エホバの証人公式サイトのトップ記事で、論点すり替え
昨日の記事の続き。エホバの証人公式サイトのトップに出ている、情弱信者を騙す用の記事『大地震 聖書はどんなことを預言しているか』を否定している。これ以上、信者が騙されないように。
地震はいつの時代もあったのだから,今が特別な時代というわけではない
という、正当な主張。これは昨日までの記事で証明した。1914年以降、とくに地震の増加は見られない。
エホバの証人公式サイトでは、これを誤解として、以下のように述べている。
聖書は終わりの時代の特徴として,地震だけでなくほかの幾つかの出来事も同時に起きると予告していました
これを事実として、「『終わりの時代』にはどんなしるしが見られますか」という記事へリンクを張っている。
このやりとり、誤解と事実としているのだが、文脈として成り立っていない。
誤解:「地震はいつの時代でもあったのだから、今は特別な時代ではない」
に対する事実の回答が
事実:「地震以外にも、終わりの時代のしるしがあると聖書に書いてある」
何ら回答になっていない。回答するのなら、地震が1914年以降増えている根拠を示さなければならない。この証明はこのトップ記事内でもされていない。そのため、他にも終わりの時代のサインがある、と論点をすり替えている。
今は、エホバの証人的「終わりの時代」ではない
こうして、まんまと騙された情弱信者がとばされるリンク先「『終わりの時代』にはどんなしるしが見られますか」。
そこには、聖書にあげられている「終わりの時代」のしるしが列挙されている。
- 大規模な戦争
- 飢饉
- 大地震
- 病気
- 犯罪
- 地球環境の破壊
- モラルの低下
- 家族の絆が弱まる
- 神への愛が薄れる
- 宗教の偽善
- 聖書予言についての理解が進む
- 世界的な伝道活動
- 無関心やバカにする態度
そして、
イエスによると,終わりの時代にはこうした預言の一部や大半ではなく全てが同時に実現します
と、すべて同時実現をうたい、自らハードルを上げている。
まず、大地震はここ数日の本サイトの記事で崩しているのでNG。はい、この時点で、今はエホバの証人的「終わりの時代」ではない。一個でも欠けたら、すべて同時に実現するというエホバの証人自身の主張が成り立たない。
エホバの証人の公式サイト、トップ記事を総括。
この地震に感するエホバの証人のトップ記事には、次の記述も。
今世界で起きている地震は神からの罰
を誤解だとし(そんなこと誰も考えてなさそうだけど)、事実として
地震で良い人も悪い人も亡くなっています。たまたま居合わせた場所が悪かったために亡くなる人もたくさんいます
と述べている。「良い人も悪い人も」という傲慢な記述。偉そうに人を裁いている。たかが、ひとつの新宗教団体が人々を裁くな、と声を大にして言いたい。善人、悪人をお前らが決めつけるなと。
エホバの証人の公式サイトのトップ記事だった『大地震 聖書はどんなことを預言しているか』にも、イケているところがある。情弱信者に真実のヒントを与えているところ。
トップ画像が地震計の画像になっている。
情弱信者に、1914年以降地震が増えたように感じさせられているのは、1890年くらいから性能の高い地震計が設置され始めたから。地震計の設置が地震の観測数を増やしているという真実を、トップ画像でチラリさせている。
教団側が、情弱信者の諸君、気付けるかな?目ざめられるかな?、と試している。というかバカにしているのかな?
「目ざめよ!」って宗教誌を発行しつつ、信者を深いマインドコントロール下に置いているのと同じ。皮肉たっぷりの高度なギャグ。現役エホバの証人は、組織にコケにされているんだよ。
終末予言に騙された可哀そうなエホバの証人、時は普通に流れていく
“1914年以降の現代は、エホバの証人的「終わりの時代」ではない” への2件の返信