エホバの証人の14万4000人の残りの者とは
エホバの証人には14万4000人の重要な教理がある。14万4000人とは忠実で思慮深い奴隷と呼ばれ(※)、神により油注がれた人々という設定。彼らは死後に天に昇りキリストと共に地上を統治することになっている。
※2023年6月追記、この辺の教理は変更され、「忠実で思慮深い」のは後述する統治体のみという設定になっている。
昇天前に地上で生きている油注がれた人々は、14万4000人の”残りの者”と呼ばれている。”残りの者”の中には、ものみの塔協会の頂点で、世界中のエホバの証人を牛耳る統治体のメンバーがもれなく含まれている。
14万4000人の教理には矛盾が多い。統治体の権威付けのための教理なので当然。統治体成員は「我々は天に昇る特権階級なんだ」と主張し、一般エホバの証人たちを労働力として酷使している。
エホバの証人の主の記念式でグイっといっちゃって
興味深いことに、ものみの塔協会は油注がれた残りの者の人数を、毎年公表している。地上で現世を過ごしている残りの者の頭数。
彼らは、エホバの証人最大のイベントである”主の記念式”で”キリストの血と肉を表す表象物に”あずかる”ので、キッチリカッチリ人数が把握されている。
表象物にあずかるという、エホバの証人風の言い方だとわかりにくいが、簡単に言うと聖餐を食べるということ。キリストの肉を表す無酵母パンと、血を表す混ぜ物の無い赤ワインをグイッといっちゃう。
ワインをグイっといっちゃう根拠だが、何らかの方法で、本人にだけ、自分が14万4000人に選ばれたことが分かるという曖昧なもの。何らかの方法とは、閃きとか天啓。要するに昇天組は霊能力者と言える。
ものみの塔協会は霊能力者を否定しているので、ここに大きな矛盾がある。統治体も神の言葉を聞いている設定だし、完全に霊能力者、自分たちは霊能力があっても良いけど、エホバの証人でない霊能力者はサタンの声を聞いているからNGだとしている。
いやいや、お前らが純朴なエホバの証人を騙す蛇なんだよ。
記念式でワインを飲んじゃう人は、たいていはエホバの証人を真面目にやり過ぎて頭がイッっちゃってる奴。他はこのエホバの証人組織の本質を見抜いた確信犯。
教団内で旨みを吸えるのは上層部まで昇りつめてからだから、確信犯でワインをグイっといっておく。もしくは、身近な場所で称賛を得たいという小さな小さな自己顕示欲から、ワインをグイっといっちゃった小市民的確信犯。
その他、多くの”残りの者”は、夢見がちな性格と、理想主義、生真面目さゆえに幻想を見ただけ。熱心に長年エホバの証人活動をして、取り返しがつかなくなった信者たち。現実逃避の結果、望みどおりの天啓が、自身で造り出した幻影として現れた。
寒いな・・・。
忠実で思慮深くないエホバの証人の14万4千人の生き”残りの者”
“エホバの証人の主の記念式で、グイッといっちゃって” への4件の返信