ものみの塔協会が存在し続けていることを除けば「世界は良くなっている」

ものみの塔協会が存在し続けている点以外は世界は良化している

昨日、世界を悪化させているのはエホバの証人だと書いた。エホバの証人は現代をこの世の「終わりの日」であるとしたい。この組織の究極の存在目的が「終わりの日」の終わりからの生還であるため。

「終わりの日」のしるしは、世界の悪化、戦争や飢饉、愛の低下であるとされている。こういった負の出来事を自ら招いているのがエホバの証人。

まさか、戦争や地震がエホバの証人の祈りによって引き起こされている訳ではないので、主には愛の低下がエホバの証人の周囲で巻き起こっている。

事実、現代は特別に災厄に満ちた時代ではない。以前にもエホバの証人の「終わりの日」というウソで触れたが、世界は概ね良くなっている。

「戦争が増えた。飢饉や地震が多くなった」なんてことは統計で見ないと分からない。エホバの証人のように感覚で話すから、ものみの塔協会の都合の良い方向に流されてしまう。

流されないために、こちらの本がおススメ『ファクトフルネス』。この本で分かる統計データから分かる事実の一部。

「戦争や紛争の犠牲者が1942年と比較すると、2016年で99.5%減少」

戦争の犠牲者はほとんどいなくなっている。

「災害による死者数が1930年代と比較すると、2010-16年で92.5%減少」

災害死者数は9割減。

世界は良くなっている。ものみの塔が存在し続けていること以外は。つまり、ものみの塔協会が主張する、この世の終わりのしるしは全く実現していない。

ものみの塔協会の悪意ある引用

本記事の参考にしたJW解約資料「JW解約-エホバの証人の真理を検証する」でも、統計数字を用いて「この世の終わりのしるし」の実現が皆無であることを丁寧に説明している。第5弾「1914年と終わりの日」より。

今回、この資料から紹介したいのはものみの塔協会の「悪意ある引用」。ものみの塔協会の記事で地震学者の手紙が引用されている。

1500年から1700年までの期間にも地震は活動的であったが、「過去100年間に大きな地震の規模とひん度が増大したことは明らかである」と延べています

記事内に教授の名前や大学名を載せて、さも信用のおける情報源のように権威付けして記載している。

ところが、元ネタの手紙は、「過去100年間に大地震が増えているように見えるのは、地震の記録の改善による」「直近100年は地震が増えているが、たとえば1500年から1700年まで、同じくらい活発な期間があった」という内容。

教授本人もものみの塔協会の記事の内容を否定、歪曲していると訴えている。これに対して、ものみの塔協会側は黙殺。当然、記事にしたり、謝罪したりすることもない。

大学教授にしてみれば名前を引っ張り出されて、偽り情報の元ネタのようにされてたまったもんじゃない。こんな誤誘導の記事ばかりが載っているものみの塔協会の出版物は悪書、有害図書。

この手紙の誤用はよっぽどの大馬鹿野郎なのか確信犯。

前者の大馬鹿野郎であれば、ものみの塔協会の教理以外他のことが見えなくなっている状態。盲人。盲人が盲人の手を引いている状態。そのまま穴に落ちまっせ。全世界のエホバの証人を導いているのはこんなお馬鹿さん。

後者の確信犯であれば、専門家の権威を借り誤誘導する悪の組織。

いずれにせよ、ものみの塔協会=災厄をもたらすもの。この世の終わりの兆候を生み出しているのはものみの塔協会自身なのだ。