エホバの墓

エホバの証人の占いと墓参り

ものみの塔協会の教義では占いや墓参りは禁止されている。そのため私は現在に至るまで一度も墓参りに行ったことがない。両親もかつては熱心なエホバの証人だったのでそれぞれ自分の墓というものを用意していない。私の一家はどこの墓に入ることもなく死んでいくことになる。一度も参ったことも掃除したこともない親族の墓に入れてくれというのも今さら言い出せないのである。今でもお盆の時期になるとちょっとした会話の節々にエホバの証人2世だった自分と他人との違いについてまざまざと感じざるを得ない。

ものみの塔協会は星占いを占星術と呼び信者たちに禁止されている。当然星座だけでなく生まれ年や血液型による占いも一切が禁止である。しかし血液型による性格の違いのようなものは科学的な根拠があるとしてエホバの証人の間でも語られることがあった。他愛ない占い全てがエホバの証人には禁止されている。私も子供の頃に占いの本やテレビの占いについて学校の友達と話すことが出来ず寂しい思いをしたものだ。

墓参りについてはもっと厳格に禁止されていて、墓参りしたことが見つかるとエホバの証人組織から追い出される排斥処分になる。今でも私は墓地に近づくとちょっとした違和感を覚える。子供の頃から仕込まれた習性は簡単には抜けないのだ。





逆オカルト状態のエホバの証人

占いや先祖を墓に祀るということは悪魔が仕掛けた見えない誘惑であるとものみの塔協会は教えている。偽りであるものは全て悪魔サタンの仕掛ける罠でありそれに引っかかるということは神エホバに反することだというのだ。空想上の産物を一切認めない頭の固い考え方である。科学的に根拠の無いもの全てを悪霊の仕業であると判断する理屈っぽさをエホバの証人は子供の頃から仕込まれる。エホバの証人は目に見えないものを必要以上に怯え毛嫌いする逆オカルト状態に陥っているのだ。

とは言いつつもものみの塔協会の初代会長ラッセルはちゃっかり墓に祀られている。しかもその墓はピラミッド型のモニュメントになっているのである。そのモニュメントには十字架まで刻まれているというおまけ付きである。

また千葉県のエホバの証人の大会ホールには納骨堂が設置されているという話まである。末端の一般信者の骨は一切残さず捨ててしまえという態度の一方で組織上部の人々の遺骨は後生大事にしていくというのがものみの塔協会のスタイルである。これがものみの塔協会の持つ二面性である。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。