ものみの塔協会、エホバの証人に対する情報統制
エホバの証人は、喫煙や過度の飲酒を禁じられている。しかし、ものみの塔協会二代目会長のラザフォードはアルコール依存症だった。このような、ものみの塔にとって、都合の悪い話はいくらでも出てくる。
初代会長ラッセルの墓が存在し、ピラミッド型のモニュメントになっている。初代会長ラッセルと2代目の会長はそれぞれ離婚し、夫婦生活に破綻をきたしている。などなど。
こういった情報はゴシップ的なモノで、すべてを本当だと決めてかかれないのだが、これらは全てが真実。なぜならば、
ものみの塔が、こういった都合の悪い事案をひた隠しにしているから。信者のエホバの証人たちがこういった情報に一切触れないように情報統制を敷いている。隠すのは都合の悪い真実だから。偽りならば堂々と反論すれば良い。論争はものみの塔の得意とするところだろう。
ものみの塔は、信者たちに教団外の情報に極力触れないよう指導している。これは、都合の悪い事案を信者たちに知られ、マインドコントロールが解けるのを怖れているから。
万が一、ものみの塔にとって都合の悪い真実を知られたとしても、問題のないよう保険も打たれている。教団外の情報は、全て悪魔サタンの攻撃・誘惑手段で、偽りの情報だと信者たちに教えている。
インターネットで「ラッセルの墓はピラミッド~♬」という記事を見ても、それはサタンの手先と化した背教者の虚言である。と事前に布石を打っているのだ。
本来、ものみの塔の教理そのものが全部ウソなので、嘘つきが他人を嘘つき呼ばわりするというのは、何とも滑稽な話。
ものみの塔のマインドコントロール手法
私は、ほぼ生まれながらにエホバの証人2世として育ち、子供の頃からものみの塔の情報統制下にあった。
天に神エホバが存在し、キリストの地上統治が間も無く始まる。そのとき、世界を浄化するハルマゲドンが勃発する。その裁きの日に滅ぼされることがないよう、両親やものみの塔協会の言うことを聞いて、熱心に伝道活動を行わなければならない。ハルマゲドンを生き延びれば、地上の楽園で永遠の命を得られる。
冗談のような話だが、私は20才を過ぎるまで、この世迷言を信じていた。本当にたちの悪い冗談。情報を遮断されると、冗談じみた話でも信じてしまう。
ものみの塔による濁った情報だけが頭の中に蓄積され、新鮮な情報を取り入れられない。そして、深いマインドコントロール状態に持ち込まれる。
永遠の命と絶対に来ないハルマゲドン、たちの悪い冗談
私は14才でエホバの証人をやめたのだが、その理由はものみの塔の洗脳が解けたからではなかった。
私は、ものみの塔が禁止しているマスターベーションを避け続けることができなかった。そもそも、避けるつもりもさほどなかった。それは、ハルマゲドンでの死が確定的。ならば、エホバの証人を続ける理由もない。
そして、エホバの証人が追い求めることを禁止されている、地位や名声が欲しかった。それが、例えハルマゲドンまでの短いモノであっても構わなかった。
既に私は、人間の本質は永遠に生きることではなく、短い生の中での一瞬の輝きにあると知っていた。
ここまで考えても、私の洗脳は解けていなかった。ただ何となく、ものみの塔の言っていることの全部が全部、正しいわけでもないとは思い始めていた。
人生の真理について、私の考えに一理あるのは事実。しかし、これは答えの分かれるところだと、中学生の私は考えていた。
例えば、身体に障害のある人が、楽園で完全な体を手に入れたいと願うのは、仕方の無いことではないかと思っていた。まだものみの塔の冗談教理を信じていたから。
ハルマゲドン後の楽園での永遠の命、ここでエホバの証人たちは完全な体に生まれ変わる設定になっている。この偽りの希望に、エホバの証人たちはすがっている。
本当にたちの悪い冗談、肉体が完全になるなんてあり得ない。人の弱みにつけ込む下劣な教理。
ハルマゲドンは絶対に来ないし、完全な同一種になった人間が永遠に生きる楽園は、単なる人間牧場のようなもの。養鶏場と変わらない。エホバの証人たちは悪い冗談から目を覚ますべき。人生は今の一生、これっきり。
幼少の頃からどんなに滅びると言われても信仰心は湧きませんでした。
もともと不活発だったので、自然消滅のような感じで組織から離れました。
それで滅びるなら滅びるで本望でした。
しかし滅びなんてまったく来ません。この現実に絶望しました。
絶望感、解ります。もう過去に戻ってやり直すことも出来ませんしね。生き残った者には生き残るだけの理由とやるべきことがあると思います。月並みな言葉ですが、人生はいつでも誰でもやり直すことが出来ます。”今”、現在からなら。コメントありがとうございました。返信が尋常でなく遅くなり申し訳ありませんでした。