。私は、この信憑性が定かでない記事をも『疑わずに信じてしまう』のだが、このおかげで私の洗脳は解けた。

私の洗脳の解け方なのだが、この本の作者に比べると、時間も要因も軽い。とはいえ、20数年と失った家族を返して欲しいものだが。

カルトの洗脳が解けやすい者のすべきこと

脱会当時14才の私は、「人間の生は限りあるゆえに価値がある」と考えた。よって、永遠の命を配りまくるエホバの証人とは決別。

また、私は子どもの頃から、ものみの塔の推奨する生き方に疑問を感じ、教理や組織の体質(というか、ダサさ)に矛盾を感じていた。

例えば、長老とか古いエホバの証人ってなんであんなにバカなんだろう?とか。

輸血はともかく鯨の肉を喰っちゃダメって言うが、他の動物肉は完全に完璧に血抜きができているのか?大型魚の刺身とか結構血みどろの時ないか?ということは、輸血拒否も、そこまで命がけでやるべきことなのか?といったこと。

元々、ものみの塔を疑っていたので、『ラッセルの墓はピラミッド』の記事で勘づいた。「ものみの塔は嘘つきで、真実を隠蔽するために信者に対し外部情報を制限している」と。これで洗脳はパッと解けた。すべてのつじつまが合った。

エホバの証人の経験が長い人ほど愚かなのは、完全に騙されているから。そして、騙し続けるために教団側はフレッシュな情報を遮断している。ものみの塔がペテン師なら、疑念は全て解決、すべてがただのでっち上げだったということ。

これらが一瞬で繋がった。どうやら私も『気づきやすい』側の人間だったのかも知れない。ずっと疑っていた。「真理の組織ってこんなダサいのか?」と。

『気づきやすい』側の私でも、20数年という時間と一家離散という代償を支払っている。『解毒』著者も同様、多大な被害を受けている。

この落とし前をつけるべく、私はものみの塔を崩壊させるための活動を行っている。

『気づきやすい人』に生まれ、生まれながらにエホバの証人としてすごしたことは、私の運命。すべては、エホバの証人をこの世から一掃し、ものみの塔を崩壊させるという私の宿命のためだと、『疑わずに信じている』。

ものみの塔協会のマインドコントロール手法


エホバの証人の寄付という、危険な無限集金システム

エホバの証人の無限の寄付

ものみの塔の宗教本に価格設定がない理由

ものみの塔協会の宗教本には価格設定がない。1980年代頃までは1冊いくらと値段がついていたのだが、価格は撤廃され、ページ数や装丁に応じて寄付金を募るようになった。

宗教本の場合、実は値段がついている方が健全。価格設定は、最低金額であると同時に最高価格でもある。上限があれば、それ以上金を払わなくて良い。ものみの塔のように、価格がないと寄付金の額はどんどんエスカレートしていく。

私の両親は、ものみの塔の宗教本が届く都度、教団に対して寄付していた。そのため、寄付額は甚だしい金額に達している。

両親は、ひとまず自分たちが手に入れた宗教本相当+毎月の定期分を寄付していた。それから、個別に抱えている信者候補者たちに宗教本を配る。布教活動中も同様に宗教本を配布。その上で寄付金をせびる。「少なくとも印刷代はかかりますから」とか、うまいこと言って。

既に両親は、宗教本に対する寄付を終えているので、印刷代がどうのこうのというのは不実。しかし、エホバの証人たちは、教団のためなら詭弁も構わないという態度。目的のために手段を選ばず。危険なカルト集団。

こうして手に入れた寄付金は、本来は両親が既に立て替え済のもの。しかし、両親はこの寄付金まで教団に上納していた。このようにして、ものみの塔は潤沢な資金を全世界で集めている。

エホバの証人の危険な寄付集金システム

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