ものみの塔が、意思を持たないただのシステムになっている

誰も得をしない寄付集金システム「ものみの塔」

カルトの集金構造

エホバの証人に限らず、すべての新興宗教にあてはまることなのだろうだが、騙している側に騙している自覚が無い。

騙している側も、自分の人生、財産、貴重な時間すべてを投げ出している。ホンモノの宗教だと盲信して、新しい信者を開拓しようとしている。誠心誠意よかれと思って、布教活動を行っている。

これがマインドコントロールされている状態。善意ある行動のつもりが、知らず知らずのうちに悪事に加担している。

そして、ほんの一部の人間が上がってくる旨みを吸っている。こいつらが確信犯で、騙している自覚があるというか、騙される奴が悪いくらいに思っている。

この旨み吸い上げの集金システムは、カルト教団にとってトップシークレット。上層部にしてみれば、自分たちがウハウハな贅沢生活を送っているなんてことは末端信者に知られてはならない。

厳重に情報統制され、末端信者たちが外部情報からトップのウハウハ生活を知ることがないよう、情報制限されている。もしくは、それを知らされてもウソ、背教者、反対者の欺瞞だと、事前に釘を刺している。

ものみの塔の収奪システムは・・・

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エホバの証人の罪悪感と贖罪、本当に救うべきは・・・

本当に救われるべきなのは・・・

エホバの証人の不毛で有害な布教活動

エホバの証人信者にとって、布教活動に費やす時間は信者の成績のようなモノ。エホバの証人は、伝道者と呼ばれる布教活動の資格を取得すると、布教にあてた時間を記録し、提出することが求められる。
(※2023年12月追記、2023年11月以降、開拓者と呼ばれる一定以上の時間要求をされる立場以外の伝道者は、時間報告が不要になった。)

この伝道者にはいとも簡単になることができる。私も小学校高学年の時には、この伝道者という資格をとらされた。そして、伝道者カードと呼ばれる紙に、自分の布教時間を記載して報告していた。

布教活動にあてる時間だが、正規開拓者と呼ばれるマインドコントロール末期症状の信者になると年間800~1,000時間。こんな多数の時間を、採算のとれない自称ボランティア活動で浪費している。

時給1,000円で計算しても、年間80万円~100万円、私の両親は、これにさらに20年という月日が乗算される。現金での寄付も毎月しているので、これだけでは収まらない。

エホバの証人活動の何と非生産的なことだろうか。勝手に自己満足しているだけならまだしも、人の家庭を不幸に追い込み、他人の人生を棒に振らせるための宗教活動。そんな不毛で有害な行為に、多額の財産と時間を捧げている。

エホバの証人のバプテスマとは

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コロナウイルスによる、エホバの証人布教活動の変化が示すこと

エホバの証人の布教活動の変化が示すこと

エホバの証人の布教・勧誘活動とは

私は子どもの頃、エホバの証人として育てられた。エホバの証人の親は、子どもをエホバの証人にすることを強制する。私はこれがイヤで、14才の時に親と決別、エホバの証人をやめた。

エホバの証人は熱心に布教活動を行うことで知られている。彼らはこの布教・勧誘活動のことをボランティア・伝道奉仕と呼ぶのだが、要はカモになる信者を捕まえているだけ。

この布教活動は、かつて家々を1軒1軒周るタイプのものが主流だった。聖書に

家から家へと宣べ伝える

という聖句があり、これを字義通りに守っているのだと、エホバの証人たちは誇りにしていた。

私も子どもの頃から、暑い夏の日も、真冬の寒い日も、雨だろうが雪だろうが、この布教活動に連れまわされた。家から家に周り、見知らぬ家の呼び鈴を鳴らさせられた。

この恐怖はいまだ解けず、エホバの証人をやめて20数年経つ今でも、他人の家のブザーを鳴らす夢を見る。

つい数年前まで、私の家にもエホバの証人がやって来ることがあった。私はエホバの証人の顔など見たくもないので、家に来た場合は追い返しているのだが、これはあまり良くない。

