無限に要求されるあなたの財産
お布施や寄付金の料金設定が無い宗教組織は、際限なくあなたの財産や体力、時間を要求し続けてくる。あなたが熱中すればするほど、その金額や時間は増えていく。
1時間あたり幾ら、1回の祈祷で幾らと、しっかり決まっている方が実は健全。それは守銭奴でも何でもなく信者の安全のため。寄付金や祈祷料の料金設定は最低限の設定であると同時に上限ともなる。
ものみの塔協会に献身してしまうと、全てを奪われてしまう。資産も生命も、自分自身の人生に対して下すべき決断の全ても。
献身というのはバプテスマとも呼ばれているエホバの証人の儀式。何もかもをものみの塔協会に差し出すという覚悟の象徴として、小汚いプールの水に浸される浸礼(洗礼)の儀式。
ものみの塔協会の狡猾なトリック
自分の全財産や人生そのものを、たまたま出会った宗教団体に無配慮に捧げてしまって良いはずが無い。無数にある宗教団体の中で、唯一その組織が真理をもたらす証拠など絶対に見つけられない。
そんな証拠があれば、世界の歴史の中でかつて一度も宗教戦争など起きやしないし、世界はその唯一神の色で染まっているはず。宗教が多様なのは、どの神にも決定打が無い代わりに、世界や民族、人種、人間ひとりひとりが多様であることが容認されている証拠。
冷静になって充分に考え抜いて、親兄弟を説得の上、全財産や生命を捧げる決断に至るのが普通。この当然のアプローチが出来ないのがエホバの証人の通常営業。冷静さを失わせるのがマインドコントロールの恐怖。
終わりの日は近い、滅びが近いと信者の恐怖心を煽り立てる。今すぐにでも献身しないと、来たるべき終わりの日、ハルマゲドンで神により滅ぼされますよと脅される。ものみの塔協会は、信者の恐怖心をエスカレートさせていく。そして、
周囲の正常な反対こそが真理へ至る道を妨害する悪魔サタンの手段であると、そそのかす。まるで楽園で人を原罪に導いた狡猾な蛇。
両親や配偶者にエホバの証人になることを反対されている、そうエホバの証人に話すと、彼らは嬉しそうに「ほら来た。必ず、周囲の反対がある。そう予言されている。それはサタンの手段なのだ」と言う。
最後には、親兄弟の反対があることこそがエホバの証人が真理である証と言い出す。これでは本末転倒。エホバの証人が真理だろうが何だろうが、怪しげなカルト団体に入りたいと言い出せば、勘当された親でも、疎遠な親族でも誰でも止める。
とはいえ、この時点で本人はこの正論にはほとんど耳を貸さない。それが悪魔サタンの物言いだと決めてかかっているから。
ここに至る前に、エホバの証人の批判本、批判サイトを見せて、本人が見ている面だけがエホバの証人でないと分からせる必要がある。
全てを献金してしまい老後破産するエホバの証人
私の両親は熱心なエホバの証人として、仕事や時間を投げ打ち、全てをものみの塔協会に捧げた。質素な生活を送り、毎月の寄付金の額も半端なかった。そして、何の蓄えもないまま老後を迎えることになった。
自分の身の回り、最低限の肉親を不幸な気分に追いやる宗教など何の意味もない。心と財布の健全こそが真の幸せ、宗教に軽く染まるのが、我々日本人の幸福な生き方。
神社なんか滅多に行かなかったけど、初詣だけは家族で行ったなと。エホバの証人2世として幼少期を育った私には、そんなささやかで暖かな幸せな記憶は一切無い。
“あなたの全てを奪うものみの塔カルト、その狡猾なトリックとは” への3件の返信