エホバの証人的「終わりの時代」のしるしを、終わりにする

エホバの証人の「終わりの時代」のしるしとは?

エホバの証人の公式サイト、聖書Q&A『「終わりの時代」にはどんなしるしが見られますか」。ここには、聖書にあげられている「終わりの時代」のしるしが列挙されている。

  • 大規模な戦争
  • 飢饉
  • 大地震
  • 病気
  • 犯罪
  • 地球環境の破壊
  • モラルの低下
  • 家族の絆が弱まる
  • 神への愛が薄れる
  • 宗教の偽善
  • 聖書予言についての理解が進む
  • 世界的な伝道活動
  • 無関心やバカにする態度

こういったことが1914年以降起きているので、現在が「終わりの時代」だというのがエホバの証人の主張。

現在が、エホバの証人が主張するような「終わりの時代」でないことを示すために、これらのしるしが、1914年以降の現代の特徴でないことを示す。エホバの証人的「終わりの時代」のしるしを、終わらせる。

以下、以前にも引用している『ファクトフルネス』を一部参考にしている。

1914年以降、大規模な戦争が起きるようになったわけではない

まず、大規模な戦争。

戦争や紛争の犠牲者は、2016年に1942年比で201分の1になっている。ウクライナ紛争を考慮しても30分の1。エホバの証人的「終わりの時代」の間に、戦争の犠牲者は激減している。

エホバの証人的「終わりの時代」突入前の19世紀、清の太平天国の乱では2,000万人以上が亡くなっている。エホバの証人が「終わりの時代」突入のしるしとしている第一次世界大戦では1600万人。

エホバの証人的「終わりの時代」以前の戦争の方が、より多くの人が亡くなっている。

死者数ではなく、戦争の規模を地域・面積で考えてみる。

第一次世界大戦は、世界大戦と言ってもヨーロッパの戦争だった。それよりも広大な世界規模の戦争はいくらでもある。例えば、モンゴル帝国の侵攻はユーラシア大陸全土に及んだ。

ChagGPTいわく

第一次世界大戦の戦闘地域とモンゴル帝国が侵攻した地域を比較すると、モンゴル帝国が侵攻した地域の方が広大です。

第一次世界大戦は1914年から1918年にかけて行われた戦争で、主にヨーロッパ、中東、アフリカ、アジアなどで戦闘が行われました。戦争は広範囲にわたりましたが、戦闘地域の総面積は比較的限定されており、約1,560,000平方キロメートル程度とされています。

一方、モンゴル帝国は13世紀に大帝国を築いた歴史的な国家で、その領土は非常に広大で、当時の世界帝国の中でも最大級でした。モンゴル帝国はアジア、ヨーロッパ、中東などに侵攻し、その領土は最盛期には約33,000,000平方キロメートル以上に及びました。したがって、モンゴル帝国が侵攻した地域は第一次世界大戦の戦闘地域よりもはるかに広大でした。

1914年以降、大規模な戦争が起きるようになったわけではない。

戦争は現代が終わりの時代のしるしにはならない

飢饉以降の続きは、明日の記事にて。


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