エホバの証人はそういった迫害チックなものに酔いしれる傾向がある。与えられた試練であると。世の人には理解が無く、救いの手をさらに差し伸べねばならないと信仰を強くする。

冷静に対応し、エホバの証人でなくとも幸福に生きられること、世界はエホバの証人が言うほど悪くないことを、教えてあげよう。

最近は駅前で活動しているエホバの証人

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誕生日パーティーと誕生日ケーキが禁止、エホバの証人2世

誕生日禁止のエホバの証人

エホバの証人2世の最初で最後の誕生日ケーキ

昔のアルバムを見ていて気付いたことがある。私の満1才の誕生日、1才になったばかりの私が、ケーキに立てたロウソクを吹き消そうとしている。

私は、ほぼ生まれながらのエホバの証人だった。

エホバの証人は誕生日のお祝いが禁止なので、誕生日パーティや誕生日ケーキなどは一切許されない。誕生日会を開くのも、他人の誕生パーティーに参加するのも禁止。

エホバの証人2世の子どもだった私は、ケーキにロウソクを立てて祝って貰ったことなど、一度も無いと思っていた。ロウソクを吹き消した記憶もない。しかし、満1才のときには、平凡に誕生日を祝われていたようだ。

私の1才の誕生日の後に、決定的に何かが食い違ってしまった。母が、布教活動にやってきたエホバの証人の毒牙にかかってしまった。ささやかな我が家が、ものみの塔の猛毒に犯された。

元エホバの証人2世がなじめない、誕生日のケーキ

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『ドアの向こうのカルト』~エホバの証人の作るケーキがマズい理由

エホバの証人のつくるケーキがマズい理由とは・・・

『ドアの向こうのカルト 九歳から三五歳まで過ごしたエホバの証人の記録』

元エホバの証人の被害者が書いた本。絶版なので手に入れるなら中古で。

エホバの証人というカルトに洗脳されやすい人

この本の著者の子どもの頃のエピソードで、両親の夫婦喧嘩のシーンがある。空手(からて)に熱中している父親に対して、母親がハサミを持ち出す。

「私と空手のどっちが大事なの!」と言って空手着を切り裂こうとする。著者は、母親が宗教にハマる素養が垣間見えたと書いている。著者の高い観察眼がうかがえるエピソード。

「私と仕事どっちが大事なの?」と似た質問なのだが、実はどっちも大事。この場合の回答としては、火に油を注ぐだけなので不適切なのだろうが、これが事実。

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エホバの証人が、子どもに布教活動をさせるのは児童虐待

エホバの証人の子どもが受ける傷

エホバの証人の奉仕活動とは、カルト宗教の布教勧誘のこと

私の両親はエホバの証人で、私は当然のようにエホバの証人として育てられた。

エホバの証人の布教活動で、自分の学校の学区内を回らなければならないときが、本当に嫌だった。

エホバの証人の布教活動は、ボランティアとか奉仕、伝道などと、信者たちは自称している。これはソフトに言っているだけで、本来はただの宗教勧誘。しかもカルトの。ものみの塔協会は、こんな悪事を子どもにやらせている。

