エホバの証人組織による非信者の父親の攻略法とは・・・

エホバの証人2世ロボット

私は、物心ついた頃からエホバの証人の2世信者だった。エホバの証人とは自称キリスト教系の新興宗教。2世信者とは親の信仰を押し付けられた子どものこと。

私の家では、まず母がエホバの証人に興味を示し、幼い私を連れてエホバの証人の集会所に通い始めた。エホバの証人の集会所は、「エホバの証人の王国会館」と呼ばれている簡素な建物。

その後、非信者の父の懐柔が始まる。まずは同年代の似たような神権家族を我が家に送り込んでくる。神権家族とは、両親ともにエホバの証人で、子どもたちもエホバの証人2世として育てられている家庭のこと。

父親たちが「聖書研究」をしているあいだに子どもたちだけで遊ばせる。その子どももちょっと大きくなると、同じく「聖書研究」と称して子ども向けのエホバの証人の宗教本を読ませる。

この「聖書研究」は大人も子どもも同じで、エホバの証人の宗教本の討議を行うだけ。マインドコントロールの一環。

私が初めて、同年代のエホバの証人の子どもに会ったときのこと。それをよく覚えている。衝撃を受けた。近所の子どもたちとは全然違う。大人びていて、言葉使いが尋常でなく綺麗。

「僕と一緒に遊びましょうか」というような話し方。普通に気持ち悪いんですけど。まさに、エホバの証人2世ロボットだった。

家族を崩壊させるものみの塔協会

空虚な目的のために家族を失うエホバの証人

エホバの証人組織による父親の攻略

エホバの証人によって行われる聖書研究、これは決して聖書を研究するわけではない。ものみの塔聖書冊子協会の発行している宗教本を読んで質疑応答を繰り返すだけ。「ものみの塔研究」というべき。

ものみの塔研究が終わると、お茶を飲んでお菓子が出てというリラックス状態になる。このリラックスタイムでもエホバの証人の子どもは静かにお茶なりジュースなりを飲んでいる。子どもの頃の私みたいにお菓子にがっついたりしない。

一見、礼儀正しく見えるエホバの証人2世の子どもは、最初から最後まで行儀よく大人の話を聞いている。そんな

エホバの証人2世ロボットに比べて、自分の家の子どもは落ち着きが無く、行儀も悪い。そういった劣等感を非信者の父親が感じ始めたら、既にアウト。

いつの間にか、最後の砦だった父までもがエホバの証人組織に取り込まれていた。私の家でもこの過程で、父親までがエホバの証人組織のマインドコントロール下に置かれてしまった。

子どもはそれぞれ違って良い。落ち着きがなくて良い。元気いっぱいなモノ。意味不明な大人の話を黙って聞いていられるはずがない。その必要もない。それぞれに個性を持った子どもを比べてはいけない。

一見、エホバの証人2世の子どもは従順で大人しくしっかりしているように見える。しかし、実際はエホバの証人の教理に基づいて必要以上に厳しく育てられているだけ。懲らしめという体罰による虐待で押さえ込まれている、悲劇の家庭の産物。


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