消滅するエホバの証人の友人関係
私は、ほぼ生まれながらにエホバの証人2世として育てられた。両親はともに狂信的なエホバの証人だった。私が幼い頃は、大都市の郊外に住んでいたのだが、9才のときに家族で田舎へ引っ越すことになった。
私はド田舎の中学校に通っていたのだが、同学年にエホバの証人2世が私を含めて3人もいた。我々エホバの証人2世の3人は、ものみの塔が禁止している学校の行事などには参加しないというスタンスで足並みを揃えていた。
しかし、私は中学2年生のときに自分の意志でエホバの証人をやめる。私がエホバの証人をやめたことで、他の信者の2人との交流は無くなった。
もともと、お互いにエホバの証人だったという理由でつながっていただけの関係。誰かがエホバの証人をやめればその関係は消滅する。
エホバの証人をやめることで教団の人間関係はほぼ全て失われる。むしろエホバの証人をやめる側の私からすれば、気味の悪い新興宗教団体に属している人間との接触は避けたい。カッコ悪い奴らとつるんでいるのは、もううんざりだった。
また、エホバの証人関係者に関わると、自分のエホバの証人2世という暗い過去を思い出すことになる。それも望ましくない事態。
エホバの証人2世という暗い過去は、隠したい事実で触れられたくないこと。この頃の私は、自分のエホバの証人という過去を知る人間とは一切顔をあわせたくなかった。
かつて友達だったエホバの証人たちをやめさせるには
“元エホバの証人2世の友だちや幼なじみ、消滅した友人関係” の続きを読む