エホバの証人たちは、家を一軒、一軒、徒歩で回り、カルトへの勧誘活動を行う。炎天下の真夏でも、雪の降る真冬でも、徒歩で家々を巡る。

エホバの証人の親が行う、児童虐待

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エホバの証人の偽ボランティア活動で、傷つく子ども

エホバの証人の子どもが負う傷

エホバの証人のボランティア活動とは

エホバの証人は、家々を周って新たな信者を勧誘する行為をボランティアと称している。「宗教活動で新たな信者を集めています」と言っても、食い付きが悪いから。

最近のエホバの証人は、駅前などで立て看板と一緒に立っているのだが、かつては文字通り家から家へ、しらみつぶしに回っていた。住宅地図を塗りつぶしながら回る周到さ。

留守の家があれば、時間帯をずらして夕方などに再チャレンジ。これは留守宅訪問などと呼ばれていた。

この布教活動は、野外奉仕活動、伝道奉仕活動などとも呼ばれる。私がエホバの証人をさせられていた、たしか1980年代後半頃、ボランティアと言い出すようになった。

当時は、ボランティアなどという言葉は、日本では定着していなかった。

エホバの証人の世界本部は米国にあるので、日本ではちょっと先進的とも思える言葉を使ってみたり、奇抜とも思える問題を雑誌で取り上げたりしている。

日本のエホバの証人たちは、自分たちが「ちょっと進んでいる」と言い、これを誇りに思ったりもしている。

エイズとか家庭内暴力とか、テロだとか、当時の日本人にとって、興味の無い、対岸の火事のようなことを、わざわざ米国から輸入してくる。

そもそも、エホバの証人という宗教自体が米国から輸入された余計なモノなのだが。

エホバの証人の子どもに傷を残す、カルト勧誘

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『解毒』~カルトの洗脳が解けやすい人、解けにくい人の違いとは?

元エホバの証人2世信者が書いた『解毒』

エホバの証人を脱会した女性が書いた『解毒』。カルトの洗脳の解けやすい人、解けにくい人の記述が興味深い。AmazonのKindleUnlimitedに登録すれば無料で読める。(2023年11月現在)

カルトの洗脳が解けやすい人とは

この本では、カルトの洗脳が解けやすい人として『生まれつきのタイプ』があると書かれている。

世の中の人は、事の本質に『気づきやすい人』と『疑わずに信じてしまう人』の二つのタイプ

『気づきやすい人』は『要求水準』が高い人で、少数派。こちらが解けやすい人ということだろう。

『疑わずに信じてしまう人』は『要求水準』が低い人で、多数派。

『要求水準』が高い人は、自分で納得するまで調べて考える人で、作者もこちら側に属すると診断されている。

私は、洗脳が解ける前にエホバの証人をやめた。エホバという神は存在すると信じてしまっていたが、その神を見限った。「ハルマゲドンで憤死上等、今、オレはサッカーを優先するんだ」と14才の時に決断。両親と決別、脱会に至る。

洗脳は解けず、自分の決心と心中。ということは、私も自分の考えやものみの塔の教理を『疑わずに信じてしまう』多数派なんだろうと考えた。

一方、この本の作者は洗脳が解けるのに33年かかっている。しかも洗脳が解けるのに、親友の死という重い代償を支払っている。

作者に比べると、私は洗脳が解けるまで20数年、洗脳が解けたのはインターネットで見た「ラッセルの墓はピラミッド」という記事。私は、この信憑性が定かでない記事をも『疑わずに信じてしまう』のだが、このおかげで私の洗脳は解けた。

私の洗脳の解け方なのだが、この本の作者に比べると、時間も要因も軽い。とはいえ、20数年と失った家族を返して欲しいものだが。

カルトの洗脳が解けやすい者のすべきこと

脱会当時14才の私は、「人間の生は限りあるゆえに価値がある」と考えた。よって、永遠の命を配りまくるエホバの証人とは決別。

また、私は子どもの頃から、ものみの塔の推奨する生き方に疑問を感じ、教理や組織の体質(というか、ダサさ)に矛盾を感じていた。

例えば、長老とか古いエホバの証人ってなんであんなにバカなんだろう?とか。

輸血はともかく鯨の肉を喰っちゃダメって言うが、他の動物肉は完全に完璧に血抜きができているのか?大型魚の刺身とか結構血みどろの時ないか?ということは、輸血拒否も、そこまで命がけでやるべきことなのか?といったこと。

元々、ものみの塔を疑っていたので、『ラッセルの墓はピラミッド』の記事で勘づいた。「ものみの塔は嘘つきで、真実を隠蔽するために信者に対し外部情報を制限している」と。これで洗脳はパッと解けた。すべてのつじつまが合った。

