エホバの証人の王国会館で行われるマインドコントロール
エホバの証人の王国会館では集会と呼ばれる信者の集まりが開かれる。集会では、講演や教団の宗教本を利用した質疑応答、信者による実演などが行われる。
公開講演と呼ばれる講演は○○兄弟と呼ばれる男性の※献身した信者のみが行い、女性の信者が行うことはない。エホバの証人社会は完全な男尊女卑の古くさい思考の組織。
※献身とはバプテスマとも呼ばれ、キリスト教的には洗礼・浸礼のこと。エホバの証人の献身は、ものみの塔協会という組織に自身の全てを捧げますよという誓いを立てることを意味する。本人たちはエホバという神に誓っているつもりなのだが・・・。
公開講演には派手な身振りや言葉の抑揚が付属していて、あいまあいまに座っている信者が拍手をする。今となってみると、尋常ではない光景。王国会館の空気に酔いしれて、閉塞した一体感のもとでマインドコントロールが進行していく。
エホバの証人養成のための神権宣教学校
エホバの証人テクニックの身振りや話し方の抑揚などは、神権宣教学校という場で練習させられる。神権宣教学校も集会の一種なのだが、まだ献身していない”さん”付けで呼ばれる人から2世信者の子供までが他の信者の前で話をさせられる。
練習という側面が強く、その集会後には長老と呼ばれるようなベテラン信者から、ダメだしの反省会がある。その話を行うプログラムは割り当てと呼ばれ、最初は5分の聖書朗読とちょっとした小話から始まり、だんだんと割り当ての時間が長くなる。正式にものみの塔協会に献身して経験を積むと、1時間の公開講演を行なうようになる。
エホバの証人がカルトである証拠
王国会館に初めて連れてこられた信者の家族は、集会が始まる前に熱烈な歓迎を受ける。この歓迎は盛大で、信者から謎の握手を何度も求められる。今までの人生で歓迎された経験の少ない人は、これだけで自尊心がくすぐられる。
この熱烈歓迎ラブシャワーに居心地の良さを感じてはいけない。そもそも初見の人が熱心に歓迎されるというのは、何らかの利害が絡んでいるから。あなたの本質を評価して、あなた自身を歓迎している訳ではない。商業施設でいらっしゃいませと言われるのと同じレベル。カモさんいらっしゃいということ。
スーパーやコンビニで「いらっしゃいませ」と歓迎されるのは、商品に対する対価をあなたが支払い、販売者に利益をもたらすから。この歓迎の具合が熱烈になればなるほど怪しむべき。騙されている可能性を疑うべき。宗教の場合はカルト、商売の場合は詐欺。
エホバの証人は、見ず知らずのあなたを必ず熱烈に歓迎する。それはあなたが王国会館に踏み入れた第一歩が、ものみの塔に利益をもたらすきっかけになるから。カモの到着を王国会館が喜んでいる。
あなたのマインドコントロールが完成すれば、自分の全財産と時間の全て、全体力をものみの塔に捧げることになってしまう。だから、エホバの証人の王国会館には絶対立ち入っては行けない。すぐに立ち去ろう。
“エホバの証人の王国会館での熱烈な歓迎はカルトの証し” への2件の返信