『ドアの向こうのカルト 九歳から三五歳まで過ごしたエホバの証人の記録』
元エホバの証人二世が書いた本。絶版本なので買うなら中古で。
今回は、ものみの塔協会の出版物の挿絵の中にオカルトシンボルが隠されているという話。
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ものみの塔協会の出版物の挿絵は昔からセンスが悪い。ハルマゲドンの恐怖に怯える人々と、天から降り注ぐ業火。とても愛のある神の仕業とは思えない。
ベッドで頭を抱え、悩む若者。マスターベーション問題で悩んでいる。そんなシチュエーションあるか?そこはもう抜くか抜かないかだろ。悩んだらアウトっすよ。いくしかない。
ものみの塔協会は不健康なことにマスターベーションを禁止しているのでこんなことになる。小学校高学年~中学生の頃の私にしてみれば、そもそもこの挿絵自体に性欲をそそられちゃうんだが。ものみの塔逆効果。
意外と、信者に罪を犯させる逆効果こそがものみの塔協会の本来の狙いだったりする。詳しくは次回以降に。
あとは楽園の挿絵。人種と動物が入り乱れて楽しそうにしている。押し付けがましい。無国籍の交流を楽しみたけりゃ、楽しみたい奴だけで楽しめばいいだけで信者にそれを押し付けるなっつーの。
人は似たもの通しで固まった方がリラックスできるし楽しい、ケースがある。その結果が王国会館に集まった弱者のエホバの証人たち。傷の舐めあい&傷つけ合い活動。そんな精神的に弱い連中がいきなり人種間の交流とか無理だって。
あと動物嫌い・自然嫌いな人だっているよね。臭い動物と並んで料理とか喰いたくない。都会生活にあこがれる私は押し付けがましい楽園の挿絵が大嫌いだった。
オカルトシンボルが隠されるものみの塔協会の出版物
センスの無さだけならまだマシなのだが、ものみの塔協会の出版物には恐ろしい秘密が隠されている。私も確かに何かの怖さを感じることがあったのだが、この本ではこう指摘されている。
とある長老という役職に就いたエホバの証人の話。彼がものみの塔協会の出版物の
絵の中にオカルト的な隠し絵を発見する。それで彼は組織の中に背教者がいるのではないかと思った。そこでそれらの写真を撮って、本部に直接調べてほしいと手紙を書いた。
すると協会から「誰にもこの資料を見せてはならない」という返事が送られてきた
そして、この長老は一方的に組織から排斥される。作中では、文章にも背教的な内容が紛れているのではないかと指摘されている。
要するにフリーメーソンのような秘密結社に属する人々が、何らかの目的でものみの塔協会という看板を掲げてエホバの証人たちを騙そう、悪い方向へ導こうとしているということ。
何らかの目的とは何か3つ考えてみた。ものみの塔協会が出版物の中に背教的な内容を隠している理由は、
- 悪ふざけ
- エホバの証人を病ませたい
- エホバの証人に道を踏み外させたい
詳細は次回に。
“『ドアの向こうのカルト』オカルトの隠し絵があるものみの塔出版物” への3件の返信