『ドアの向こうのカルト 九歳から三五歳まで過ごしたエホバの証人の記録』
元エホバの証人二世の作者が書いた本。絶版なので読むなら中古購入で。
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作者はエホバの証人がマルチ商法を行っていると書いている。エホバの証人の布教に時間を割きやすく、手っ取り早く稼げるので
数多くの証人たちがマルチ販売に走る。
とのこと。
確かに、私がエホバの証人二世だった頃、自然食品とか、健康食品だとかを周囲のエホバの証人に紹介されて、母が買っていた。エホバの証人は病弱だったりアレルギー持ちだったりという人が多いので、こういう”体に良い系”にハマりやすい。
私は至って健康だったので、油ギトギトのマクドナルドとかの方が好きだったのだが・・・
あと、エホバの証人みたいなカルト新興宗教に入っちゃう人は物事を信じ込みやすい、疑わない体質の人が多い。すると、「こんなにも健康に良いんです」とか言われると、この人が言うのなら間違いないと自分も買っちゃう。
そして、良かれと思って親切のつもりで、どんどん勧誘していく。本人は正しいことをしているつもりなのだが、マルチ商法を行っているのは間違いない。
信者が洗脳されやすい体質の人が多いことと、親切を振りまくことが正しいと思い込んでいること。この二つの理由でエホバの証人とマルチ商法はマッチングしやすい。
エホバの証人そのものがマルチ商法
自分が正しいと思っていることや親切が、相手にとって正しいどうかなんて誰にも分らない。それを無感覚に押し付けてくるのがエホバの証人なのだ。
ちっとは考えよう。駅前で派手にすっ転んだ人に
「大丈夫ですか?」と駆け寄るのは親切なのだが、転んだ人はそれを望んでいるか?恥ずかしいから放っておいて欲しい、見て見ぬふりをして欲しいケースもある。
少なくとも私はそうだ。頭を打って意識がとんでいるとかで無ければそっとしておいて欲しい。
つまり、健康に良いからと、どんどん勧誘すれば良いというものではない。誰かにとっては健康だったとしても、皆に効く訳じゃないからムダ金を払うことになりかねない。小さな親切のつもりが大きな迷惑ということ。
そもそも健康になったことと、その健康食品に何かの因果関係があるのか?別の要因があるに違いない。
エホバの証人は悪気がある訳じゃないから、この辺を考えれば自分のやっていることがマルチ商法という迷惑行為であることに気づける。
そして、この本の作者も書いているが、エホバの証人そのものがマルチ商法なのだ。ネズミ算的に信者を勧誘するシステム。
エホバの証人は正しい唯一の真理だと確信して、信者を増やすけど、あなたにとっての真理がオレにとっての真理だとは限らない。
ものみの塔協会の言うことは全部ウソだけど、百歩譲って真理だとしよう。それでも、オレにはものみの塔協会の真理は必要ないよ。
ハルマゲドンで死んでもいい。エホバの証人だらけの楽園に入って、永遠に節制した欲望を抑え込んだ生活をしなければならないのなら、ハルマゲドンまで太く短く、自分の欲望に忠実に生きるよ。
だから、エホバの証人がやっている勧誘は迷惑行為に過ぎない。
そもそも1000%、ハルマゲドンは来ないから、エホバの証人がやっている勧誘行為は災厄を振りまいているだけ。
“マルチ商法を行うエホバの証人” への1件の返信