エホバの証人のオモシロ14万4000人の教義
エホバの証人組織はピラミッド構造になっている。その頂点に位置するのが統治体と呼ばれる白人米国人の老人集団。彼らは死後、天に昇りキリストと共に地上を統治する14万4000人のメンバーである。
という設定。
キリストとかエホバとか無限の能力がある設定なのに、手助けする奴らが14万4000人も要るっておかしくねーか?
昇天前の14万4000人のメンバーは”残りの者”と呼ばれ、一般エホバの証人の中にも存在する。興味深いことに14万4000人のメンバーには女性も含まれる。
エホバの証人組織では、女性は絶対に長老などの役職には就けない。女性は夫に従えという何故か古臭い論理が未だにまかり通っているから。であるのに、将来地上を統治する昇天組には女性信者も選ばれる。
なぜか?この14万4000人に選ばれたかどうかは自己申告だから。頭イッちゃったエホバの証人の老婆とかが
「私、14万4000人に選ばれました!」とかほざいているという訳だ。
昇天組に選ばれたかどうかは本人にのみ天啓が降りることになっているので、ババアが自分の見たいものを自分で幻想として造り出し、天啓を感じたに過ぎない。
14万4000人の昇天組を独占するものみの塔協会
ものみの塔協会の教理では、14万4000人の昇天組の募集は、キリスト降誕の1世紀以降、20世紀の現代に至るまで2000年近い長期間に渡って行われていたという設定。
平均すると1世紀あたり7200人である。1年で72人ということになる。これが多いのか少ないのか判断に迷うところ。天に昇る聖者が世界中で選ばれるとして世界中から月間6人くらいだとそんなものなのだろうかという気にもなる。
ものみの塔協会の人数の発表では1925年には9万人強の残りの者がいたことになっている。14万4000分の9万で、残りというかほぼメイン。
1925年の段階で、昇天組の62.5%をエホバの証人の残りの者が占めている。あとの5万人全員がこれ以前に既に天に召されたとしていても、それまでの1900年の間は年間26人ほどになってしまう。これは流石に少ないのではないだろうか。
十二使徒が殉教した時代になると年間枠であと14人しかない。同じ年に12人全員が死んだ訳でもないのでそう単純でもないのだが、ペンテコステのイベント的な感じでまとめて聖霊が降臨したことなどもあったので、年間十数人というのは明らかに少ない。こう考えてみると年間75人というのも微妙。
昇天組の狭き門を、ものみの塔協会は20世紀に入ってからの自分たちの組織の人間で独占しようとしている。独占しようしているというか、そもそも自分たちで造り出した教義なので独占せざるを得ない。
神の選別の業が、ちょうど今この時代に終わりましたと宣っているのだ。まさに偽預言者。
どう考えても人数の辻褄が合わないので、14万4000人が天に昇るというのはものみの塔協会がでっち上げた壮大なおとぎ話。
記念式でぐいっといっちゃった確信犯か酒好き、本当にイっちゃってて幻が見えているような信者の人数を真面目にカウントしたら多すぎたということ。ものみの塔協会は、そろそろ残りの者の人数をごまかし始めるのではないだろうか。
忠実で思慮深くないエホバの証人の14万4千人の生き”残りの者”
“エホバの証人のオモシロ14万4000人の教義はものみの塔協会が偽預言者である証拠” への2件の返信