家庭生活を幸福にすると言いながら、不幸になったら関与しないものみの塔

元エホバの証人2世のインタビュー記事が載った雑誌

週刊SPA!2022年8/2号に宗教2世問題が取り上げているというので読む。昨今の元首相銃撃事件騒動の影響。Kindle Unlimitedを契約している人はタダで読める(2024/1現在)。統一教会、エホバの証人、創価学会の2世信者のインタビュー記事が載っている。

元エホバの証人2世のインタビュー内容はよくある話で、元信者なら驚きもしない話。子どもの頃には自由を制限され、エホバの証人のおかげで一家離散というありがちな話。ごくごく一般的なエホバの証人のなれの果て。我が家もそうだったし。

こうした記事で、エホバの証人に対する世間の危険認知度があがるのは良いことではないかと。しかし、短い記事なので内容が微妙なのは否めない。記者の理解度の問題もあるかと。

カルト宗教の家庭が、狂気のモンスターを生む理由とは

エホバの証人の本質が世間に知れ渡るように・・・

インタビュー中で、見たかったアニメのテレビ番組が王国会館という集会所に通っていたせいで見られなかったという記載になっている。該当のアニメは幽霊的なものなので、エホバの証人的には大概の家庭で禁止されるもの。

記事の冒頭には、宗教を特定しない形でしつけでムチ打たれたという記述がある。しかし、それ以上は詳しく触れられていない。かつて、エホバの証人は組織ぐるみで体罰を推奨していたので突っ込んで書いてくれても良いのに。

些末なことまで、生活の一部始終を制限され自由を制限される。それがエホバの証人二世の苦しみ。その制限は学校生活にもおよび、クラスでの疎外感が著しく自尊心を低下させる。

そして、エホバの証人という宗教は進路やクラブ活動の選択、果てには就職にまで容喙。成長の過程で時間や金銭を搾取されたうえに、学歴や職歴を薄められる。恋愛や結婚も大きく制限。無力感を与え自由意志を奪う宗教。

輸血拒否で生命の危険の晒され、さらには抑圧環境ゆえに児童性虐待の温床に。こういったエホバの証人の本質、激ヤバカルトという真実が世間に認識されることを強く望む。

本件について、記事内では教団側に取材をしているが

それぞれの家庭で生じている事柄についてコメントする立場にはない。公式ウェブサイトを参考にしてほしい

という模範解答。

いやいや、「家族が幸せになれます」みたいな謳い文句で勧誘してんじゃんかよ。そして、誰がカルトのウェブサイトなんか見るかよ。

と言いつつ、家族の幸福がどうのこうのって宗教本が無かったかと公式サイトで調べてみる。早速カルトのウェブサイトへ。

はい。ものみの塔様、『あなたの家族生活を幸福なものにする』って宗教本が出てました。タイトルに偽りあり。『あなたの家庭で生じている事柄には関与しない』に変えろよ。


One Reply to “家庭生活を幸福にすると言いながら、不幸になったら関与しないものみの塔”

Leave a Reply

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.