エホバの証人の効果的・合理的な布教方針
『近現代日本とエホバの証人』、第三章「不確定の時代」後半部分。
かつての日本におけるエホバの証人の増加は、米国本部の都合によるものであり、
入信する側の事情ではなく、入信を促す側の事情による
この点がこの本の研究の骨子になっている。
終末はすぐそこだと既存信者を煽り立て、新規信者の獲得を躍起にさせる。布教時間にノルマを設定したり、新規信者を正式入信させるまでの時間に制限を設けるなどの効率的手法を用いて日本を汚染させたことが記載されている。
こうして、エホバの証人は日本中を効果的に蹂躙し、一定数は存在すると思われるカルト予備軍を根こそぎにした。
一定数のカルト予備軍とは、信じ込みやすい人、騙されやすい人、奇跡的な体験をしたい人、今で言うところの情弱者。または、家族の死や別離、専業主婦などの孤独を抱えた人。
エホバの証人が根こそぎにした情弱者とは
実際に入信させられた側のインタビューも掲載されている。
「こういうこと(地震や災害の頻発)が起きたら世の中が滅びるんだよ」といわれ、「これは間違いない」と確信した
地震や災害が頻発するのは今に始まったことでなく、数世紀前から変わらないし、災害や戦争で死ぬ人は数世紀前に比べれば90%減っている。エホバが降臨しなくても世界は良くなっている。
ものみの塔協会が存在し続けていることを除けば「世界は良くなっている」
騙されやすいというか、情弱というか、物事を深く調べないという悪癖。目に飛び込んできたものを簡単に信じてしまう。
エホバの証人に出会ったのは運命とか神の導きとかではなくて、エホバの証人がしらみつぶしに家々を周っているからに他ならない。布教時間のノルマを与えられて。
エホバの証人の勉強って言うのは戦争反対ってね、絶対戦争しちゃいけないっていうことが、凄くその通りって思った
学生運動で反戦意識を養った世代には、エホバの証人の戦争反対も響いたようなのだが、これも情弱。
本書ではエホバの証人は反戦志向ではないことが書かれている。反戦でなく武器を持たない、殺人しないが教義であり、エホバの証人の神自体は戦争大好き殺戮の神で人類皆殺し計画をたくらむ悪魔。
戦争反対なのは良いのだが、エホバの証人のは何が何でも戦争しない、絶対に武器を持たないっていう単なる無責任。隣国が攻めてきて家族が犯され殺されても、エホバの証人なんで戦いませんと。本当にそこまで愚かになる覚悟はあるのか?
戦争しないために武器を持つわけで、日本が完全に非武装だったら?「殴って下さい。犯して下さい、奪ってください。無抵抗なのでやりたい放題です」って言っているようなものでしょ。
エホバの証人の武装しない戦いを学ばない教義はそういうことで、日本に住み自衛隊に守られながら生きているのに、完全非武装こそがエホバの証人デスーって言っている無責任野郎。
そんなエホバの証人が戦争反対で素晴らしいなんて言うのは情弱に過ぎる。そもそも大概の宗教が戦争には反対しているのだから、エホバの証人だけというわけではない。