カルトの究極の目的とは・・・
『みんなの宗教2世問題』1章『当事者たちのさまざまな声』。マイナー新宗教2世の話。昨日の記事の続き。
この本の1章には、10人もの「カルト被害者」が登場した。本のタイトルどおりの宗教2世でなくカルト被害者が登場と書いたのは、体験者の属性がさまざまだったから。
エホバの証人や統一教会、創価学会の宗教2世から、オウム真理教の1世信者まで、マイナーな新宗教の2世に正統派プロテスタントの2世、親がマルチ商法にハマった人まで。
この本の中で、カルト化した親やカルト宗教の被害者を、私自身の元エホバの証人2世という視点で見てきた。
そこにあったのは、多くの共通点。
結局、宗教の教理なんてのは後付けで都合よく作られたモノ。カルトだと特にそう。本来の目的は、信者を支配し収奪すること。搾取のために、教理や組織の決まりが作られる。
そこに表れる信者の考え方や行動、周囲の人々や子どもが受ける被害、こういったモノには同類項が多い。最終目的が、信者の思考と行動をコントロールし、人生そのものを搾取することにあるのだから。
カルトの共通項
“『みんなの宗教2世問題』:カルトに共通する究極の目的と被害者の共通項” の続きを読む