中卒上等、エホバの証人二世

エホバの証人の教育方針

私は物心ついた頃からエホバの証人の2世信者として育てられた。

エホバの証人とは通称JWというキリスト教系新興宗教。ものみの塔聖書冊子協会というアメリカ合衆国由来の団体が母体になっている。2世信者とは親がやっている宗教をそのまま押し付けられる子供のこと。

私がエホバの証人として幼児期を過ごした1980年代、エホバの証人の子供に通常の教育は不要という風潮があった。そのため、私は幼稚園や保育園といった幼児教育を一切受けていない。義務教育だけは仕方が無いので受けさせるが、高等教育は不要であるとされていた。

間も無くハルマゲドンというこの世の終わりが来て、世界の仕組みが全部無くなるから。勉強して学歴を身につける必要などないということ。学歴だけが教育の成果では決してないのだが。

これは、わたしがようやくエホバの証人をやめた1990年代前半頃までのこと。

1914年の嘘と1995年の冗談

1995年のものみの塔協会を知らないエホバの証人2世

ものみの塔協会、ノストラダムスより焦っていた

結局、ものみの塔協会が預言していたハルマゲドンは当然のように起こらず、21世紀が順調にやってきた。ノストラダムスの預言同様にものみの塔の預言も大ハズレ。(ノストラダムスの大予言で騒いでいたのは日本人だけらしいが)

20世紀に中卒で教育を終えたエホバの証人の二世信者は今頃どうしているのだろうか。既に後の祭り。

学歴が人間の価値を決める全てでは無い。とはいえ、周囲の一般の子供たちが簡単に手に入れていたものをあえて手放すという無謀な生き方に意味を見出すことなど出来ない。いるとすれば深く深く洗脳されたエホバの証人の二世信者だけ。

1990年代後半になると、どうやらハルマゲドンが来ないということをものみの塔協会の上層部も悟った。もっと早く気付けよという話だが。

そこで終末の預言は訂正され、緩やかな未来、それでも近いうちにハルマゲドンが起こるということになった。ものみの塔協会は、あやふやなまま信者を騙し、搾取し続けることを選んだ。ものみの塔協会の上層部に自浄機能は無い。

この頃の私はエホバの証人の毒親から一刻も早く独立したく、14代でエホバの証人を辞めたあと、中学校を卒業したら親元を出ていく覚悟もしていた。

二世信者がエホバの証人を辞めるということは、深い洗脳状態にある親との決別を意味する。私は若気の至りで中卒上等だと考えていた。

同時期に、信者の学歴が低すぎると寄付金を巻き上げるのに困るということに、ものみの塔協会は気づいた。そのため、工業系など職能のための高等教育は生活の糧を得るために受けても良いということになった。

私はこれに乗っかって何とか短大卒まで、エホバの証人だった両親に面倒を見て貰うことが出来たのだった。ギリギリセーフ。綱渡りの10代だった。


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