ものみの塔設定の悪魔サタン一派の地道な活動
ものみの塔協会の教理では、悪霊の存在が明確に示されている。悪霊「あくりょう」ではなく「あくれい」と読むのがものみの塔式。ものみの塔の教理では、
サタンという悪霊の親玉を筆頭に、数々の悪霊が地上を闊歩しているという設定。
サタンは他の宗教だとルシファーなどと呼ばれることも。最も優秀で美しい『み使い』(一般的には天使だが、ものみの塔はみ使い)だった。
※2023年追記、現在ではものみの塔も「天使」
しかし、その自らのレベルの高さゆえに神に反乱を起こす。地上に下って、最初の人間であるアダムとエバ(イブと呼ばれることもあるがものみの塔ではエバ)を蛇に化けて騙した。この辺りはだいたいどの宗教でも同じ。
神に採集を禁じられていた知恵の実を食べたために、アダムとエバは全裸であることに気付き、衣類をまとう。人類の創造主に対する最初の罪。原罪。
これは傲慢な創造主に対する、知識欲と冒険心のある人類の抵抗。しかし、それ以来人類は寿命を区切られ、労働と産みの苦しみをしこたま味わうことになったという神話。
ものみの塔の教理ではこのアダムとエバの原罪以来、サタンは、他のみ使いや歴代の聖人、予言者から一般人、キリスト本人に至るまで誘惑を試みていることになっている。
その誘惑に負けた天使(み使い)が悪霊として地上を彷徨っているというのがものみの塔の主張。
サタン一派がものみの塔の教えに背くように、人類を誘惑し騙そうとしている。悪霊が現在でも、この不毛な活動を地道に続けているという設定。
最も美しく優秀と言われたルシファーがそんなことするか?暇かと。この点をさらに掘り下げる。
エホバの証人が恐れるサタンの目的と手段の不一致
“ものみの塔協会が存在を主張する悪魔サタンがいない根拠” の続きを読む