『エビのしっぽ』
エホバの証人2世のブログ本という程度の前提知識で読み始めた本。AmazonのKindle Unlimitedだと無料だったので。
タイトル『エビのしっぽ』からして、柔らかい雑記集なものかと思いきや、ゴリゴリの論考集。そして長い。読みごたえは抜群。電子書籍で読んだので、本の厚さは不明なのだが、そこそこの厚さはあるはず。
著者は、エホバの証人を「洗脳」とか「マインド・コントロール」と安易にくくることに否定的で、エホバの証人をシステムとして相対的に捉えることが必要だと何度も説いている。
私みたいに、私怨でものみの塔討伐運動をしている人間からすると、ものみの塔を「相対的」に見ることなどできない。ものみの塔は私にとって「絶対悪」であり憎むべきモノ。完全悪。この世に存在してはいけないモノ。
前半を読み進めている間、著者のものみの塔に対する冷静さが私と相容れないと感じる点が多々。著者がものみの塔=マインド・コントロール否定派である点にも向かい風を感じつつ、なんだかなと読み進める。
著者の他人事感がぬぐえない。私の私怨、恨みのエネルギーに対して違和感多。
ニューヨークまで行っちゃった・・・
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