自身の過去をコントロールしたいエホバの証人組織
エホバの証人という宗教団体は世間の常識とかけ離れている。これに教団内部の人間も気付き始めたのが、子どもに対する虐待の件。
私の実体験としてエホバの証人2世信者だった子どもの頃にしこたま屈辱的な体罰を受けた。エホバの証人は組織として児童虐待を推奨している。懲らしめと称して物理的に体罰を与えることが必要と、クッキリハッキリ公式サイトに書いてある。
この公式サイトはエホバの証人組織そのものと同様に信者の崇拝対象になっている。そのため、一信者が公式サイトを否定したりないがしろにすることはない。背教者扱いされるから。
以前に、エホバの証人の日本支部に「体罰を推奨しているか」と質問したことがある。その際、エホバの証人の電話番は明確に答えはしない。「公式サイトを見てくれ」としか言わない。
その公式サイトに体罰が必要だと書いてあるのだから、ものみの塔聖書冊子協会は体罰推奨協会であることは間違いない。しかも、現在進行形で。
しかし、体罰推奨協会と世間の常識との乖離が明らかになり、「体罰をしていた親がいたとすれば残念なことだ」とする発言が、教団広報から出てきた。
基本的にエホバの証人は組織のマインドコントロール下にあり、一般常識とかけ離れている。しかし、世間との軋轢が大きくなり過ぎると組織そのものの維持存続にも関わる。
そのため、子どもには体罰上等のエホバの証人教理をなかったことにしたいという意思が垣間見られる。
組織の利害に明るいエホバの証人もいる
エホバの証人としては、体罰をしていたのが一部の暴走信者や地域限定だとしておきたい。とはいえ、米国本部発の公式サイトには背教疑惑にもなりかねないため、手を出せない。
または、教団外向きの発信はあくまで信者でない者への建前であり、内部のマインドコントロール信者に対しては、公式サイトに従い体罰はあってもいいよくらいの感覚でいる。外部には体罰の存在を漏らすなと。
エホバの証人のマインドコントロール信者にとっては外部の人間、特にエホバの証人に批判的立場の者は敵に等しい。となると、敵に手の内を明かすなという考え方になる。
例え政府や官憲機関であっても、エホバの証人組織に不利益をもたらすならば、真実を告げる必要もない。国家の法も決して完全に守るべきものではなく、エホバの証人組織の決まりを優先させよというのがエホバの証人。
エホバの証人の中でも外部に対する広報や電話対応している信者は、一般的な感覚を多少は有していて、組織の利害を守ろうとしている。
これを踏まえて、エホバの証人にとって都合の悪い質問をすると興味深い結果が得られる。エホバの証人の広報に聞きたい質問いろいろ。明日に続きます。
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