エホバの証人の経験が長い人ほど愚かなのは、完全に騙されているから。そして、騙し続けるために教団側はフレッシュな情報を遮断している。ものみの塔がペテン師なら、疑念は全て解決、すべてがただのでっち上げだったということ。

これらが一瞬で繋がった。どうやら私も『気づきやすい』側の人間だったのかも知れない。ずっと疑っていた。「真理の組織ってこんなダサいのか?」と。

『気づきやすい』側の私でも、20数年という時間と一家離散という代償を支払っている。『解毒』著者も同様、多大な被害を受けている。

この落とし前をつけるべく、私はものみの塔を崩壊させるための活動を行っている。

『気づきやすい人』に生まれ、生まれながらにエホバの証人としてすごしたことは、私の運命。すべては、エホバの証人をこの世から一掃し、ものみの塔を崩壊させるという私の宿命のためだと、『疑わずに信じている』。

ものみの塔協会のマインドコントロール手法


エホバの証人の寄付という、危険な無限集金システム

エホバの証人の無限の寄付

ものみの塔の宗教本に価格設定がない理由

ものみの塔協会の宗教本には価格設定がない。1980年代頃までは1冊いくらと値段がついていたのだが、価格は撤廃され、ページ数や装丁に応じて寄付金を募るようになった。

宗教本の場合、実は値段がついている方が健全。価格設定は、最低金額であると同時に最高価格でもある。上限があれば、それ以上金を払わなくて良い。ものみの塔のように、価格がないと寄付金の額はどんどんエスカレートしていく。

私の両親は、ものみの塔の宗教本が届く都度、教団に対して寄付していた。そのため、寄付額は甚だしい金額に達している。

両親は、ひとまず自分たちが手に入れた宗教本相当+毎月の定期分を寄付していた。それから、個別に抱えている信者候補者たちに宗教本を配る。布教活動中も同様に宗教本を配布。その上で寄付金をせびる。「少なくとも印刷代はかかりますから」とか、うまいこと言って。

既に両親は、宗教本に対する寄付を終えているので、印刷代がどうのこうのというのは不実。しかし、エホバの証人たちは、教団のためなら詭弁も構わないという態度。目的のために手段を選ばず。危険なカルト集団。

こうして手に入れた寄付金は、本来は両親が既に立て替え済のもの。しかし、両親はこの寄付金まで教団に上納していた。このようにして、ものみの塔は潤沢な資金を全世界で集めている。

エホバの証人の危険な寄付集金システム

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『解毒』~エホバの証人というカルトから脱会させる方法

エホバの証人をやめて楽しく生きる姿を見せる

エホバの証人脱会者の女性が書いた『解毒』

エホバの証人を脱会した女性が書いた『解毒』。カルトについて、最終章で説明されている。信者たちを、エホバの証人というカルトから脱会させ、ものみの塔を崩壊させよう。

エホバの証人というカルトから脱会させるには

エホバの証人では『人生で成功すると神様のおかげ』、『失敗すると悪魔の仕業』だと教えている

著者が受けたカウンセリングで、これがカルト宗教の特徴と説明されている。それならば、現役信者に対して、エホバの証人をやめて楽しく生きている様を示せばいい。

エホバという神を捨てても、人生で成功することを知らしめる。それ以前に、エホバの証人をやめないと、人生の成功などあり得ない。

楽しく生きる方法、それは今を生きること。エホバの証人の言う楽園や永遠の命の教理は全部ウソ。人生は一度っきり、一瞬の儚い夢。今日やるべきことをやり、明日に備える。単純にその繰り返し。

人類は復活などしないので、今この生にすべてをかける。すると、人生は輝き始める。そのように、

楽しく生きている様を、カルトのせいで多くの人・モノを失った被害者であるエホバの証人たちに見せつける。

また、作中ではエホバの証人の心理が次のように説明されている。

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